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大矢野原演習場

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

大矢野原演習場(おおやのはらえんしゅうじょう)は、熊本県上益城郡山都町に所在する陸上自衛隊演習場。陸上自衛隊北熊本駐屯地が管理する。

概要

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大矢野原演習場周辺の空中写真。2013年8月17日撮影の14枚を合成作成。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成。

大矢野原演習場は、第8師団長が統制する西部方面隊管内の演習場で、規模としては中演習場に区分され、日出生台演習場に次いで2番目に大きく東京ドーム約350個分の広さがある。中隊規模の訓練が可能で、主に第8師団の隷下部隊や幹部候補生学校等の部隊が使用する。

阿蘇山南外輪山の麓にあり、標高約400mの高台に所在し、北熊本駐屯地より約40km(約90分)、健軍駐屯地から約30kmの位置にある。気温は熊本市内と比べ平均4~6℃ほど低く、主要道路は、国道445号(熊本市内から御船経由)と熊本空港・西原村方面から進入できる。

沿革

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  • 1883年(明治16年):旧陸軍の演習場として使用。
  • 戦後:駐留米軍が使用

陸上自衛隊大矢野原演習場

  • 1957年(昭和32年):返還以降は陸上自衛隊の演習場として使用。
  • 1995年(平成07年):演習場内に、屋外の基本射撃場が整備。

訓練施設

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演習場は、基本射場、潜入射場、無反動砲射場、ロケット射場、縮尺射場、対戦車火器射場等の各種射場があり、各射場で実弾射撃訓練、手榴弾投擲訓練、化学火工品を使用した訓練、ヘリ訓練及び日米共同訓練等の各種訓練が行われる。