第5方面軍 (日本軍)
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第5方面軍 | |
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創設 | 1944年(昭和19年)3月16日 |
廃止 | 1945年(昭和20年) |
所属政体 | 大日本帝国 |
所属組織 | 大日本帝国陸軍 |
部隊編制単位 | 方面軍 |
所在地 | 日本本土 |
通称号/略称 | 達 |
最終上級単位 | 大本営 |
担当地域 | 北海道・南樺太・千島列島 |
最終位置 | 北海道 札幌 |
戦歴 |
第二次世界大戦 (ソ連対日参戦) |
第5方面軍(だいごほうめんぐん)は、大日本帝国陸軍の方面軍の一つ。
沿革
[編集]1944年(昭和19年)3月19日に編制された。北方軍を改編したもので、北海道・南樺太・千島列島を作戦地域とした。当初第27軍を指揮下においていたが、同軍は後に廃止された。1945年(昭和20年)2月以降、第5方面軍司令官・参謀長は北部軍管区司令官・参謀長を兼任した。
第5方面軍概要
[編集]第5方面軍の人事
[編集]歴代司令官
[編集]- 樋口季一郎 中将:1944年3月16日 -
歴代参謀長
[編集]最終司令部構成
[編集]- 司令官:樋口季一郎中将
- 参謀長:萩三郎中将
- 高級副官:沢畑養一郎中佐
- 兵務部長:東海林俊成少将
- 兵器部長:吉川喜芳少将
- 経理部長:矢代藤一主計中将
- 軍医部長:植林昌四郎軍医少将
- 獣医部長:並河才三獣医大佐
- 法務部長:大久保省三法務大佐
最終所属部隊
[編集]- 第7師団
- 第42師団
- 第88師団
- 第89師団
- 第91師団
- 第1飛行師団
- 独立混成第101旅団:桂朝彦少将
- 独立混成第129旅団:仁保進少将[1]
- 宗谷要塞司令部:芳村覚司少将
- 宗谷要塞重砲兵連隊:平野恒三郎中佐
- 第3要塞歩兵隊:浅田一郎大尉
- 第4要塞歩兵隊
- 独立歩兵第649大隊:端健之助大尉
- 独立野砲兵第37大隊
- 宗谷陸軍病院
- 津軽要塞司令部:苫米地四楼少将
- 津軽要塞重砲兵連隊:宮沢文雄大佐
- 第1要塞歩兵隊:小堀鍵治大尉
- 第2要塞歩兵隊:原憲一中尉
- 独立歩兵第285大隊:松崎重二大尉
- 独立歩兵第290大隊:浦喜之衛見大尉
- 独立野砲兵第36大隊
- 独立高射砲第31大隊:堀口喜平少佐
- 特設警備第356大隊:越前屋好一中尉
- 根室防衛隊
- 独立歩兵第460大隊
- 根室陸軍病院
- 室蘭防衛隊:堀毛一麿少将
- 第8独立警備隊:大山柏少佐
- 高射砲第141連隊:武久太郎中佐
- 独立高射砲第32大隊:中田勝實少佐
- 特設警備第355大隊:森芳夫中尉
- 函館陸軍病院:宮城俊夫軍医少佐
- 野戦部隊
- 独立混成第41連隊:上田美憲大佐
- 戦車第22連隊:平忠正少佐
- 独立戦車第31大隊:大浦正夫少佐
- 独立速射砲第33大隊
- 防空部隊
- 第5高射砲隊
- 高射砲第24連隊:前田二男中佐
- 独立高射砲第67大隊
- 独立高射砲第68大隊
- 海上輸送部隊
- 海上輸送第21大隊
- 海上輸送第29大隊
- 通信部隊
- 電信第25連隊:伊藤兵吾少佐
- 第5方面軍固定通信隊:荻原信好少佐
- 第5方面軍航空情報隊:水野健作少佐
- 陸軍病院
- 札幌陸軍病院:長谷川忠三軍医大佐
- 上敷香陸軍病院:菅田瀇軍医中佐
- 其他直轄部隊
- 第5方面軍情報部:阪田敏則中佐
- 第5方面軍特種情報部:太田軍蔵大佐
- 第5方面軍特種情報部樺太支部:蟹江元少佐
- 第5方面軍教育隊:加納栄造大佐
- 第5方面軍臨時軍法会議
- 函館俘虜収容所:畠山利雄大佐
脚注
[編集]- ^ 『陸海軍将官人事総覧 陸軍篇』326頁。
参考文献
[編集]- 外山操編『陸海軍将官人事総覧 陸軍篇』芙蓉書房出版、1981年。