算数・数学思考力検定
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算数・数学思考力検定(さんすうすうがくしこうりょくけんてい)とは、好学出版が主催する算数・数学の能力検定試験。「算数オリンピック」との共同開発によって「iML国際算数・数学思考力検定」として発足し、現在に至る。「算数・数学の基礎的能力と算数・数学的思考力」の養成を目的としている。
検定の概要
[編集]各級の設定は以下の通りであるが、現在は3級 - 10級の受検のみとなっている。 また、以下の受検級は目安であり、該当学年に関係なく受験できる。 なお、同時に2つの級を受検することも可能(ダブル受検)。 2012年度は、準2級から1級までの上位級の検定は実施しない。
- 10級 - 小学1年生~2年生程度
- 範囲:数の構成の基礎、加減乗法、長さなどの量の基礎、平面図形の基礎
- 検定する思考力:
- いくつかの簡単な情報の中から必要な情報を選び出す力
- 試行錯誤しながら考える力
- 平面の図形を捉える力
- 9級 - 小学3年生程度
- 範囲:四則計算、大小・長さ・かさ・重さ・時間などの基本、整数の基本、平面図形・立体図形の基本、表やグラフの基本、数的推理など
- 検定する思考力:
- いくつかの簡単な情報の中から必要な情報を選び適用する力
- 試行錯誤しながら、ねばり強く考える力
- 平面における位置関係を把握する力
- 8級 - 小学4年生程度
- 範囲:整数、小数・分数の基本、面積・角・円の基本と理解、平面図形の基本と理解、数的推理など
- 検定する思考力:
- 与えられたいくつかの条件を適用する力
- いくつかの観点で整理された情報の一部から、他の情報を導く力
- 図や表を用いて情報を整理する力(問題場面を図示し、問題の構造を把握する力)
- 平面における移動や回転を想像する力
- 7級 - 小学5年生程度
- 6級 - 小学6年生程度
- 5級 - 中学1年生程度
- 4級 - 中学2年生程度
- 3級 - 中学3年生程度
- 準2級 - 高校1年生程度
- 2級 - 高校2年生程度
- 準1級 - 高校3年生程度
- 1級 - 大学生・一般程度
合格基準
[編集]- 1級 - 準2級:全問題の60%程度
- 3級 - 10級: 全問題の65%程度