コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

米澤正

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
よねざわ せい
米澤 正
生誕 1975年8月
居住 日本の旗 日本
研究分野 薬学
研究機関 国立国際医療センター
岩手医科大学
静岡県立大学
出身校 静岡県立大学薬学部卒業
静岡県立大学大学院
薬学研究科博士課程修了
主な業績 疾患の診断・治療への
応用を目指した
ナノDDSの研究
腎臓がんにおける
脂質代謝の研究
プロジェクト:人物伝
テンプレートを表示

米澤 正(よねざわ せい、1975年8月 - )は、日本薬学者薬物送達学脂質生化学)。学位は、博士(薬学)静岡県立大学2007年)。静岡県立大学薬学部講師・大学院薬学研究院講師。

国立国際医療センター研究所臨床薬理研究部流動研究員、岩手医科大学薬学部助手、岩手医科大学薬学部助教などを歴任。

概要

[編集]

専門は、薬物送達学脂質生化学[1]ドラッグデリバリーシステムによる疾患診断を研究[2]国立国際医療センター[3][† 1]岩手医科大学[3]、静岡県立大学[3]に勤務した。

来歴

[編集]

生い立ち

[編集]

1975年昭和50年)8月生まれ[4]静岡県立大学に進学[5][† 2]薬学部製薬学科にて学び[5]2002年(平成14年)3月、同大学卒業[5]にともない、学士の学位を取得。そのまま静岡県立大学大学院に進学[5]薬学研究科にて学んだ[5][† 3]。大学院在学中に博士論文「Development of novel chemotherapy for pancreatic cancer—usefulness of antineovascular therapy against a hypovascular tumor」[6] を執筆、2007年(平成19年)3月、静岡県立大学大学院博士課程修了[5]にともない、3月23日付で博士(薬学)の学位を取得[6][7]

薬学者として

[編集]

大学院修了後、2007年(平成19年)4月に厚生労働省施設等機関である国立国際医療センターに採用され[3]、研究所の臨床薬理研究部にて流動研究員を務めた[3]

2008年(平成20年)4月、岩手医科大学薬学部助手に就任[3]。なお、2009年(平成21年)4月、職位が薬学部助教になった[3]

2019年(平成31年)1月、母校・静岡県立大学に転じ[3]、薬学部講師に就任[3]、主として薬学科の講義を担当[4]、医薬生命化学分野を受け持った[4]。同時に、静岡県立大学大学院薬学研究院講師を兼務、主として薬食生命科学総合学府の講義を担当、医薬生命化学教室を受け持った[4]

研究

[編集]

専門は薬学薬物送達学脂質生化学を研究する[1]。具体的には、ナノドラッグデリバリーシステムを研究[2]、疾患の診断や治療への応用を図った[2]。また、腎臓悪性新生物に着目[2]、その脂質の代謝も研究した[2]。さらに、核内受容体リガンドによる疾患の治療も研究した[2]

これまでの業績が評価され、2003年(平成15年)、放出制御学会に参加する旅費が助成された[8]

日本薬学会[9]、脂質生化学会[9]などに所属。

略歴

[編集]

著作

[編集]

寄稿、分担執筆、等

[編集]
  • Sei Yonezawa, Tomohiro Asai and Naoto Oku, "Dorsal Air Sac Model", Angiogenesis Assays -- A Critical Appraisal of Current Techniques, Carolyn A. Staton, Claire Lewis and Roy Bicknell (ed.), John Wiley & Sons, 2006. ISBN 9780470016008

脚注

[編集]

註釈

[編集]
  1. ^ 国立国際医療センターは、2010年独立行政法人国立国際医療研究センターに改組された。
  2. ^ 静岡県立大学は、2007年に静岡県から静岡県公立大学法人に移管された。
  3. ^ 静岡県立大学大学院薬学研究科は、生活健康科学研究科と統合され、2012年薬学研究院食品栄養環境科学研究院薬食生命科学総合学府に再編された。

出典

[編集]

関連人物

[編集]

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]