紅河ハニ族イ族自治州
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中華人民共和国 雲南省 紅河哈尼族彝族自治州 | |
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紅河ハニ棚田 | |
紅河州の位置 | |
中心座標 北緯23度22分 東経103度09分 / 北緯23.367度 東経103.150度 | |
簡体字 | 红河 |
繁体字 | 紅河 |
拼音 | Hónghé |
カタカナ転写 | ホンホー |
国家 | 中華人民共和国 |
省 | 雲南 |
行政級別 | 自治州 |
建置 | 1957年 |
面積 | |
総面積 | 32.929 km² |
人口 | |
総人口(2000) | 413 万人 |
人口密度 | 125.44 人/km² |
経済 | |
電話番号 | 873 |
ナンバープレート | 雲G |
行政区画代碼 | 532500 |
公式ウェブサイト: http://www.hh.gov.cn/ |
紅河ハニ族イ族自治州(こうが-ハニぞく-イぞく-じちしゅう)は中華人民共和国雲南省に位置する自治州。自治州政府は蒙自市に所在する。
地理
[編集]雲南省東南部に位置し、南はベトナム、東は文山チワン族ミャオ族自治州、西は普洱市、北は曲靖市などと接する。州内を紅河(ソンコイ川)が東南に流れる。ハニ族、イ族の集住地であり、イスラムの回族も多い。
行政
[編集]自治州は1957年11月18日に成立した。4県級市・6県・3自治県を管轄する。
- 蒙自市 - 面積2228平方キロメートル、人口32万。(自治州人民政府所在地)
- 箇旧市 - 面積1597平方キロメートル、人口39万。
- 開遠市 - 面積2009平方キロメートル、人口26万。
- 弥勒市 - 面積4004平方キロメートル、人口49万。県人民政府は弥陽鎮に駐在。
- 建水県 - 面積3940平方キロメートル、人口49万。県人民政府は臨安鎮に駐在。
- 石屏県 - 面積3090平方キロメートル、人口29万。県人民政府は異龍鎮に駐在。
- 瀘西県 - 面積1674平方キロメートル、人口37万。県人民政府は中枢鎮に駐在。
- 元陽県 - 面積2292平方キロメートル、人口37万。県人民政府は南沙鎮に駐在。
- 紅河県 - 面積2034平方キロメートル、人口27万。県人民政府は迤薩鎮に駐在。
- 緑春県 - 面積3167平方キロメートル、人口20万。県人民政府は大興鎮に駐在。
- 金平ミャオ族ヤオ族タイ族自治県 - 面積3677平方キロメートル、人口31万。自治県人民政府は金河鎮に駐在。
- 河口ヤオ族自治県 - 面積1313平方キロメートル、人口8万。自治県人民政府は河口鎮に駐在。
- 屏辺ミャオ族自治県 - 面積1905平方キロメートル、人口15万。自治県人民政府は玉屏鎮に駐在。
紅河ハニ族イ族自治州の地図 |
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年表
[編集]蒙自専区
[編集]- 1949年10月1日 - 中華人民共和国雲南省蒙自専区が成立。蒙自県・箇旧県・開遠県・建水県・曲渓県・石屏県・金平県・屏辺県・元江県・竜武県・河口対汛督弁区が発足。(10県1対汛督弁区)
- 1950年1月27日 (12県1対汛督弁区)
- 1950年5月31日 - 河口対汛督弁区が市制施行し、河口市となる。(1市12県)
- 1951年1月10日 (1市10県1自治区)
- 箇旧県・蒙自県の各一部が合併し、地級市の箇旧市となる。
- 箇旧県の残部が蒙自県に編入。
- 紅河県が自治区に移行し、紅河県アイニ族自治区となる。
- 1951年3月24日 - 新民県が元陽県に改称。(1市10県1自治区)
- 1951年12月8日 - 竜武県が設治区に移行し、竜武設治区となる。(1市9県1自治区1設治区)
- 1952年11月21日 - 竜武設治区が県制施行し、竜武県となる。(1市10県1自治区)
- 1953年11月28日 - 元陽県・金平県・紅河県アイニ族自治区が紅河ハニ族自治区に編入。(1市8県)
- 1954年6月12日 - 宜良専区弥勒イ族自治区を編入。(1市8県1自治区)
- 1954年7月20日 - 元江県が玉渓専区に編入。(1市7県1自治区)
- 1955年1月3日 (8県1自治県)
- 1957年9月6日 - 蒙自県・開遠県・建水県・石屏県・屏辺県・竜武県・曲渓県・河口県・弥勒イ族自治県が紅河ハニ族イ族自治州に編入。
箇旧市
[編集]- 1951年1月10日 - 蒙自専区箇旧県・蒙自県の各一部が合併し、箇旧市が発足。(1市)
- 1958年9月16日 - 箇旧市が紅河ハニ族イ族自治州に編入。
紅河ハニ族自治区
[編集]- 1953年11月28日 - 蒙自専区元陽県・金平県・紅河県アイニ族自治区を編入。紅河ハニ族自治区が成立。(3県)
- 紅河県アイニ族自治区が県制施行し、紅河県となる。
- 1956年5月29日 - 紅河県・元陽県の各一部が思茅専区墨江県の一部と合併し、六村弁事処が発足。(3県1弁事処)
- 1957年9月6日 - 紅河県・金平県・元陽県・六村弁事処が紅河ハニ族イ族自治州に編入。
紅河ハニ族イ族自治州
[編集]- 1957年9月6日 - 紅河ハニ族自治区(3県1弁事処)・蒙自専区(8県1自治県)が合併し、紅河ハニ族イ族自治州が発足。(12県1弁事処)
- 弥勒イ族自治県が県に移行し、弥勒県となる。
- 1958年5月29日 - 六村弁事処および金平県・元陽県の各一部が合併し、緑春県が発足。(13県)
- 1958年9月16日 - 箇旧市を編入。箇旧市が県級市に降格。(1市13県)
- 1958年9月24日 (1市11県2自治県)
- 1958年10月20日 (1市9県2自治県)
- 蒙自県および開遠県の一部が箇旧市に編入。
- 開遠県の残部が文山チワン族ミャオ族自治州文山県に編入。
- 1960年2月16日 - 河口ヤオ族自治県・屏辺ミャオ族自治県が合併し、河口ヤオ族ミャオ族自治県が発足。(1市9県1自治県)
- 1960年9月13日 (1市7県1自治県)
- 曲靖専区瀘西県が弥勒県に編入。
- 竜武県が石屏県に編入。
- 曲渓県が建水県に編入。
- 文山チワン族ミャオ族自治州文山県の一部が箇旧市に編入。
- 1961年2月14日 - 箇旧市の一部が分立し、開遠県・蒙自県が発足。(1市9県1自治県)
- 1962年3月2日 - 河口ヤオ族ミャオ族自治県が分割され、河口ヤオ族自治県・屏辺ミャオ族自治県が発足。(1市9県2自治県)
- 1962年3月27日 - 弥勒県の一部が分立し、瀘西県が発足。(1市10県2自治県)
- 1981年1月18日 - 開遠県が市制施行し、開遠市となる。(2市9県2自治県)
- 1984年12月5日 - 紅河県の一部が玉渓地区元江ハニ族イ族タイ族自治県に編入。(2市9県2自治県)
- 1985年6月11日 - 金平県が自治県に移行し、金平ミャオ族ヤオ族タイ族自治県となる。(2市8県3自治県)
- 2010年9月10日 - 蒙自県が市制施行し、蒙自市となる。(3市7県3自治県)
- 2013年1月24日 - 弥勒県が市制施行し、弥勒市となる。(4市6県3自治県)
交通
[編集]ベトナムのソンコイ川の上流に当たる上、昆明と河口ヤオ族自治県の県政府所在地、河口鎮を結ぶ昆玉河線が州内を通過しており、ベトナムとの交通上、重要な地域である。河口鎮は川を隔ててベトナム北部の町ラオカイと隣接しており、ベトナムとの経済交流が活発に行われている。
鉄道
[編集]道路
[編集]脚注
[編集]外部サイト
[編集]- 自治州公式サイト(中国語)