細川加賀
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細川 加賀(ほそかわ かが、1924年2月11日 - 1989年10月25日)は、東京出身の俳人。本名・輿一郎。東京市(現台東区)生。
小学校卒業と同時に就職、のち商業学校に通う。
1940年、肺結核を発病し、療養中に「鶴」所属の俳人と知り合い同誌に投句。
1953年、石田波郷と会い、上京。楠本憲吉の「なだ万」に勤める。
1980年、『生御霊』で第20回俳人協会賞受賞。
1984年、運輸省を定年退職し「初蝶」を創刊、主宰。
1989年、転倒による脳挫傷で死去。
「鶴」の誌風に従い、病苦や就職難といった境涯を韻文性の高い調べで詠んだが、のちにより平明・柔和な句風に移行していった。句集に『傷痕』(1973年)『生御霊』(1980年)『玉虫』(1989年)『細川加賀全句集』(1993年)など。
参考文献
[編集]- 『現代俳句大事典』 三省堂、2005年
- 冨田拓也 「百句晶晶【42】 春雷といふももいろの音が過ぐ 細川加賀」2012年4月8日