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維新政党・新風

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
維新政党新風から転送)
日本の旗 日本の政治団体
維新政党・新風
英語: Ishin Party Shimpu
代表 魚谷哲央
副代表 黒田秀高
三浦小太郎
川久保勲
成立年月日 1995年平成7年)12月8日
本部所在地
〒604-0934
京都府京都市中京区麩屋町通二条下ル第2ふじビル4階
衆議院議席数
0 / 497   (0%)
(2021年10月30日)
参議院議席数
0 / 125   (0%)
(2022年7月10日)
都道府県議会議員
0 / 2,598   (0%)
党員・党友数
263人
(2022年党費納入者数)
政治的思想・立場 民族派
復古主義
右翼
行動する保守
YP体制打破
反グローバル主義
TPP
中国共産党政権
機関紙 「新風」
政党交付金
0 円
公式サイト 維新政党・新風
テンプレートを表示
維新政党・新風
YouTube
チャンネル
活動期間 2017年 -
登録者数 131人
総再生回数 9622回
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維新政党・新風(いしんせいとう・しんぷう、: Ishin Party Shimpu[1])は、日本政治団体公職選挙法上の略称は「新風」。

議会への進出を目指しており、その第一歩として政党要件の確保を目標に掲げている。1995年12月9日に結成。現代表は魚谷哲央で、京都府京都市[2]に本部を置く[3][4][5]。各級選挙に候補者を擁立したが、2022年現時点では公認候補の当選例はない。

党史

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参議院議員通常選挙における選挙区得票数は、初めて候補者を立てた第18回参議院議員通常選挙では42,904だったが、2013年の第23回参議院議員通常選挙では157,972まで増やした。

2008年1月から2009年11月まで松村久義と代行の板東義宣が代表を務めたのを除くと、結成以来大半の時期の代表を創設者の魚谷哲央が務めている。

2000年代初頭より、在特会をはじめとする行動する保守系の諸団体との交流も積極的に行った時期もあるが、2009年4月11日に行われたカルデロン一家追放デモ後に党本部が「民族差別を許さない」[6] という声明を発表している。2011年鈴木信行が代表に就任してからは行動する保守との交流は再び活発となり、さまざまな活動において相互に強い共闘関係が生じた。

2016年に鈴木信行が党代表を辞任後、機関紙の編集室が京都に移動。その後は再び魚谷哲央を代表とした新体制となる。

政策・綱領

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一、我が党は、君民一体の国体の理念を、議会制政体によって顕現し、道義国家の実現を期す。

一、我が党は、国史の道統に則り、維新の精神をもって、自由で豊かな社会の実現を期す。

一、我が党は、祖国の自主独立の立場を堅持しつつ、国際社会における相互互恵と友好平和に貢献することを期す。 — 維新政党・新風 綱領[7]

党員

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党員数は2003年から2007年まで毎年約100人のペースで増加していたが、2008年は30人増、2009年は31人増に留まり、2010年以降は減少傾向に転じた。2023年時点ではピーク時(2009年・22587人)の1%割程度まで党員数を減らしている、2023年現在は263人[11][12]党員党友になるには日本国民である事が必須とされる。

党役員

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歴代党代表一覧

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代表 就任日 退任日
1 1 魚谷哲央 1995年12月9日 1998年12月31日
2 1999年1月1日 2001年12月31日
3 2002年1月1日 2004年12月31日
4 2005年1月1日 2007年12月31日
2 5 松村久義 2008年1月1日 2008年6月17日
(任期中死去)

板東義宣
(副代表)
2008年6月18日 2009年11月13日
[13][14]
3 魚谷哲央 2009年11月14日 2010年12月31日
4 6 鈴木信行 2011年1月1日 2013年12月31日
7 2014年1月1日 2016年7月15日
5 8 魚谷哲央 2016年11月19日 2019年11月10日
9 2019年11月11日

選挙

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衆議院議員総選挙

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結党以来、衆議院議員総選挙に公認候補を擁立したことはない。

思想的に近く、新風の党友となっている他党の候補者を推薦支持することはある。これまでに推薦・支持した候補として、福井県本部が推薦した若泉征三(元職・民主党→無所属)、大阪府本部が推薦した西村眞悟(元職・連合の会民社党新進党自由党→民主党→無所属改革クラブたちあがれ日本太陽の党日本維新の会→無所属→太陽の党→次世代の党日本のこころを大切にする党)、兵庫県本部が支持した大前繁雄(元職・民社党→無所属→自民党)がいる[15]

上に挙げた議員は新風の党友として党大会に祝電を送り、あるいは来賓として出席している。塩田晋(元衆議院議員・民社党→新進党→自由党→民主党)や滝沢幸助(元衆議院議員・民社党、現新風顧問)も同様に祝電を送った[16]

参議院議員通常選挙

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結党以来、1998年2001年2004年2007年と4回連続で参議院議員通常選挙確認団体として10名の公認候補を擁立した。

これまでのところ、選挙区では2013年第23回参院選東京都選挙区鈴木信行が記録した77,465票(得票率1.4%)が、比例区では2007年の第21回参院選で記録した170,515票(同0.3%)がそれぞれ最高得票記録であり、当選者を出したことはなく、選挙区・比例区ともに供託金を全額没収されている。

基本的に選挙区は地方本部の幹部を、比例区は党本部の幹部をそれぞれ候補者としている。当初は2010年第22回参議院議員通常選挙にも10名の公認候補を擁立するとして候補者の内定まで進めていたが、資金難などの諸事情により同年5月に立候補を取り止めると発表。この選挙に対しては比例区は自主投票、選挙区は各地方本部の判断によって支持する候補者を決めることとした。東京都本部は東京都選挙区から立候補した日本創新党山田宏を支持したが、落選した[17]

2013年の第23回参院選で6年ぶりに国政選挙に参加した。主要公約には「韓国との国交断絶、TPP反対、移民受け入れ反対、核武装実現」を掲げ選挙戦に臨んだ。比例代表には候補を立てず、東京都選挙区・千葉県選挙区神奈川県選挙区の3選挙区のみに候補者を擁立した。選挙の結果全員が落選し、供託金も全額没収された。ただ、東京選挙区の鈴木信行は2007年選挙の得票数の3倍以上の77,465票を獲得した。この結果を党は肯定的に受け止め「善戦した」というコメントを発表した[18]

2016年の第24回参議院議員通常選挙では東京都選挙区のみ立候補。前回より得票数を減らし落選し、供託金を没収された。この結果を受け鈴木は代表を辞任した[19]

2017年に鈴木信行グループ(日本国民党)が韓国闘争をめぐる対立により分裂[20]

2019年第25回参議院議員通常選挙では選挙区・比例区合計10名の公認候補擁立し再び確認団体として参戦する事を目指していたが、公示数週間前に断念、比例区・全選挙区共に自主投票。

2022年第26回参議院議員通常選挙で6年ぶりに国政選挙に参加した。確認団体として、魚谷や針谷大輔統一戦線義勇軍議長)、橋本久美(元豊島区議会議員、公認心理師)など10名の公認候補を擁立した[21]が、当選者は出なかった。

参議院選挙推移

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選挙 当選/候補者 定数 得票数(得票率) 備考
選挙区 比例代表
(結党時) 0/- 252 - -
第18回通常選挙 ●0/10 252 42,904(0.1%) 56,966(0.1%)
第19回通常選挙 ●0/10 247 72,066(0.1%) 59,385(0.1%)
第20回通常選挙 ●0/10 242 117,780(0.2%) 128,478(0.2%)
第21回通常選挙 ●0/10 242 129,222(0.2%) 170,516(0.3%)
第22回通常選挙 0/0 242 - - 支持0/1
第23回通常選挙 ●0/3 242 157,972(0.3%) -
第24回通常選挙 ●0/1 242 42,858(0.08%) -
第25回通常選挙 0/0 245 - - 候補擁立なし
第26回通常選挙 ●0/10 248 204,101(0.38%) 65,107(0.12%)

参議院議員選挙区選挙結果

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選挙年 選挙内容 候補者 得票数 得票率
1998年 第18回参院選北海道選挙区 千代信人 7,249票 0.3%
1998年 第18回参院選埼玉県選挙区 今沢雅一 6,422票 0.2%
1998年 第18回参院選東京都選挙区 松村久義 4,108票 0.0%
1998年 第18回参院選東京都選挙区 高沢美香 3,286票 0.0%
1998年 第18回参院選神奈川県選挙区 橋本稔 8,686票 0.2%
1998年 第18回参院選愛知県選挙区 林田好文 5,076票 0.2%
1998年 第18回参院選大阪府選挙区 中谷隆一 5,720票 0.1%
1998年 第18回参院選岡山県選挙区 中島剛 2,357票 0.3%
2001年 第19回参院選北海道選挙区 千代信人 11,469票 0.5%
2001年 第19回参院選福島県選挙区 熊谷義弘 3,733票 0.4%
2001年 第19回参院選埼玉県選挙区 今沢雅一 5,170票 0.2%
2001年 第19回参院選東京都選挙区 橋本尚稔 10,601票 0.2%
2001年 第19回参院選神奈川県選挙区 三輪武司 14,715票 0.4%
2001年 第19回参院選愛知県選挙区 林田好文 3,905票 0.1%
2001年 第19回参院選大阪府選挙区 中谷隆一 11,780票 0.3%
2001年 第19回参院選山口県選挙区 中島剛 10,693票 1.5%
2004年 第20回参院選北海道選挙区 千代信人 19,020票 0.7%
2004年 第20回参院選東京都選挙区 松村久義 10,479票 0.2%
2004年 第20回参院選神奈川県選挙区 川久保勲 22,275票 0.6%
2004年 第20回参院選愛知県選挙区 林田好文 19,156票 0.7%
2004年 第20回参院選大阪府選挙区 大城戸豊一 13,916票 0.4%
2004年 第20回参院選和歌山県選挙区 関佳哉 5,619票 1.2%
2004年 第20回参院選山口県選挙区 平田誠一郎 8,557票 1.1%
2004年 第20回参院選福岡県選挙区 馬場能久 35,942票 1.7%
2007年 第21回参院選北海道選挙区 千代信人 18,234票 0.6%
2007年 第21回参院選東京都選挙区 鈴木信行 21,548票 0.4%
2007年 第21回参院選神奈川県選挙区 溝口敏盛 21,645票 0.5%
2007年 第21回参院選愛知県選挙区 柘植雅二 13,301票 0.4%
2007年 第21回参院選京都府選挙区 大城戸豊一 5,753票 1.1%
2007年 第21回参院選岡山県選挙区 北川誠 18,758票 0.6%
2007年 第21回参院選福岡県選挙区 石原倫理 25,735票 0.9%
2013年 第23回参院選東京都選挙区 鈴木信行 77,465票 1.4%
2013年 第23回参院選千葉県選挙区 渡辺裕一 39,147票 1.6%
2013年 第23回参院選神奈川県選挙区 溝口敏盛 41,359票 1.1%
2016年 第24回参院選東京都選挙区 鈴木信行 42,858票 0.7%
2022年 第26回参院選東京都選挙区 河野憲二 22,306票 0.4%
2022年 第26回参院選神奈川県選挙区 針谷大輔 19,867票 0.5%
2022年 第26回参院選愛知県選挙区 石川昭彦 40,868票 1.3%
2022年 第26回参院選石川県選挙区 針原崇志 10,188票 2.4%
2022年 第26回参院選京都府選挙区 橋本久美 21,614票 2.1%
2022年 第26回参院選大阪府選挙区 西谷久美 37,088票 1.0%
2022年 第26回参院選兵庫県選挙区 黒田秀高 33,870票 1.5%
2022年 第26回参院選香川県選挙区 鹿島日出喜 2,890票 0.7%
2022年 第26回参院選山口県選挙区 佐々木信夫 15,410票 3.0%

関係団体

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企業

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  • フローラ(広報誌「新風」に広告を掲載している)

脚注

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注釈

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出典

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関連項目

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外部リンク

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