群馬県林業試験場
表示
群馬県林業試験場(ぐんまけんりんぎょうしけんじょう、Gunma Prefecture Foresty Experiment Station)は、群馬県における林業の研究・指導を目的として設置された群馬県立の研究所。本場は群馬県北群馬郡榛東村にあり、併設で野鳥病院(企画・自然環境係所轄)と林木育種場(森林科学係所轄)を併設する。
組織
[編集]組織の長は場長である。
- 企画・自然環境係-野生生物、自然環境(砂防工学など)に関する研究を行い、林業技師・獣医師が常駐する
- 森林科学係-森林・林業に関する研究を行っており、渋川市横堀に林木育種場を併設する
- 木材係-木材に関する研究を行い、木材の材質や加工技術等を担当する
- きのこ係-育種(品種改良)・野生きのこの人工栽培化等、きのこに関する研究を担当する
沿革
[編集]- 1956年(昭和31年):林業指導所(甘楽郡妙義町大桁県有林内)を林業試験場と改称
- 1959年(昭和34年):高崎市乗附町に移転(育種経営課、林産加工課、庶務課)
- 1969年(昭和44年):厚生省心身障害者コロニー建設により、現在地に移転。林業研修所を併設
- 1972年(昭和47年):育種経営課を造林課と環境課に分割、林産加工課を特産課に改称
- 1976年(昭和51年):傷害鳥救護施設・野鳥病院が完成
- 1977年(昭和52年):林木育種場(子持村内 昭和45年4月開設)を付置機関として編入
- 1979年(昭和54年):特産課をきのこ研究室に改称
- 1980年(昭和55年):林業研修所が「憩いの森」(伊香保町内)に移転。資源利用課を新設
- 1981年(昭和56年):林業研修所を森林学習センターに改称
- 1995年(平成7年):機構改革により、普及部門を編入し、3部4課制に改編、課名変更。同年7月、きのこ総合実験棟完成
- 1998年(平成10年):木材加工技術センター完成
- 2003年(平成15年):部課制を廃止してグループ制を導入、3グループ制に改編。普及部及び森林学習センターが別組織へ移行。
- 2007年(平成19年):林木育種場を付置機関から林業試験場附属施設へ編入。
- 2010年(平成22年):グループ制を従来の部課制に変更
野鳥病院
[編集]- 年間収容数約350~400羽。県内各地で保護された野鳥が収容されている。