聖アンドリーイ教会
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聖アンドリーイ教会(せいアンドリーイきょうかい、ウクライナ語:Андріївська церква)は、ウクライナの首都キーウにある教会。ウクライナ独立正教会に属する。
概要
[編集]聖アンドリーイ教会は、1747年から1754年までの間に、イタリア人の建築家バルトロメオ・ラストレッリによって建立された。教会の名称は、伝説上でウクライナの地において初めてキリスト教を伝来したとされる使徒アンドリーイにちなんでいる。
教会は、ドニプロ川右岸、キーウ丘陵に属するアンドリーイ坂の頂点に位置し、キエフ大公国時代の「ヴォロディーメル聖公の町」が存在した地区の西端に建っている。教会の高さは46m(土台を含めて60m)。外部はバロック様式であるが、内部はロココ様式である。
1932年にソ連政権によって閉鎖され、1939年に無神論博物館として開館された。1941年にドイツ政権の下で教会の格が戻された、20年後に再びソ連によって閉鎖された。1968年以後、「ソフィア大聖堂博物館」の支館となった。ウクライナの独立後、ウクライナ独立正教会によって奉神礼のために使用されたが、2008年にユーシュテンコ大統領の命により公式にソフィア大聖堂博物館からウクライナ独立正教会へ譲渡された。
画廊
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中央ドーム
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講壇
参考文献
[編集]- 『ポーランド・ウクライナ・バルト史 』/ 伊東孝之,井内敏夫,中井和夫. 山川出版社, 1998.12. (新版世界各国史 ; 20)