能勢之彦
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能勢 之彦(のせ ゆきひこ、1932年5月7日[1] - 2011年10月13日)は、日本の医師および医学者、医学博士。ベイラー医科大学元教授。グレーター・ヒューストン日本人会元会長。
来歴
[編集]- 北海道生まれ。少年期を岩見沢市で過ごす。
- 1957年、北海道大学医学部卒業。
- 1962年、北海道大学大学院医学研究科博士課程修了。
- 同年 渡米し、マイモネデスメディカルセンター外科学研究生。
- 1964年、アメリカ最大法人病院 クリーブランド・クリニック人工臓器部門特別研究生。
- 1968年、クリーブランド・クリニック部長。
- 1972年、クリーブランド・クリニック人工臓器部門研究所長。
- 1985年、国際人工臓器学会会長。
- 1987年、名誉所長。
- 1989年、ベイラー医科大学教授。
- 2004年、瑞宝中綬章を授与される[2]。
- 2007年、グレーター・ヒューストン日本人会会長。
- この他、国際人工臓器学会理事長・国際人工臓器移植センター長・アメリカ国立衛生研究所(NIH)顧問・アメリカ人工臓器学会理事なども歴任した。
- 2011年10月13日、テキサス州ヒューストン市内の病院で死去。79歳没[3]。
研究分野
[編集]家族
[編集]弟は、元岩見沢市市長で自治省官僚だった能勢邦之、元北海道大学教授で刑事訴訟法学者の能勢弘之。なお、岩見沢市長選で落選をした能勢邦之にアメリカ・ベイラー大学の教授職を紹介したという。
受賞歴
[編集]- アメリカ生体材料学会クレムソン賞
- 国際人工臓器学会クリーブランド賞
- マイモネデスメディカルセンター特別教育賞
- ギボン賞
- アメリカ血液学会特別賞
- 瑞宝中綬章
脚注
[編集]- ^ 『現代物故者事典2009~2011』(日外アソシエーツ、2012年)p.472
- ^ “平成16年春の叙勲 瑞宝中綬章受章者” (PDF). 内閣府. p. 14 (2004年4月29日). 2004年7月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年4月25日閲覧。
- ^ “訃報:能勢之彦さん79歳=人工臓器の世界的権威”. 毎日新聞. (2011年10月15日) 2011年10月15日閲覧。
参考文献
[編集]- 新訂現在日本人名録2002 3巻(日外アソシエーツ編、紀伊国屋書店、2002年)
- 瑞宝章叙勲記念 能勢之彦教授業績集(能勢之彦教授瑞宝章叙勲祝賀会事務局 編/発行、ISBN 4-938133-25-3 C0076)