能村研三
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能村 研三(のむら けんぞう、1949年12月17日 - )は、日本の俳人。千葉県出身。代表句に「青林檎置いて卓布の騎士隠る」(『騎士』所収)など。公益社団法人俳人協会理事長、俳句ユネスコ無形文化遺産登録推進協議会会長、国際俳句協会副会長(文化財担当)、千葉俳句作家協会会長、朝日新聞千葉版俳壇選者、読売新聞千葉県版俳壇選者、北國新聞俳壇選者などを務める[1]。
経歴
[編集]能村登四郎の三男として市川市に生まれる[1](兄二人は研三の出生以前に死没)。東洋大学を卒業後、市川市役所に勤務[1]。
1971年、父の登四郎の主宰する「沖」に入会[1]。福永耕二から手ほどきを受け[1]、能村登四郎、林翔に師事。1976年、「沖」同人。1993年、『鷹の木』により第16回俳人協会新人賞を受賞[1]。2001年、登四郎の死後、「沖」主宰を継承[1]。2016年、随筆集『飛鷹抄』により日本詩歌句協会評論大賞を受賞。
句集
[編集]- 『騎士』 鳰書房、1983年
- 『海神』 牧羊社、1985年
- 『鷹の木』 富士見書房、1992年
- 『磁気』 角川書店、1997年
- 『滑翔』 ふらんす堂、2004年
- 『肩の稜線』 本阿弥書店、2010年
- 『催花の雷』 KADOKAWA、2015年
出典
[編集]参考文献
[編集]- 坂口昌弘著『平成俳句の好敵手』文學の森
- 『現代俳句大事典』 三省堂、2005年