臼杵勲
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人物情報 | |
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生誕 |
1959年(64 - 65歳) 日本 北海道札幌市 |
出身校 |
明治大学 筑波大学 |
学問 | |
研究分野 | 考古学(北東アジア) |
研究機関 |
奈良国立文化財研究所 札幌学院大学 |
学位 | 歴史学博士 |
学会 | 日本考古学会 |
臼杵 勲(うすき いさお、1959年 - )は、日本の歴史学者、考古学者。札幌学院大学人文学部人間科学科教授。日本における北東アジア中世遺跡の考古学的研究の第一人者。
経歴
[編集]1959年、北海道札幌市で生まれた[1]。明治大学文学部を卒業し、筑波大学大学院歴史人類学研究科に進学した。
1992年より奈良国立文化財研究所研究員として勤務。2000年より文化庁記念物課文化財調査官。退官後、2003年より札幌学院大学人文学部に移り、助教授を経て教授昇格[2]。2002年3月、学位論文『東北アジアの古代社会:極東の鉄器時代』を国学院大学に提出して歴史学博士の学位を取得した[3]。
研究領域・業績
[編集]主に東アジア・北東アジアの歴史文化を研究テーマとしている。近年は、ロシア沿海地方の金朝・東夏城郭調査、モンゴル・契丹城郭調査など現地で発掘調査を多く実施している。
著作
[編集]- 著書
- 共編著
- 『北方世界の交流と変容 中世の北東アジアと日本列島』天野哲也・菊池俊彦共編 山川出版社 2006
- 『草原の王朝・契丹国〈遼朝〉の遺跡と文物 内蒙古自治区赤峰市域の契丹遺跡・文物の調査概要報告書2004~2005』(契丹国(遼朝)の総合的研究) 前川要と共監修、武田和哉・高橋学而・澤本光弘・藤原崇人執筆、武田和哉編 勉成社 2006
- 『中世東アジアの周縁世界』天野哲也・池田榮史共編 同成社 2009
- 『金・女真の歴史とユーラシア東方』(アジア遊学233) 古松崇志・藤原崇人・武田和哉共編 勉誠社 2019
- 論文
- CiNii(臼杵勲論文)
- 「北東アジアから見た日本の中世城郭」『ふる里なんぶ』14, 2020年, 1-8頁doi.
- 「チャシコツ岬上遺跡と神功開寶」『日本考古学』55, 日本考古学協会, 2022年, 25-36頁.
- 「モンゴル国における匈奴とウイグルの城址」『埼玉大学紀要.教養学部』58-1, 2022年, 125-148頁. (共著)
- 「報告5 モンゴル・ロシアにおける匈奴の土城・集落遺跡の発掘と研究」『アジア流域文化研究』14, 2023年, 35-40頁doi.
- 「青銅器時代からウイグル時代の記念建造物と城址」『埼玉大学紀要.教養学部』59-1, 2023年, 75-97頁doi.
- 「匈奴時代囲壁施設の設計:タリン・ゴルヴァン・ヘレムとハルガニン・ドゥルヴルジン」『金大考古』83, 2024年, 130-138頁 doi
- 「モンゴル南部の匈奴時代からウイグル時代の城址」『埼玉大学紀要.教養学部』60-1, 2024年, 51-73頁 doi.
外部リンク
[編集]- 臼杵勲 - researchmap
- 臼杵勲 - J-GLOBAL
- CiNii(臼杵勲著作)
- 臼杵勲 - KAKEN 科学研究費助成事業データベース
- 教員紹介 - 札幌学院大学人文学部
脚注
[編集]- ^ a b 著者紹介 吉川弘文館
- ^ 札幌学院大学ゼミナール紹介
- ^ NAID 500000228633