船木亨
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船木 亨(ふなき とおる、1952年 - )は、日本の哲学者、専修大学教授。専攻はフランス現代哲学、18世紀哲学。
来歴
[編集]東京生まれ。筑波大学附属駒場高等学校卒、1976年東京大学文学部倫理学科卒業。83年同大学院博士課程単位取得退学。1999年「ランド・オブ・フィクション ベンタムにおける功利性と合理性」で東京大学文学博士。熊本大学文学部助教授、2003年専修大学文学部哲学科教授、のちに第3代哲学科長。放送大学客員教授。
著書
[編集]- 『ドゥルーズ』清水書院 Century books 人と思想 1994、新版2016
- 『ランド・オブ・フィクション ベンタムにおける功利性と合理性』木鐸社 1998(博士論文)
- 『メルロ=ポンティ入門』筑摩書房(ちくま新書) 2000
- 『<見ること>の哲学 鏡像と奥行』世界思想社 2001
- 『デジタルメディア時代の《方法序説》 機械と人間とのかかわりについて』ナカニシヤ出版 2005
- 『進化論の5つの謎 いかにして人間になるか』筑摩書房(ちくまプリマー新書) 2008
- 『現代哲学への挑戦』放送大学教育振興会 2011
- 『差異とは何か <分かること>の哲学』世界思想社 2014
- 『現代思想史入門』ちくま新書 2016
- 『いかにして思考するべきか?――言葉と確率の思想史』勁草書房 2017
- 『現代思想講義 人間の終焉と近未来社会のゆくえ』ちくま新書 2018
- 『死の病いと生の哲学』ちくま新書 2020
- 『いかにして個となるべきか? 群衆・身体・倫理』勁草書房 2023
- 『倫理学原論 直感的善悪と学問の憂鬱なすれちがい』ちくま新書 2024
- 共著
- 『近代変革期の倫理思想』(小倉志祥編)以文社 1986
- 『ヘーゲル――社会思想と現代』(城塚登・濱井修編)東京大学出版会 1989
- 『イギリス道徳哲学の諸問題と展開』(日本倫理学会論集)慶應通信 1991
- 『現代の地域と政策』(清正寛・丸山定巳・中村直美編)九州大学出版会 1997
- 『倫理思想事典』(星野勉・三嶋輝夫・関根清三編)山川出版社 1997
- 『言葉が開く哲学の扉』(哲学フォーラム編)青木書店 1998
- 『スタイルの詩学――倫理学と美学の交叉』(山田忠彰・小田部胤久編)ナカニシヤ出版 2000
- 『翼ある言葉――哲学の扉2』(哲学フォーラム編)青木書店 2002
- 『表現の<リミット>』(藤野寛・齋藤純一編)ナカニシヤ出版 2005
- 『生命・情報・機械』(高橋隆雄編)九州大学出版会 2005
- 『現代倫理学事典』(大庭健ほか編)弘文堂 2006
- 『カウンセリング心理学事典』(國分康孝編)誠信書房 2008
- Merleau-Ponty and Buddhism, edited by Jin Y. Park and Gereon Kopf, Lexington Books. 2009
- 『医療の本質と変容――伝統医療と先端医療のはざまで』(高橋隆雄編)九州大学出版会 2011
- 『哲学中辞典』(尾関周二ほか編)知泉書院 2016
- 『死の病いと生の哲学』ちくま新書 2020
翻訳
[編集]- ナイジェル・ウォーバートン『入門哲学の名著』監訳 ナカニシヤ出版 2004
- P・L・M・ド・モーペルチュイ著「自然の体系」『生田哲学第12号』専修大学哲学会編 平成23年8月10日 全120頁 pp.39~67 2011