若松市 (曖昧さ回避)
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若松市(わかまつし)は、日本にあった市の名称。福島県と福岡県にあった。1914年4月1日に福岡県若松市が市制施行してから1955年1月1日に福島県若松市が会津若松市に改名するまで、双方とも同一の名称のままであった。この間、電信・電話・郵便で両市を混同することが多く、郵便物の誤配があった[1]。このことから、1970年3月12日に自治省が「新たに市となる普通地方公共団体の名称は、既存の市の名称と同一となり、又は類似することとならないよう十分配慮すること」(自治振興策第32条自治事務次官通知)という通達を出した。
- 若松市 (福島県) - 1899年4月1日に北会津郡若松町が市制施行して誕生。1955年1月1日に北会津郡7村を編入し、会津若松市に改名した。
- 若松市 (福岡県) - 1914年4月1日に遠賀郡若松町が市制施行して誕生。1963年2月10日に門司市・小倉市・戸畑市・八幡市と合併し北九州市の一部となった後、同年4月1日に北九州市が政令指定都市に移行したことに伴い旧市域が若松区となった。同じく北九州市の一部である旧八幡市(現八幡西区および八幡東区)と同名の八幡市(読みはやわたし)が京都府に現在存在しているがこちらは1977年に市制施行した市で福岡県八幡市とは同時期に存在していない。
なお現在、同一名称の市が2つ存在する例として、府中市および伊達市が挙げられる。同一名称の市区町村一覧も参照。