茂庭バイパス
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茂庭バイパス(もにわバイパス)は、福島県福島市飯坂町茂庭にある国道399号のバイパス道路である。
概要
[編集]- 起点 - 福島市飯坂町茂庭字軽井沢
- 終点 - 福島市飯坂町茂庭字白小岩
- 全長 - 12.1 km
国土交通省による摺上川ダム建設事業に伴う水没地域の道路付替工事と連携し、茂庭地区の幅員狭小区間の解消を図るために事業化された。起点から飯坂町茂庭字下ノ平までの5.8 kmの区間が先行開通し、残りのカラブ沢橋などを含む6.275 kmが2004年2月13日に開通し、全線が供用された[1][2]。全線片側1車線で歩道が整備されている。当バイパス北端は当国道有数の悪路区間である鳩峰峠の入口にあたるため、終点付近には峠の通行が禁じられている大型車のための車両転回場が設けられている。
道路施設
[編集]橋梁
[編集]- 軽井沢橋
- 全長 - 117.5 m
- 幅員 - 11.5 m
- 竣工 - 1994年
- 滑滝橋
- 新布入川橋(茂庭1号橋)
- 全長 - 19.9 m
- 幅員 - 6.5(13.0) m
- 形式 - 単純PCプレテンT桁橋
- 竣工 - 1996年
- 飯坂町茂庭字黒沢から字樋ノ口に跨り、摺上川支流の布入川を渡る。布入川の砂防護岸の色調に合わせ、高欄が焦茶色に塗装されている[4]。
- 白鳥橋(茂庭2号橋)
- 飯坂町茂庭字中茂庭に位置する。総工費は3億1300万円[5]
- 赤沢弁慶大橋(茂庭3号橋)
- 全長 - 270.0 m
- 幅員 - 14.5 m
- 竣工 - 2001年
- 屶振橋(茂庭5号橋)
- 全長 - 60.0 m
- 幅員 - 12.0 m
- 竣工 - 2004年
- 大枝向橋(茂庭6号橋)
- 全長 - 96.0 m
- 主径間 - 31.02m
- 幅員 - 12.0 m
- 形式 - 3径間PC連結ポステンT桁橋
- 竣工 - 1998年度
- 飯坂町茂庭字屶振山に位置する。総工費は4億1800万円[6]。
- 大深谷橋(茂庭7号橋)
- 全長 - 264.0 m
- 幅員 - 11.5 m
- 竣工 - 2004年
- 小深谷橋(茂庭9号橋)
- 地蔵沢橋(茂庭13号橋)
- 飯坂町茂庭字梨平に位置し、茂庭っ湖に流れ込む地蔵沢を渡る。総工費は9億3300万円[5]
- 稲塚沢橋(茂庭14号橋)
- 茂庭15号橋
- 総工費は3億900万円[5]。
- 背戸ノ沢橋(茂庭16号橋)
- 叶道橋(茂庭17号橋)
- 全長 - 325.0 m
- 幅員 - 11.5 m
- 竣工 - 2004年
- 八方塚橋(茂庭18号橋)
- 全長 - 67.0 m
- 幅員 - 12.0 m
- 竣工 - 2001年
- 奥軽井沢橋(茂庭21号橋)
- 滑沢橋(茂庭22号橋)
- カラブ沢橋
トンネル
[編集]- 大深谷トンネル
- 飯坂町茂庭字下釜に位置する。大深谷沢を渡った直後にて尾根を貫く。建設省の摺上川ダム建設事業により建設された[17]。
- 小深谷トンネル
- 飯坂町茂庭字獅子内に位置する。小深谷沢を渡った直後にて尾根を貫く。国道付替399号2号トンネルとして建設省の摺上川ダム建設事業により1997年度より建設された[17]。
沿線
[編集]- 摺上川
- 滑滝
- 滑滝キャンプ場
- 滑滝
- 旧福島市立茂庭小学校
- 摺上川ダム
脚注
[編集]- ^ 一般国道399号 茂庭バイパス - 国土交通省東北地方整備局
- ^ 福島県の土木行政のあゆみ - 福島県建設技術協会
- ^ 橋梁年鑑 滑滝橋詳細 - 日本橋梁建設協会
- ^ 福島県の橋梁 平成10年度版 - 福島県土木部
- ^ a b c 福島県の橋梁 平成12年度版 (PDF) - 福島県土木部
- ^ 福島県の橋梁 平成12年度版 - 福島県土木部
- ^ BBR工法を用いた国内初の 張出施工の報告 - プレストレストコンクリート工学会
- ^ 橋梁年鑑 13号橋詳細 - 日本橋梁建設協会
- ^ 橋梁年鑑 国道付替399号14号橋詳細 - 日本橋梁建設協会
- ^ 橋梁年鑑 国道付替399号15号橋詳細 - 日本橋梁建設協会
- ^ 橋梁年鑑 背戸ノ沢橋詳細 - 日本橋梁建設協会
- ^ a b 福島県の橋梁 平成15年度版 (PDF) - 福島県土木部
- ^ 福島県の橋梁 平成17年度版 (PDF) - 福島県土木部
- ^ 平成27年度 橋梁点検結果(福島県管理道路) - 福島県土木部
- ^ 平成28年度 橋梁点検結果(福島県管理道路) - 福島県土木部
- ^ a b 現地銘板より
- ^ a b 福島県のトンネル 県北建設事務所 - 福島県土木部