荊の城
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『荊の城』(いばらのしろ、原題:Fingersmith) は、2002年にイギリスで発刊されたサラ・ウォーターズ作のゴシック犯罪小説。2002年度の「エリス・ピーターズ・ヒストリカル・ダガー賞」を受賞している。
2005年にイギリスのBBCにより、同名タイトルでテレビドラマ化された。
ストーリー
[編集]19世紀のヴィクトリア朝のロンドンが舞台。スリの一家の娘として育ったスーザン(スウ)は、「紳士」と呼ばれている詐欺師仲間のリチャードからある計画を持ち寄られる。それは、ロンドンからはるか離れたところに建つブライア城にいるモードという令嬢をだまし、莫大な財産を手に入れようというものだった。計画に乗ったスウは侍女としてモードと生活するようになるが、外界から遮断された環境の中、2人は当然のごとく親しくなってゆく。
受賞
[編集]- 受賞
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- 2002年度「エリス・ピーターズ・ヒストリカル・ダガー賞」
- 2003年第15回「ラムダ賞」ラムダ賞レズビアンフィクション部門
- 最終選考候補
映像化
[編集]テレビドラマ
[編集]荊の城 | |
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Fingersmith | |
監督 | アシュリング・ウォルシュ |
脚本 | ピーター・ランスリー |
原作 | サラ・ウォーターズ |
製作 | ジョージナ・ロウ |
製作総指揮 |
サリー・ヘッド ギャレス・ニーム |
出演者 |
サリー・ホーキンス エレイン・キャシディ チャールズ・ダンス |
音楽 | リチャード・ブラックフォード |
撮影 | サイモン・コソフ |
編集 | ブライアン・オーツ |
公開 | 2005年3月27日 |
上映時間 | 180分 |
製作国 | イギリス |
言語 | 英語 |
2005年にイギリスのBBC製作でドラマ化され、前後編2回にわたって放映された。
キャスト
[編集]- スーザン:サリー・ホーキンス
- モード:エレイン・キャシディ
- リチャード:ルパート・エヴァンス
- リリー:チャールズ・ダンス
- イッブス:デヴィット・トラウトン
- サックスビー夫人:イメルダ・スタウントン
映画
[編集]→詳細は「お嬢さん (2016年の映画)」を参照
2016年にパク・チャヌクにより『お嬢さん』として韓国で映画化された[2]。
脚注
[編集]- ^ “Book awards: Orange Prize for Fiction's "50 Essential Reads by Contemporary Authors"” (英語). LibraryThing. 2016年10月27日閲覧。
- ^ 古賀重樹 (2016年5月17日). “日本統治下の禁断の恋 パク・チャヌクのデカダンス カンヌ映画祭リポート2016(3)”. 日本経済新聞. 2016年12月23日閲覧。