荒川幾男
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荒川 幾男(あらかわ いくお、1926年10月15日 - 2005年1月1日)は、日本の哲学者。東京経済大学名誉教授。専攻は、現代ヨーロッパ・日本近代思想史。
来歴
[編集]神戸市出身。東京大学文学部哲学科卒。平凡社に入社、『世界大百科事典』編集部など。東京経済大学助教授、1969年教授、1988年学長。1998年定年退任、名誉教授。
著書
[編集]- 三木清 哲学と時務の間 (紀伊国屋新書 1968)
- 管理社会 組織のなかで人間はどう生きるか (講談社現代新書 1970)
- 現代日本思想史 5 1930年代-昭和思想史(青木書店 1971)
- 昭和思想史(朝日選書 1989)
共編
[編集]翻訳
[編集]- 意識と社会 ヨーロッパ社会思想史 スチュアート・ヒューズ 生松敬三共訳 みすず書房 1965
- ふさがれた道 失意の時代のフランス社会思想 1930-1960 スチュアート・ヒューズ 生松敬三共訳 みすず書房 1970
- 人種と歴史 クロード・レヴィ=ストロース みすず書房 1970
- 構造人類学 クロード・レヴィ=ストロース みすず書房 1972。共訳
- 亡命の現代史 第4巻 知識人の大移動 2 社会科学者・心理学者、ヒューズ、アドルノほか みすず書房 1973。他3名で共訳(全5巻)
- 形式論理学と弁証法論理学 アンリ・ルフェーブル 中村秀吉共訳 合同出版 1975
- 弁証法的想像力 フランクフルト学派と社会研究所の歴史 1923-1950 マーティン・ジェイ みすず書房 1975
- 大変貌 社会思想の大移動 1930-1965 スチュアート・ヒューズ 生松敬三共訳 みすず書房 1978.11
- 基礎人間学 ロワイヨーモン人間科学研究センター 平凡社 1979.10。共訳
- 弁証法的批評の冒険 マルクス主義と形式 フレドリック・ジェイムスン 共訳 晶文社 1980.10
- 亡命知識人とアメリカ その影響とその経験 ルイス・A.コーザー 岩波書店 1988.12
- 西洋思想大事典 全4巻別巻 フィリップ・P.ウィーナー編 平凡社 1990。訳者の一人
- マルクス主義と全体性 ルカーチからハーバーマスへの概念の冒険 マーティン・ジェイ 国文社 1993.6。共訳
- ハンナ・アーレント伝 エリザベス・ヤング=ブルーエル 晶文社 1999.12。共訳
脚注
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参考文献
[編集]- 荒川幾男教授年譜並びに主要著作「東京経済大学人文自然科学論集」1998-2
学職 | ||
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先代 渡邉渡 |
東京経済大学学長 第7代:1988 - 1992 |
次代 富塚文太郎 |