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荻窪えき

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
おぎくぼ えき
荻窪 えき
本名 宮久保 祐紀(みやくぼ ゆき)
生年月日 5月20日
出生地 日本の旗 日本 東京都
身長 158 cm
血液型 O型
職業 女優
ジャンル 舞台映画脚本CM
活動期間 1999年 -
事務所 X-QUEST(エクスクエスト)
公式サイト 公式サイト
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荻窪 えき(おぎくぼ えき)は、日本女優。本名は宮久保 祐紀(みやくぼ ゆき)。

東京都出身。X-QUEST(エクスクエスト)所属。

経歴

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デビューに至るまで

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東京都で生まれる。3人姉妹の長女。多忙な両親に代わり、祖母と接する機会が多かったことで、古風で伝統を重んじる性格が形作られる。幼少時、叔母に連れていかれたミュージカル、「ピーターパン」、「アニー」に影響を受け、女優業に憧れる一方、小中高と恩師に恵まれたこともあり、教職に就くことも考え始める。厳しい両親の元、女優業への憧れを捨てきれず、「親の同意」を自分で書き、高校時代、初めてオーディションを受ける。大学入学後、教員免許を取得。卒業前に出版社の内定をもらうも、下北沢で見たX-QUEST(エクスクエスト)の舞台(「格闘アクションゲーム FIGHTING CREATURES」)に衝撃を受け、女優業への憧れが再燃。即座にオーディションを受け、1999年、X-QUEST(当時は「1999 QUEST」)の「研究生」となる。

デビュー〜「ハラホロシャングリラ」時代

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1999年、X-QUESTの舞台 「幕野内家の人々 〜第3種接近遭遇〜」でデビューし、4本の舞台に出演するも、研究生生活は1年で終了。2000年、中野俊成劇団ハラホロシャングリラ」のオーディションを受け、合格。正式に所属することとなり、4年間、役者修業に明け暮れる(本人曰く、「楽しい時代」)。その間にも、X-QUEST舞台には客演として出演。2004年、再びオーディションを受け、X-QUESTに復帰。2005年、正式に劇団員として所属となる。

改名

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2005年8月、本名の「宮久保祐紀(みやくぼゆき)」の響きに「荻窪駅(おぎくぼえき)」が似ていることから、「荻窪えき」に改名。本人曰く、「の席での話が、現実になった」。

舞台

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1999年のデビュー以来、18年連続で舞台に出演中。2016年2月現在、計53本の作品に出演(「宮久保祐紀」時代に18本、「荻窪えき」で35本)。所属劇団だけでなく、客演にも毎年のように呼ばれ、結果を出し続けている。女医や政治家から、人魚ダイオウグソクムシカニなど、演じる役のふり幅は大きい。

転機

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2011年3月11日の東日本大震災が一つの転機となる。震災が起こった時間帯、ちょうどその日の夕方の舞台を控えており、高円寺の劇場の地下にある控室で待機していた。そこで、「幕が開くことの奇跡」を改めて感じることとなる。その後は、それまで以上に、一作にかける思いが強くなった。

舞台以外の活動

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転機となった東日本大震災以降、強くなった「一作にかける思い」を胸に、近年は舞台以外にも、映画脚本、ネットTV等、活動の場を広げている。

人物・エピソード

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主な活動履歴

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舞台

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  • 1999年
    • 「宮久保祐紀」名義でデビュー。
    • X-QUEST 『幕野内家の人々 〜第3種接近遭遇〜』(デビュー作)
    • X-QUEST 『Devil Wonderland』
    • X-QUEST 『色彩組曲MAX 〜最終楽章 ペンタゴンの進化論〜』
  • 2000年
    • X-QUEST 『赤と黒。』
    • 劇団『ハラホロシャングリラ』に所属(2000年〜2003年)
  • 2001年
    • ハラホロシャングリラ 『受付の女たち』
    • ククルカン 『にたり』
    • ククルカン 『univer』
    • 劇団アクメ 『交響曲』
  • 2002年
    • ハラホロシャングリラ 『こわいのキライ』
    • X-QUEST 『エロドラマ(e-DRAMA) 〜宇宙で一番遠くて永い遠距離恋愛〜』
    • X-QUEST 『血む娘(ちむこ)。ザ・ヴァンパイア』
  • 2003年
    • X-QUEST 『前略、幕野内家の人々〜special』
    • 劇団アクメ 『二ッ兎』
  • 2004年
    • X-QUEST 『金と銀の鬼』
    • X-QUEST 『ショート・パッケージ 〜宇宙の方程式』
    • 劇団BISHOP 『時空寺』
    • 円谷劇団 『銀色の少年』
  • 2005年
    • X-QUEST 『(鬼と犬のファンタジー)』
    • 劇団『X-QUEST(エクスクエスト)』に所属(2005年〜現在)
    • 「荻窪えき」に改名。
    • X-QUEST 『イヌのチカラ』
  • 2006年
    • X-QUEST 『色彩組曲Remix 〜超伝導ヘキサゴン〜』
    • X-QUEST 『EVE〜歴史の傍観者』
    • X-QUEST 『剣狼 -KENROH-』
  • 2007年
    • メロン記念日出演 『私を土星に連れてって』
    • X-QUEST 『金と銀の鬼』
    • ひらり、空中分解。『バンドワゴン』
  • 2008年
    • ももいろぞうさん 『真っ赤な真っ赤な物語』
    • モーニング娘。主演 『おじぎ30度オンステージ』
    • X-QUEST 『狼少女ダルマ〜日出処の天女』
    • 演会ジンジャーメーカーズ 『前田』
    • X-QUEST 『森の風子』
  • 2009年
    • X-QUEST 『七人の息子』
    • ももいろぞうさん 『キャバレー』
  • 2010年
    • X-QUEST 『悪ノ娘 〜凄艶(せいえん)のジェミニ〜』
    • X-QUEST 『演技王』
    • ももいろぞうさん 『PRESENTあ・げ・る』
    • X-QUEST 『七人の息子』
  • 2011年
    • ももいろぞうさん 『真っ赤な真っ赤な物語』
    • X-QUEST 『金と銀の鬼』
    • X-QUEST 『ムサ×コジ』
    • ハーフムーンシアターカンパニー『祝宴』
  • 2012年
    • X-QUEST 『七人の白雪姫』
    • X-QUEST 『ムサ×コジ×ハイパー』
    • 東京ハイビーム『ホスピタル』
  • 2013年
    • X-QUEST 『ブルーアップル 〜紅水母の柩〜』
    • X-QUEST 『ミハルの人魚 -戦慄の人間ミキサー!-』
  • 2014年
    • X-QUEST 『ベニクラゲマン ―実験都市マーベラスの逆襲―』
    • ロデオ★座★ヘヴン 『1812』
    • X-QUEST 『ミラージュ・イン・スチームパンク――最終兵器ピノキオ、その罪と罰――』
  • 2015年
    • 涙目キューピー『よかったら、共倒れ?』
    • X-QUEST 『金と銀の鬼─チェインソウル─』
    • X-QUEST 『義経ギャラクシー 〜銀河鉄道と五条大橋の999〜』
    • 危婦人 『福憑(フクツキ)〜そこはかとなく忠臣蔵〜』
  • 2016年
    • 劇団居酒屋ベースボール えのもとぐりむ作品集 第8部 『くるわに咲けと』
    • X-QUEST 『神芝居〜アリス・イン・ギガニッポンノワンダーランド〜』
    • ジョ―&マリ プロジェクト 『熱闘!! 飛龍小学校☆パワード』
    • 劇団勇壮淑女 タイトル未定(2016年7月27日〜)
    • X-QUEST タイトル未定(2016年10月)
  • 2024年
    • X-QUEST『色彩組曲〜七人の息子と灰色夜想曲〜』[1]

映画

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CD

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  • Sailor Ladies 5 『EVE〜歴史の傍観者〜』(2006年)

脚本

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  • 『女房ヶ蟹』(2015年11月)

CM

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ツイキャス

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  • 『シュガステ(Sugar Station)』(2015年3月〜)

ネットTV

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  • 『映画チャンネル』(2015年3月〜)

写真展

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  • 荒多恵子個展『ILIS』(2008年)

脚注

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  1. ^ X-QUESTの“ハートフル・セツナファンタジー”「色彩組曲〜七人の息子と灰色夜想曲〜」”. ステージナタリー. ナターシャ (2024年12月4日). 2024年12月5日閲覧。
  2. ^ ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2016「ゴーストフラワーズ/Ghost Flowers」”. ゆうばり国際ファンタスティック映画祭 (2016年2月25日). 2016年2月25日閲覧。

外部リンク

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