荻窪えき
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おぎくぼ えき 荻窪 えき | |
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本名 | 宮久保 祐紀(みやくぼ ゆき) |
生年月日 | 5月20日 |
出生地 | 日本 東京都 |
身長 | 158 cm |
血液型 | O型 |
職業 | 女優 |
ジャンル | 舞台、映画、脚本、CM |
活動期間 | 1999年 - |
事務所 | X-QUEST(エクスクエスト) |
公式サイト | 公式サイト |
荻窪 えき(おぎくぼ えき)は、日本の女優。本名は宮久保 祐紀(みやくぼ ゆき)。
経歴
[編集]デビューに至るまで
[編集]東京都で生まれる。3人姉妹の長女。多忙な両親に代わり、祖母と接する機会が多かったことで、古風で伝統を重んじる性格が形作られる。幼少時、叔母に連れていかれたミュージカル、「ピーターパン」、「アニー」に影響を受け、女優業に憧れる一方、小中高と恩師に恵まれたこともあり、教職に就くことも考え始める。厳しい両親の元、女優業への憧れを捨てきれず、「親の同意」を自分で書き、高校時代、初めてオーディションを受ける。大学入学後、教員免許を取得。卒業前に出版社の内定をもらうも、下北沢で見たX-QUEST(エクスクエスト)の舞台(「格闘アクションゲーム FIGHTING CREATURES」)に衝撃を受け、女優業への憧れが再燃。即座にオーディションを受け、1999年、X-QUEST(当時は「1999 QUEST」)の「研究生」となる。
デビュー〜「ハラホロシャングリラ」時代
[編集]1999年、X-QUESTの舞台 「幕野内家の人々 〜第3種接近遭遇〜」でデビューし、4本の舞台に出演するも、研究生生活は1年で終了。2000年、中野俊成の劇団「ハラホロシャングリラ」のオーディションを受け、合格。正式に所属することとなり、4年間、役者修業に明け暮れる(本人曰く、「楽しい時代」)。その間にも、X-QUESTの舞台には客演として出演。2004年、再びオーディションを受け、X-QUESTに復帰。2005年、正式に劇団員として所属となる。
改名
[編集]2005年8月、本名の「宮久保祐紀(みやくぼゆき)」の響きに「荻窪駅(おぎくぼえき)」が似ていることから、「荻窪えき」に改名。本人曰く、「酒の席での話が、現実になった」。
舞台
[編集]1999年のデビュー以来、18年連続で舞台に出演中。2016年2月現在、計53本の作品に出演(「宮久保祐紀」時代に18本、「荻窪えき」で35本)。所属劇団だけでなく、客演にも毎年のように呼ばれ、結果を出し続けている。女医や政治家から、人魚、ダイオウグソクムシ、カニなど、演じる役のふり幅は大きい。
転機
[編集]2011年3月11日の東日本大震災が一つの転機となる。震災が起こった時間帯、ちょうどその日の夕方の舞台を控えており、高円寺の劇場の地下にある控室で待機していた。そこで、「幕が開くことの奇跡」を改めて感じることとなる。その後は、それまで以上に、一作にかける思いが強くなった。
舞台以外の活動
[編集]転機となった東日本大震災以降、強くなった「一作にかける思い」を胸に、近年は舞台以外にも、映画、脚本、ネットTV等、活動の場を広げている。
人物・エピソード
[編集]- 特技はタップダンス。
- 趣味はマッサージ通い、ストレッチ、素潜り。
- 資格は高等学校教諭一種免許状(社会)。
- 好物は、ビール、コーヒー、納豆、牡蠣。
- お風呂、猫、家族好き。
- 飼い猫の名前は「みりん」ちゃん。8年飼っている。
- 好きな俳優は大泉洋、天海祐希。
- 好きな歌手は9101(くどい)。
主な活動履歴
[編集]舞台
[編集]- 1999年
- 「宮久保祐紀」名義でデビュー。
- X-QUEST 『幕野内家の人々 〜第3種接近遭遇〜』(デビュー作)
- X-QUEST 『Devil Wonderland』
- X-QUEST 『色彩組曲MAX 〜最終楽章 ペンタゴンの進化論〜』
- 2000年
- X-QUEST 『赤と黒。』
- 劇団『ハラホロシャングリラ』に所属(2000年〜2003年)
- 2001年
- ハラホロシャングリラ 『受付の女たち』
- ククルカン 『にたり』
- ククルカン 『univer』
- 劇団アクメ 『交響曲』
- 2002年
- ハラホロシャングリラ 『こわいのキライ』
- X-QUEST 『エロドラマ(e-DRAMA) 〜宇宙で一番遠くて永い遠距離恋愛〜』
- X-QUEST 『血む娘(ちむこ)。ザ・ヴァンパイア』
- 2003年
- X-QUEST 『前略、幕野内家の人々〜special』
- 劇団アクメ 『二ッ兎』
- 2004年
- X-QUEST 『金と銀の鬼』
- X-QUEST 『ショート・パッケージ 〜宇宙の方程式』
- 劇団BISHOP 『時空寺』
- 円谷劇団 『銀色の少年』
- 2005年
- X-QUEST 『(鬼と犬のファンタジー)』
- 劇団『X-QUEST(エクスクエスト)』に所属(2005年〜現在)
- 「荻窪えき」に改名。
- X-QUEST 『イヌのチカラ』
- 2006年
- X-QUEST 『色彩組曲Remix 〜超伝導ヘキサゴン〜』
- X-QUEST 『EVE〜歴史の傍観者』
- X-QUEST 『剣狼 -KENROH-』
- 2007年
- メロン記念日出演 『私を土星に連れてって』
- X-QUEST 『金と銀の鬼』
- ひらり、空中分解。『バンドワゴン』
- 2008年
- ももいろぞうさん 『真っ赤な真っ赤な物語』
- モーニング娘。主演 『おじぎ30度オンステージ』
- X-QUEST 『狼少女ダルマ〜日出処の天女』
- 演会ジンジャーメーカーズ 『前田』
- X-QUEST 『森の風子』
- 2009年
- X-QUEST 『七人の息子』
- ももいろぞうさん 『キャバレー』
- 2010年
- X-QUEST 『悪ノ娘 〜凄艶(せいえん)のジェミニ〜』
- X-QUEST 『演技王』
- ももいろぞうさん 『PRESENTあ・げ・る』
- X-QUEST 『七人の息子』
- 2011年
- ももいろぞうさん 『真っ赤な真っ赤な物語』
- X-QUEST 『金と銀の鬼』
- X-QUEST 『ムサ×コジ』
- ハーフムーンシアターカンパニー『祝宴』
- 2012年
- X-QUEST 『七人の白雪姫』
- X-QUEST 『ムサ×コジ×ハイパー』
- 東京ハイビーム『ホスピタル』
- 2013年
- X-QUEST 『ブルーアップル 〜紅水母の柩〜』
- X-QUEST 『ミハルの人魚 -戦慄の人間ミキサー!-』
- 2014年
- X-QUEST 『ベニクラゲマン ―実験都市マーベラスの逆襲―』
- ロデオ★座★ヘヴン 『1812』
- X-QUEST 『ミラージュ・イン・スチームパンク――最終兵器ピノキオ、その罪と罰――』
- 2015年
- 涙目キューピー『よかったら、共倒れ?』
- X-QUEST 『金と銀の鬼─チェインソウル─』
- X-QUEST 『義経ギャラクシー 〜銀河鉄道と五条大橋の999〜』
- 危婦人 『福憑(フクツキ)〜そこはかとなく忠臣蔵〜』
- 2016年
- 劇団居酒屋ベースボール えのもとぐりむ作品集 第8部 『くるわに咲けと』
- X-QUEST 『神芝居〜アリス・イン・ギガニッポンノワンダーランド〜』
- ジョ―&マリ プロジェクト 『熱闘!! 飛龍小学校☆パワード』
- 劇団勇壮淑女 タイトル未定(2016年7月27日〜)
- X-QUEST タイトル未定(2016年10月)
- 2024年
- X-QUEST『色彩組曲〜七人の息子と灰色夜想曲〜』[1]
映画
[編集]- 『キッキとチェリリン』(2013年)
- 『色即是空』(2013年)- 『ゆうばり国際ファンタスティック映画祭』ファンタランド大賞受賞。
- 『キリミと魚人間』(2015年)- 『ゆうばり国際ファンタスティック映画祭』上映作品。
- 『セッションズ 〜顔〜』(2015年)
- 『セッションズ 〜嘘〜』(2015年)
- 『ゴーストフラワーズ』(2016年2月)- 『ゆうばり国際ファンタスティック映画祭』上映作品。[2]
- 『セッションズ 〜謝罪〜』(2016年)
- 『「超」怖い話2』第参話「撮影」(2017年)- 『夏のホラー秘宝まつり』上映作品。
CD
[編集]- Sailor Ladies 5 『EVE〜歴史の傍観者〜』(2006年)
脚本
[編集]- 『女房ヶ蟹』(2015年11月)
CM
[編集]ツイキャス
[編集]- 『シュガステ(Sugar Station)』(2015年3月〜)
ネットTV
[編集]- 『映画チャンネル』(2015年3月〜)
写真展
[編集]- 荒多恵子個展『ILIS』(2008年)
脚注
[編集]- ^ “X-QUESTの“ハートフル・セツナファンタジー”「色彩組曲〜七人の息子と灰色夜想曲〜」”. ステージナタリー. ナターシャ (2024年12月4日). 2024年12月5日閲覧。
- ^ “ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2016「ゴーストフラワーズ/Ghost Flowers」”. ゆうばり国際ファンタスティック映画祭 (2016年2月25日). 2016年2月25日閲覧。