菊の司酒造
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種類 | 株式会社 |
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市場情報 | 非上場 |
略称 | 菊の司酒造 |
本社所在地 |
日本 〒020-0585 岩手県岩手郡雫石町長山狼沢11-1 |
設立 | 1772年 |
業種 | 食料品 |
法人番号 | 3400001000476 |
事業内容 | 日本酒の製造・販売 |
代表者 | 代表取締役社長 山田 栄作 |
資本金 | 900万円 |
売上高 | 3億円 |
従業員数 | 23人(2020年度) |
主要株主 | 株式会社公楽 |
外部リンク | http://www.kikunotsukasa.jp |
菊の司酒造株式会社(きくのつかさしゅぞう)は、岩手県岩手郡雫石町にて清酒製造業を行う酒蔵である。
概要
[編集]創業元和年間(1615~1623)、伊勢松阪から陸中郡山(岩手県紫波郡紫波町日詰)に移った初代平井六右エ門が御宿を開業したのが始まり。その後、安永年間に六代目六右エ門が酒造業を始めた。 同所が後の日詰平井邸となる。(後述) 1927年 に酒造工場を盛岡市紺屋町に移転し、その後2021年に経営不振等を理由に株式会社公楽に事業譲渡。翌2022年には老朽化等を理由に雫石町に移転を決定した。[1] 事業譲渡からしばらくして平井家は社から離脱し[2]、元専務の平井佑樹が日詰平井邸の活用を模索している。[3]
略歴
[編集]- 元和年間 1615年から 1623年 - 旅館業として創業。
- 1772年 - 酒造業開始
- 明治初頭 - 盛岡支店開設。
- 1927年 - 酒造工場を盛岡市紺屋町4-20に移転。
- 1929年 - 平六商店株式会社を設立。
- 太平洋戦争中 - 盛岡酒造に統合。
- 1954年 - 盛岡酒造から分離独立。
- 1955年 - 酒造再開。小野寺酒造店(現八幡平市)、平長酒造店(紫波町)等と合併。
- 1968年 - 社名を「菊の司酒造」と改める。
- 1975年 - 箱庄酒造店(現花巻市石鳥谷町)と合併。
- 2021年 - 3月、岩手県を中心に遊技場等を展開する株式会社公楽に事業譲渡。グループ傘下に入る[4][5]。
- 2022年 - 3月、岩手郡雫石町との立地協定締結。11月、本社・工場を現在地に移転[6]。
代表銘柄
[編集]菊の司
[編集]- 純米酒 吟ぎんが仕込
- 純米生原酒 亀の尾仕込
- 生酛純米酒 亀の尾仕込
- 純米大吟醸 結の香仕込
- いわての酒
- 和の酒
- 和の酒 活性にごり
- 大吟醸 Vintage
季楽
[編集]- 純米新酒 美雪
- 純米霞酒 桜
- 純米爽酒 ひまわり
- 純米原酒 茜
七福神
[編集]- 大吟醸 てづくり七福神 和心伝匠
- 純米大吟醸 酒宝
- 長期熟成吟醸酒 てづくり七福神
- 純米大吟醸 てづくり七福神
- 純米酒
- 辛口純米酒
- 金箔入
平井六右衛門
[編集]- 心星
- 遊山
- 盛流
- 無銘
だだすこだん
[編集]- 米焼酎
- 粕取り焼酎
日詰平井邸
[編集]創業地である紫波町日詰の平井家住宅6棟(主屋、表門、南蔵、北蔵、米蔵、造り蔵)と土地約5,657平方メートルは国の重要文化財に指定されている。[7] 元専務の平井佑樹が日詰平井邸と称し、同邸宅の活用を模索しており、同邸宅の開放[8]及び醸造所の設置を試みている。[2] 2022年12月、平井は醸造所の事業会社として、株式会社平六醸造を設立し、2024年1月よりその他の醸造酒[9]の醸造を開始した。
脚注
[編集]- ^ https://www.asahi.com/articles/ASQBD6RT1QB5ULUC02F.html
- ^ a b https://note.com/hira6kiku/n/n3deb6ced0391
- ^ https://www.iwate-np.co.jp/article/2022/4/5/112897
- ^ “事業譲渡に関するお知らせ”. 菊の司酒造. 2022年5月22日閲覧。
- ^ “菊の司酒造株式会社がグループ傘下に加わる”. 株式会社公楽. 2022年5月18日閲覧。
- ^ “雫石町との立地協定締結に関するお知らせ”. 菊の司酒造. 2022年5月18日閲覧。
- ^ 平成28年2月9日文部科学省告示第6号
- ^ https://www.hiraroku.com/
- ^ https://www.makuake.com/project/hiraroku01/