菊地温以
きくち あつゆき 菊地 温以 | |
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生誕 |
1976年6月11日(48歳) 日本・宮崎県 |
国籍 | 日本 |
職業 | 経営者、投資家、馬主 |
菊地 温以(きくち あつゆき、1976年6月11日 - )
宮崎県生まれ大阪府育ちの経営者、投資家、JRA/NAR 馬主。
株式会社アプレ(東京、台東区)の代表取締役。
概要
[編集]高校卒業後、中華料理人ーエンジニアとして異色のキャリアを積み、2000年に中央電力(現レジル 東証:176A)に入社、後に取締役就任。
2008年に独立後お酒のヴィンテージオークション始め複数の事業と企業を立ち上げ、2013年に設立した貴金属商社では、業界の常識を覆すイノベーションを打ち出し、年商3,725億円という驚異的な成長を達成。
2019年に(株)アプレをMBO後、特に金やプラチナの精錬、製造、再利用プロセスを高度化し、国家戦略やサステナビリティの視点から金リサイクルの可能性拡大に尽力している。
人物
[編集]父がギャンブル好きでとても貧乏な家庭だったため、自身が家計を支えなければいけないと幼少期から「稼ぐこと」に関心を示す。15歳の頃に父親が脳梗塞を患い寝たきりに。家計を支えるため、高校に通いながらアルバイトに注力。
高校卒業後は進学を考えず、手に職をつけ自立するため中華料理屋に入社。職人として働く中で、商品調達から収益化に至るまでのプロセスを習得。
数年後、将来のキャリアを考え始めた最中、ふとプログラマーの雑誌を目にし、自身は職人ではなく商売人になりたかったのだと強い衝撃を受けた。プログラマーになれば24時間365日稼ぐチャンスがあると考え、中華料理人を続けながら専門学校に通い、プログラマーに転身。
旧中央電力株式会社に入社後は省エネ関連のプログラム開発事業を立ち上げ、インターネットを活用したビジネス展開までの過程を学ぶ。2022年には同社で節電率測定装置の特許を取得。事業立ち上げを通じて、アイデアを具体化し、社会に認知される成果物を創出するプロセスを身につけた。
脚注
[編集]2023年7月に菊地温以が代表取締役を務める株式会社アプレは自社の金のリサイクル工程における環境負荷を数値化するLCAの研究を発表した。同研究では、同社の再生金のライフサイクルにおける環境負荷が比較対象とした鉱山の採掘由来の金に対して約200分の1程度であることを証明した。同研究はFraunhofer IBP(の博士による検証でLCAの国際標準機規格ISO14040/14044に適合していることが認証された。
著書
[編集]『最強のポートフォリオをつくる金投資入門』(日本実業出版)