落合治
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落合 治(おちあい おさむ、1931年9月8日[1] - )は、日本の射撃競技(ピストル種目)選手。京都府警察所属の警察官。1960年ローマオリンピック・1964年東京オリンピックに出場。福井県出身者としては初のオリンピック選手である。
経歴
[編集]現在の福井県越前市今立地区[注釈 1]出身[2][3]。福井県立武生高等学校卒業後[3][4]、1950年に警察予備隊に入隊[3]。任期満了後、京都府警察の警察官となる[3]。射撃訓練で頭角を現し、京都府警の代表として警察官の全国大会で個人優勝を果たすと、国際大会に派遣する強化指定選手に選ばれる[3]。1960年ローマオリンピックでは、現地入り後に競技規則の改訂に気づき、調整してあったグリップを削ることを余儀なくされ、35位[3]。
1964年東京オリンピックではラピッドファイアピストル種目に出場[3]。6秒射の4発目が不発というアクシデントに見舞われて動揺し、24位[3]。
心残りがあったというものの競技の一線を引退、警察学校などでの指導に専念した[3]。1968年メキシコシティーオリンピックには後輩(白石洵)を導いた[3]。
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]参考文献
[編集]- 束原文郎「1912年〜2008年夏季オリンピック日本代表選手団に関する資料:所属組織と最終学歴を中心に」『スポーツ科学研究』第10巻、早稲田大学スポーツ科学学術院、2013年、2021年5月1日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- Osamu OCHIAI - 国際射撃連盟 (ISSF)
- オリンピック日本代表選手団記録検索:「落合、治」の検索結果 - 日本オリンピック委員会 (JOC)