1960年ローマオリンピックの日本選手団
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オリンピックの日本選手団 | ||||
日章旗 | ||||
IOCコード: | JPN | |||
NOC: | 日本オリンピック委員会 公式サイト | |||
1960年ローマオリンピック | ||||
人員: | 選手 167名、役員 52名 | |||
旗手: | 小野喬 | |||
主将: | 糸山隆司 | |||
メダル 国別順位: 8 位 |
金 4 |
銀 7 |
銅 7 |
計 18 |
夏季オリンピック日本選手団 | ||||
冬季オリンピック日本選手団 | ||||
1960年ローマオリンピックの日本選手団(1960ねんローマオリンピックのにほんせんしゅだん)は1960年にイタリア・ローマで行われた1960年ローマオリンピックの日本選手団。選手名及び所属は1960年当時のもの。
概要
[編集]メダル獲得者
[編集]金メダル
[編集]銀メダル
[編集]- 山中毅(競泳男子400m自由形)
- 大崎剛彦(競泳男子200m平泳ぎ)
- 福井誠・石井宏・山中毅・藤本達夫)(競泳男子4×200mリレー)
- 三宅義信(ウエイトリフティング男子バンタム級)
- 松原正之(レスリングフリースタイル男子フライ級)
- 小野喬(体操男子個人総合)
- 竹本正男(体操男子鉄棒)
銅メダル
[編集]- 田中聡子(競泳女子100m背泳ぎ)
- 富田一雄・開田幸一・大崎剛彦・清水啓吾(競泳男子4×100mメドレーリレー)
- 小野喬(体操男子平行棒)
- 鶴見修治(体操男子あん馬)
- 小野喬(体操男子つり輪)
- 田辺清(ボクシング男子フライ級)
- 吉川貴久(射撃男子フリーピストル)
陸上競技
[編集]→「陸上競技日本代表」も参照
総監督:鈴木良徳
ヘッドコーチ:浅川正一
コーチ:和田明
コーチ:西内丈夫
マラソンコーチ:西田勝雄
男子
[編集]- 早瀬公忠(中京大)
- 男子200m:予選落選(22秒3)
- 男子400m:予選落ち(49秒1)
- 大串啓二(旭化成)
- 男子400mハードル:予選落ち(52秒4)
- 岡本登(旭化成)
- 男子ハンマー投:13位(60m08)
- 菅原武男(日大)
- 男子ハンマー投:予選落ち(59m32)
- 広島庫夫(旭化成)
- 男子マラソン:31位(2時間29分40秒0)
- 貞永信義(鐘紡)
- 男子マラソン:46位(2時間35分11秒2)
- 渡辺和己(九州電工)
- 男子マラソン:32位(2時間29分45秒0)
- 桜井孝次(日立)
- 男子三段跳:予選落ち(14m59)
- 柴田宏(中大)
- 男子三段跳:予選落ち(14m93)
- 太田富夫(早大)
- 男子三段跳:予選落ち(15m42)
- 杉岡邦由(日大)
- 男子走高跳:予選落ち(1m95)
- 安間之重(リッカー)
- 男子走幅跳:予選落ち(7m34)
- 岡崎高之(中大)
- 男子走幅跳:決勝棄権(記録なし)
- 蝦名純(関学)
- 男子走幅跳:予選落ち(6m83)
- 安田矩明(旭化成)
- 男子棒高跳:予選落ち(4m20)
- 大串啓二・岡崎高之・柴田宏・早瀬公忠
- 男子4×100mリレー:準決勝落選(42秒2)
女子
[編集]- 内田弘子(リッカー)
- 女子円盤投:予選落ち(43m78)
- 伊藤文子(リッカー)
- 女子走幅跳:12位(5m98)
- 福田晶子(大昭和製紙)
- 女子走幅跳:予選失格(5m79)
- 木村安子(リッカー)
- 女子走幅跳:予選落ち(5m45)
- 松田靖子(大昭和製紙)
- 女子砲丸投:予選落ち(13m51)
水泳競技
[編集]総監督:小出靖彦
競泳コーチ:太田光雄
競泳コーチ:赤樫卓爾
飛込みコーチ:柴原恒雄
水球監督:鶸田武
マネージャー:志村文一郎
競泳
[編集]- 清水啓吾(慶大)
- 男子100m自由形:準決勝4位(57秒1)
- 石原勝記(日大)
- 男子100m自由形:準決勝5位(57秒8)
- 山中毅(早大)
- 男子400m自由形:銀メダル(4分21秒4)
- 男子1500m自由形:4位(17分34秒7)
- 中坊昌美(BSタイヤ)
- 男子1500m自由形:予選落ち(18分30秒4)
- 富田一雄(日大)
- 男子100m背泳ぎ:準決勝6位(1分05秒2)
- 渡辺和夫(日大)
- 男子100m背泳ぎ:予選落ち(1分08秒4)
- 大崎剛彦(早大)
- 男子200m平泳ぎ:銀メダル(2分38秒0)
- 増田勲(日通)
- 男子200m平泳ぎ:準決勝7位(2分42秒3)
- 吉無田春男(早大)
- 男子200mバタフライ:5位(2分18秒3)
- 井筒賢造(早大)
- 男子200mバタフライ:8位(2分19秒4)
- 石井宏(日大)・福井誠(八幡製鉄)・藤本達夫(中大)・山中毅
- 男子4×200m自由形リレー:銀メダル(8分13秒2)
- 富田一雄・大崎剛彦・開田幸一(中大)・清水啓吾
- 男子4×100mメドレーリレー:銅メダル(4分12秒2)
- 佐藤喜子(天理高教)
- 女子100m自由形:予選落ち(1分06秒4)
- 神野眸(淑徳高教)
- 女子100m自由形:予選落ち(1分09秒8)
- 江坂君子(椙山女学園)
- 女子400m自由形:予選落ち(5分26秒8)
- 和田映子(天理大)
- 女子400m自由形:予選落ち(5分26秒8)
- 田中聡子(筑紫女学園高)
- 女子100m背泳ぎ:銅メダル(1分11秒4)
- 高松好子(天理大)
- 女子200m平泳ぎ:予選落ち(2分57秒6)
- 宮部シズエ(天理高教)
- 女子100mバタフライ:予選落ち(2分18秒3)
- 江坂君子・佐藤喜子・神野眸・和田映子
- 女子4×100m自由形リレー:予選落ち(4分35秒9)
- 田中聡子・高松好子・宮部シズエ・佐藤喜子
- 女子4×100mメドレーリレー:7位(4分56秒4)
飛込
[編集]- 金戸俊介(日大)
- 男子高飛込:10位(90.99)
- 男子飛板飛込:23位(47.51)
- 馬淵良(長野電鉄)
- 男子高飛込:13位(89.13)
- 山野外嗣夫(北陸軽金属)
- 男子飛板飛込:7位(140.46)
- 津谷鹿乃子(倉敷レイヨン)
- 女子高飛込:11位(77.90)
- 女子飛板飛込:16位(80.37)
- 渡辺久美子(リッカー)
- 女子高飛込:10位(79.60)
- 女子飛板飛込:14位(80.57)
水球
[編集]- 青山礼三(日大)・浅沼寛治(湘南交通)・加藤峰男(横河電機)・佐藤孝尚(太平山酒造)・柴田徹(日大)・清水洋二(慶大)・高木弘毅(本州ビル・メンテナンス)・藤本重信(日大)・宮村元信(新光商事)・山本健(朝日ビール)
- 男子:予選リーグ敗退
体操
[編集]監督:近藤天
男子チームリーダー:金子明友
男子コーチ:上迫忠夫
女子チームリーダー:荒川御幸
女子コーチ:小林喜久
男子
[編集]- 遠藤幸雄(日大コーチ)
- 男子個人総合:5位(114.45)
- 男子跳馬:5位(19.175)
- 男子鉄棒:4位(19.425)
- 三栗崇(東教大)
- 男子あん馬:4位(19.125)
- 男子個人総合:9位(114.10)
- 徒手:4位(19.200)
- 小野喬(慶大出)
- 男子あん馬:6位(18.525)
- 男子つり輪:銅メダル(19.425)
- 男子個人総合:銀メダル(115.90)
- 男子跳馬:金メダル(19.350)
- 男子鉄棒:金メダル(19.600)
- 男子平行棒:銅メダル(19.350)
- 徒手:4位(19.200)
- 相原信行(日体大コーチ)
- 男子つり輪:5位(19.400)
- 男子個人総合:7位(114.40)
- 男子平行棒:4位(19.275)
- 徒手:金メダル(19.450)
- 竹本正男(日体大講師)
- 男子個人総合:5位(114.45)
- 男子鉄棒:銀メダル(19.525)
- 男子平行棒:6位(19.125)
- 鶴見修治(日体大コーチ)
- 男子あん馬:銅メダル(19.150)
- 男子個人総合:4位(114.55)
- 男子跳馬:6位(19.150)
- 相原信行・遠藤幸雄・小野喬・竹本正男・鶴見修治・三栗崇
- 男子団体総合:金メダル(575.20)
女子
[編集]- 虻川吟子(日体大)
- 女子個人総合:43位(72.331)
- 小野清子(慶大コーチ)
- 女子個人総合:15位(74.398)
- 曽我部和子(日大コーチ)
- 女子個人総合:56位(71.598)
- 池田敬子(日体大講師)
- 女子個人総合:6位(75.696)
- 女子段違い平行棒:5位(19.333)
- 女子平均台:5位(19.132)
- 塚田紀美子(東芝)
- 女子個人総合:22位(73.398)
- 白須俊子(日体大)
- 女子個人総合:24位(73.298)
- 虻川吟子・池田敬子・小野清子・白須俊子・曽我部和子・塚田紀美子
- 女子団体:4位(371.422)
レスリング
[編集]- 阿部一男(丸大洋紙店)
- フリースタイル・ライト級:4回戦敗退
- 永井隆(赤城印刷)
- フリースタイル・ミドル級:8位
- 兼子隆(中大学友会)
- フリースタイル・ウエルター級:6位
- 高比良政利(拓大)
- グレコローマン・フェザー級:2回戦敗退
- 佐藤多美治(中大)
- フリースタイル・フェザー級:4位
- 市口政光(関大)
- グレコローマン・バンタム級:7位
- 重岡完治(八幡製鉄)
- グレコローマン・ヘビー級:2回戦(失格)
- 松原正之(日大)
- フリースタイル・フライ級:銀メダル
- 青海上(明大)
- グレコローマン・ミドル級:2回戦(失格)
- 石黒馨(日通)
- フリースタイル・ヘビー級:2回戦敗退
- 石倉俊太(日本カーバイト)
- グレコローマン・ライトヘビー級:2回戦(失格)
- 川野俊一(雪印物産)
- フリースタイル・ライトヘビー級:8位
- 浅井正(北日本砂鉄)
- フリースタイル・バンタム級:4位
- 武田幸彦(中大出)
- グレコローマン・ウエルター級:3回戦敗退
- 平田孝(自家営業)
- グレコローマン・フライ級:4位
- 北村光治(山本乳業)
- グレコローマン・ライト級:5位
ボクシング
[編集]- 伊東靖倖(早大)日本チーム主将
- ライト級:3回戦(判定)
- 田辺清(中大)
- フライ級:銅メダル
- 渡辺勝治(中大)
- ライトウエルター級:2回戦(判定)
- 芳賀勝男(中大)
- バンタム級:3回戦(判定)
- 鈴木進悦(農大)
- フェザー級:2回戦(判定)
ウエイトリフティング
[編集]- 窪田登(早大出)
- ライトヘビー級:7位(400.0)
- 古山征男(明大)
- フェザー級:5位(345.0)
- 三宅義信(法大)
- バンタム級:銀メダル(337.5)
- 山崎弘(明大)
- ライト級:28位
- 大沼賢治(早大出)
- ライト級:失格
- 藤島善信(中大)
- フェザー級:失格
- 木暮茂夫(法大出)
- バンタム級:4位(322.5)
フェンシング
[編集]監督:佐野雅之
- 小沢嗣央(正路喜社)
- 男子エペ個人:予選敗退
- 男子サーブル個人:予選敗退
- 船水光行(中大出)
- 男子サーブル個人:予選敗退
- 男子フルーレ個人:予選敗退
- 大川平三郎(中大)
- 男子フルーレ個人:予選敗退
- 田淵和彦(同大出)
- 男子エペ個人:予選敗退
- 男子フルーレ個人:予選敗退
- 藤巻惣之助(法大)
- 男子エペ個人:予選敗退
- 男子サーブル個人:予選敗退
- 大川平三郎・小沢嗣央・田淵和彦・船水光行
- 男子フルーレ団体:予選敗退
- 大川平三郎・小沢嗣央・田淵和彦・藤巻惣之助
- 男子エペ団体:予選敗退
- 小沢嗣央・田淵和彦・藤巻惣之助・船水光行
- 男子サーブル団体:予選敗退
バスケットボール
[編集]- 糸山隆司(日本鋼管)・今泉健一(日本鉱業)・大島康邦(立大)・金川英雄(八幡製鉄)・鎌田正司(日本鋼管)・斎藤博(日本鉱業)・志賀政司(明大)・東海林周太郎(日本鋼管)・杉山武雄(八幡製鉄)・奈良節雄(日本鉱業)・増田貴史(慶大)・若林薫(東教大)
- 男子:15位
ホッケー
[編集]- 安倍忠俊(愛知県物産大阪販売斡旋所)・飯島健(三井銀行)・岩橋邦雄(慶大)・神戸勝(明大)・木原征治・小島博(山野順平商店)・小島芳夫(大一実業)・佐土市良(関大)・中村敏治(愛知トヨタ)・中山弘(綱島中央青果)・藤原博之(札幌中央郵便局)・矢口照夫(大一実業)・山崎久寿(恩給社)・勇崎恒也(明大)・綿田道則(法大)
- 男子:14位
ボート
[編集]- 斎裕教(東北大)・斎藤直(東北大)・斎藤宏(東北大)・佐藤哲夫(東北大)・田崎洋佑(東北大)・田村滋美(東北大)・千葉建郎(東北大)・広瀬鉄蔵(東北大)・三沢博之(東北大)
- エイト:敗者復活戦敗退(6分24秒41)
- 大久保尚武(東大)・福田紘史(東大)・水木初彦(東大)・村井俊治(東大)・斎藤修(東大)
- かじ付きフォア:敗者復活戦敗退(7分10秒50)
セーリング
[編集]監督:堀江喜三
- 山田水城(東大文部教官)・酒井原良松(小松製作所)
- スター級:26位(871)
- 石井正行(中井商店)・岡本豊(岡本造船所)・川田節郎(トヨタ自動車)
- ドラゴン級:22位(1.645)
- 穂積八洲雄(日本放送協会)
- フィン級:23位(2306)
近代五種
[編集]監督:吉田四郎
自転車
[編集]監督:林譲四郎
- 大宮政志(日立)
- 男子175.38km個人ロード・レース:途中失格
- 大沢鉄男(片倉自転車)
- 男子1000mタイム・トライアル:19位(1分11秒86)
- 大沢鉄男・久保村寛(前橋商)・斎藤勝也(中京大)・高貫亘弘(法大)
- 男子4000m団体追抜競走:10位(4分53秒87)
射撃
[編集]総監督兼ライフル監督:芹沢新平
ピストル監督:滝沢光三
クレー監督:山下巌
- 吉川貴久(福岡県庁)
- ライフル射撃男子フリー・ピストル:銅メダル(552)
- 熊谷賢一(早大出)
- クレー射撃クレー・ピジョン:19位(178)
- 山根三雄(浅草市場)
- クレー射撃クレー・ピジョン:予選失格(79)
- 松井忠夫(警視庁)
- ライフル射撃男子フリー・ピストル:12位(540)
- 石井孝郎(明大)
- ライフル射撃男子スモール・ボア・ライフル3姿勢:30位(1110)
- ライフル射撃男子スモール・ボア・ライフル伏射:20位(582)
- 猪熊幸夫(防衛庁)
- ライフル射撃男子スモール・ボア・ライフル伏射:6位(586)
- 落合治(京都府警)
- ライフル射撃男子ラピッド・ファイア・ピストル:35位(565)
- 了泉庵文男(警視庁)
- ライフル射撃男子ラピッド・ファイア・ピストル:30位(569)
馬術
[編集]監督:青山幸高
- 影山祐三(成蹊大出、馬名:エフォルジオ)
- 障害飛越個人:失権
- 影山祐三(馬名:エフォルジオ)・荒木雄豪(京大大学院)・太田邦宏(専大出、馬名:ファシー)
- 障害飛越団体:15位
- 太田邦宏(馬名:ファシー)
- 障害飛越:29位
本部
[編集]団長:春日弘
総務:浅野均一
総務:東俊郎
総務:塩沢幹
渉外兼団長秘書:竹崎道雄
渉外:平井俊一
庶務:茶谷蔵吉
会計:三砂太一郎
チームドクター:黒田善雄
チームドクター:池田亀夫
その他
[編集]シャペロン:桑名寿枝子
芸術視察員:海野建夫
サッカー視察員:松丸貞一
ボートマン:谷古茂
馬取扱人:木村義衛
参考文献
[編集]- 日本オリンピック委員会監修 『近代オリンピック100年の歩み』 ベースボール・マガジン社、1994年。