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オリンピックの日本選手団

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
オリンピックの日本選手団
日章旗
IOCコード JPN
NOC 日本オリンピック委員会
公式サイト
オリンピック
メダル

206

191

221

618
夏季オリンピック日本選手団
冬季オリンピック日本選手団

オリンピックの日本選手団(オリンピックのにほんせんしゅだん)は、1912年のストックホルムオリンピックに選手2名を派遣したことから始まった。冬季オリンピックは1928年のサンモリッツオリンピックから参加した。第二次世界大戦後の1948年ロンドンオリンピックおよびサンモリッツオリンピックには参加が許されず、1952年のオスロオリンピックより復帰を果たした。ただし、1980年モスクワオリンピックはボイコットにより不参加。

概要

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これまで獲得したメダルは2024年パリオリンピック終了時点までに累計では夏季オリンピックで542個[注 1]、冬季オリンピックで76個である。 最も多くメダルを獲得した大会は夏季オリンピックでは2020年東京オリンピックの58個、冬季オリンピックでは2022年北京オリンピックの18個である。 また、2024年夏季オリンピック終了時点で最も多くのメダルを獲得した夏季オリンピック競技は体操競技の107個で、冬季オリンピック競技ではスピードスケートの26個となっている。最も多く金メダルを獲得している競技は柔道である。

なお、日本で開催されたオリンピックは以下の4大会である。

メダル獲得数一覧

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夏季オリンピック

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大会名 順位 備考
1912 ストックホルム 0 0 0 0 -
1920 アントワープ 0 2 0 2 17位 初のメダル
1924 パリ 0 0 1 1 23位
1928 アムステルダム 2 2 1 5 15位 初の金メダル
1932 ロサンゼルス 7 7 4 18 5位
1936 ベルリン 6 4 8[注 1] 18[注 1] 8位
1948 ロンドン 不参加
1952 ヘルシンキ 1 6 2 9 17位
1956 メルボルン 4 10 5 19 10位
1960 ローマ 4 7 7 18 8位
1964 東京(開催国) 16 5 8 29 3位 最高順位タイ
1968 メキシコシティ 11 7 7 25 3位 最高順位タイ
1972 ミュンヘン 13 8 8 29 5位
1976 モントリオール 9 6 10 25 5位
1980 モスクワ 不参加
1984 ロサンゼルス 10 8 14 32 7位
1988 ソウル 4 3 7 14 14位
1992 バルセロナ 3 8 11 22 17位
1996 アトランタ 3 6 5 14 23位
2000 シドニー 5 8 5 18 15位
2004 アテネ 16 9 12 37 5位
2008 北京 9 8 8 25 8位
2012 ロンドン 7 14 17 38 11位
2016 リオデジャネイロ 12 8 21 41 6位
2020 東京(開催国) 27 14 17 58 3位 最高順位タイ
最多金メダル数
最多メダル総数
2024 パリ 20 12 13 45 3位 最高順位タイ
合計[1] 189 162 191[注 1] 542[注 1] 8位

冬季オリンピック

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大会名 順位 備考
1928 サンモリッツ 0 0 0 0 -
1932 レークプラシッド 0 0 0 0 -
1936 ガルミッシュ・パルテンキルヘン 0 0 0 0 -
1948 サンモリッツ 不参加
1952 オスロ 0 0 0 0 -
1956 コルチナ・ダンペッツオ 0 1 0 1 11位 初のメダル
1960 スコーバレー 0 0 0 0 -
1964 インスブルック 0 0 0 0 -
1968 グルノーブル 0 0 0 0 -
1972 札幌(開催国) 1 1 1 3 11位 初の金メダル
1976 インスブルック 0 0 0 0 -
1980 レークプラシッド 0 1 0 1 15位
1984 サラエボ 0 1 0 1 14位
1988 カルガリー 0 0 1 1 16位
1992 アルベールビル 1 2 4 7 11位
1994 リレハンメル 1 2 2 5 11位
1998 長野(開催国) 5 1 4 10 7位 最高順位
最多金メダル数
2002 ソルトレークシティ 0 1 1 2 21位
2006 トリノ 1 0 0 1 18位
2010 バンクーバー 0 3 2 5 20位
2014 ソチ 1 4 3 8 17位
2018 平昌 4 5 4 13 11位
2022 北京 3 7 8 18 12位 最多メダル総数
合計 17 29 30 76 16位

夏季オリンピック競技別

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※2024年パリ五輪終了時点まで

競技
しゆうとう 柔道[注 2]512330104
レスリング(フリースタイル)39161570
たいそう 体操363437107
きようえい 競泳24283284
りくしよう 陸上競技8101028
レスリンググレコローマン67417
スケートボード5319
バレーボール3339
フェンシング3328
ボクシング3058
ウエイトリフティング231015
ソフトボール2114
たつきゆう 卓球14510
しやけき 射撃1236
バドミントン1146
やきゆう 野球[注 2]1124
からて 空手1113
ブレイキン1001
はしゆつ 障害飛越1001
アーティスティックスイミング041014
アーチェリー0347
してんしや 自転車トラック0235
スポーツクライミング0213
セーリング0213
テニス0213
ゴルフ0112
サッカー0112
サーフィン0112
バスケットボール0101
ホッケー0101
きんたいこしゆ 近代五種0101
とひこみ 飛込0101
カヌースラローム0011
テコンドー0011
はしゆつ 総合馬術0011
計 (競技数: 35)189162191542

冬季オリンピック競技別

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※2022年北京五輪終了時点まで[2]

競技
スピードスケート5101126
スキージャンプ46414
フィギュアスケート35311
ノルディック複合2327
スノーボード1337
フリースタイルスキー1045
ショートトラックスピードスケート1023
カーリング0112
アルペンスキー0101
計 (競技数: 9)17293076

出身地別(個人競技)

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※2024年パリ五輪終了時点まで

出身地名
01 北海道 16 13 18 47 18 29
13 東京 11 10 12 33 32 1
23 愛知 10 6 8 24 20 4
27 大阪 7 11 14 32 31 1
15 新潟 7 8 4 19 14 5
05 秋田 7 7 6 20 20 0
40 福岡 7 7 6 20 20 0
02 青森 7 7 4 18 18 0
12 千葉 7 2 6 15 15 0
24 三重 7 2 3 12 12 0
08 茨城 7 2 1 10 10 0
28 兵庫 5 4 3 12 11 1
35 山口 5 1 4 10 10 0
29 奈良 5 0 1 6 5 1
43 熊本 5 0 1 6 6 0
30 和歌山 4 5 3 12 12 0
10 群馬 4 4 3 11 8 3
04 宮城 4 4 2 10 8 2
17 石川 4 4 2 10 10 0
46 鹿児島 4 3 2 9 9 0
42 長崎 4 2 4 10 10 0
34 広島 4 2 3 9 9 0
14 神奈川 3 6 9 18 16 2
33 岡山 3 6 8 17 16 1
22 静岡 3 6 7 16 16 0
09 栃木 3 3 5 11 11 0
11 埼玉 3 2 5 10 9 1
19 山梨 3 1 1 5 5 0
39 高知 3 1 0 4 4 0
38 愛媛 2 2 3 7 7 0
45 宮崎 2 1 4 7 7 0
25 滋賀 2 1 0 3 3 0
16 富山 2 0 2 4 4 0
06 山形 2 0 1 3 2 1
20 長野 1 4 3 8 2 6
03 岩手 1 1 1 3 1 2
31 鳥取 1 1 0 2 2 0
36 徳島 1 1 0 2 2 0
37 香川 1 1 0 2 2 0
41 佐賀 1 1 0 2 2 0
44 大分 1 1 0 2 2 0
21 岐阜 1 0 8 9 6 3
47 沖縄 1 0 1 2 2 0
朝鮮 1 0 1 2 2 0
32 島根 0 3 5 8 8 0
26 京都 0 2 6 8 8 0
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 0 2 0 2 2 0
07 福島 0 1 3 4 4 0
18 福井 0 0 0 0 0 0

団長・主将・旗手

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夏季オリンピック

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オリンピック 団長 主将 旗手
1952 ヘルシンキ 田畑政治 古橋廣之進 沢田文吉
1956 メルボルン 田畑政治 竹本正男 笹原正三
1960 ローマ 春日弘 糸山隆司 小野喬
1964 東京 大島鎌吉 小野喬 福井誠
1968 メキシコシティ 大庭哲夫 菅原武男 遠藤幸雄
1972 ミュンヘン 青木半治 中村祐造 篠巻政利
1976 モントリオール 河野謙三 加藤沢男 猫田勝敏
1980 モスクワ 不参加
1984 ロサンゼルス 柴田勝治 山下泰裕 室伏重信
1988 ソウル 柴田勝治 斉藤仁 小谷実可子
1992 バルセロナ 古橋廣之進 古賀稔彦 中田久美
1996 アトランタ 古橋廣之進 谷口浩美 田村亮子
2000 シドニー 八木祐四郎 杉浦正則 井上康生
2004 アテネ 竹田恆和 井上康生 浜口京子
2008 北京 福田富昭 鈴木桂治 福原愛
2012 ロンドン 上村春樹 村上幸史 吉田沙保里
2016 リオデジャネイロ 橋本聖子 吉田沙保里 右代啓祐
2020 東京 福井烈 山縣亮太 八村塁
須崎優衣
2024 パリ 尾縣貢 - 半井重幸
江村美咲

冬季オリンピック

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オリンピック 団長 主将 旗手
1960 スコーバレー 木原均 猪谷千春 上野純子
1964 インスブルック 木原均 長久保文雄 菊地定夫
1968 グルノーブル 西田信一 佐藤和男 金入孝明
1972 札幌 柴田勝治 鈴木惠一 益子峰行
1976 インスブルック 山田正彦 笠谷幸生 鈴木正樹
1980 レークプラシッド 伴素彦 久保田三知男 若林修
1984 サラエボ 竹田恒徳 出口弘之 高橋忠之
1988 カルガリー 堂垣内尚弘 黒岩彰 橋本聖子
1992 アルベールビル 堤義明 佐々木一成 川崎努
1994 リレハンメル 南洞邦夫 橋本聖子 三ヶ田礼一
1998 長野 八木祐四郎 荻原健司 清水宏保
2002 ソルトレークシティ 竹田恆和 原田雅彦 三宮恵利子
2006 トリノ 遅塚研一 岡崎朋美 加藤条治
2010 バンクーバー 橋本聖子 岡部孝信 岡崎朋美
2014 ソチ 橋本聖子 葛西紀明 小笠原歩
2018 平昌 齋藤泰雄 小平奈緒 葛西紀明
2022 北京 伊東秀仁 髙木美帆 渡部暁斗
郷亜里砂

備考

[編集]

脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ a b c d e 東京オリンピック公式サイトでは芸術競技が集計から除外されており、これに合わせて1936年ベルリンオリンピックでの芸術競技の銅メダル2個(絵画1、水彩1)は含めていない。Wikipediaの「1936年ベルリンオリンピック」や「1936年ベルリンオリンピックのメダル受賞数一覧」の記事の扱いとも同じ。
  2. ^ a b 正式競技化以前の公開競技で獲得したメダルは含まない。
  3. ^ 現在は年齢制限の変更でフィギュアでこの記録を破ることは不可能である。

出典

[編集]
  1. ^ Team Japan - Profile | Tokyo 2020 Olympics” (英語). olympics.com. 2021年8月14日閲覧。
  2. ^ 大会 オリンピック 大会別日本代表選手 入賞者一覧 - JOC”. 日本オリンピック委員会(JOC). 2021年8月30日閲覧。
  3. ^ “馬術の杉谷泰造、6大会連続五輪へ 谷亮子抜き夏季最多”. 朝日新聞. (2016年6月1日). https://www.asahi.com/articles/ASJ616DH6J61UTQP02L.html 2016年6月28日閲覧。 
  4. ^ “寺内健リオ決めた 日本人最多タイ5度目五輪”. 日刊スポーツ. (2015年7月31日). https://www.nikkansports.com/sports/news/1515583.html 2016年6月28日閲覧。 
  5. ^ 日本放送協会. “オリンピック 男子板飛び込み決勝 6大会出場の寺内は12位”. NHKニュース. 2021年8月9日閲覧。
  6. ^ 五輪選手、どう選ばれる? NIKKEI STYLE 2012/3/21 日本経済新聞 朝刊
  7. ^ 国内のスポーツメーカー 東京五輪をめぐり業界勢力図に異変 - dot.(ドット)2016年4月14日
  8. ^ アシックス、東京五輪スポンサー契約の勝算 - 東洋経済オンライン、2015年4月15日
  9. ^ 【ビジネスの裏側】リオ五輪射止めたアシックス、ミズノ、デサントは場外戦で意地、本当の勝負はこれから - 産経ニュース、2016年2月19日

関連項目

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外部リンク

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