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2018年平昌オリンピックの日本選手団

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
オリンピックの日本選手団
日章旗
IOCコード JPN
NOC 日本オリンピック委員会
公式サイト
2018年平昌オリンピック
人員: 選手 124人(男子52人、女子72人)
役員 145人
旗手: 葛西紀明(開会式)
小平奈緒(閉会式)
主将: 小平奈緒
メダル
国別順位: 11 位

4

5

4

13
夏季オリンピック日本選手団
冬季オリンピック日本選手団

2018年平昌オリンピックの日本選手団(2018ねんピョンチャンオリンピックのにほんせんしゅだん)は、2018年2月9日から2月25日韓国標準時)までの日程で開催された第23回オリンピック冬季競技大会の日本選手団。選手名および所属・記録は2018年当時のもの。

概要

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選手団

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人員: 269人(選手124人、役員145人)
参考資料:第23回オリンピック冬季競技大会日本選手団名簿 (PDF) - 日本オリンピック委員会

公式行事

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  • 選手団結団式・壮行会[1][2]
日時:2018年1月24日
場所:大田区総合体育館東京都大田区
  • 選手村入村式:2018年2月7日
  • 選手団解団式・帰国報告会
日時:2018年2月27日
場所:東京ミッドタウン(東京都港区

メダル獲得者

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メダル総獲得数は過去最多だった1998年長野オリンピックの10個を上回り、冬季オリンピックの日本代表としては史上最多の13個を獲得した。また金メダルは4個を獲得し、日本国外で開催された冬季オリンピックでは初めて複数の金メダルを獲得した。JOCはメダル個数の目標を「複数の金を含む9個」[3]としており、金メダル個数・メダル総数ともにこの目標を達成する数値となった。

競技別では前回メダルなしだったスピードスケートが過去最多の個数を獲得し、カーリングは初のメダル獲得となった。

メダル獲得選手
メダル 選手名 競技 種目 日付
(現地)
備考
11位 金メダル 羽生結弦 フィギュアスケート 男子シングル 2月17日 前回大会1位、2度目の出場。
同種目の連覇は1952年オスロオリンピックディック・バトン以来、66年ぶり史上4人目。
冬季五輪の個人種目では日本人初の連覇。
宇野と併せて同競技では初のダブル表彰台。
第1回大会から数えて冬季オリンピック史上通算1,000個目となる金メダル獲得[4]
11位 金メダル 小平奈緒 スピードスケート 女子500m 2月18日 前回大会5位、3度目の出場。
同競技では長野大会の清水宏保以来5大会ぶり、女子では初の金メダル獲得。
冬季五輪の日本人最年長の金メダル獲得(31歳8ヶ月)。
夏季・冬季を通じて女子では初となる日本選手団主将で金メダル獲得[注釈 2]
日本選手団旗手として冬季・女子初のメダル獲得。
夏季・冬季通じ日本初の1大会主将及び旗手。
オリンピックレコード(36秒94)での金メダル獲得。
夏季・冬季を通じて女子では初となる1大会に於ける金を含む個人種目複数メダル獲得[注釈 3]
11位 金メダル 菊池彩花
佐藤綾乃
髙木菜那
髙木美帆
スピードスケート 女子団体パシュート 2月21日 前回大会4位、菊池・髙木菜那は2度目、髙木美帆・佐藤は初出場。
2010年バンクーバー大会の同種目銀メダルを上回る初の金メダル獲得。
オリンピックレコード(2分53秒89)での金メダル獲得。
髙木美帆は夏季・冬季を通じて女子初の1大会で全種類のメダルを獲得[注釈 4]
髙木菜那・美帆は夏季・冬季通じ日本初の姉妹で金メダルを獲得。
佐藤は冬季五輪日本人女子史上最年少での金メダル獲得(21歳73日)[注釈 5]
11位 金メダル 髙木菜那 スピードスケート 女子マススタート 2月24日 今大会の新設種目。
夏季・冬季を通じて女子では初となる1大会に於ける複数金メダル獲得[注釈 6]
22位 銀メダル 髙木美帆 スピードスケート 女子1500m 2月12日 前々回大会23位、2度目の出場。
同競技のメダル獲得はバンクーバー大会以来2大会ぶり。
同競技の女子個人種目では初の銀メダル獲得。
同種目のメダル獲得はアルベールビル大会の橋本聖子以来7大会ぶり。
22位 銀メダル 平野歩夢 スノーボード 男子ハーフパイプ 2月14日 前回大会2位、2度目の出場。
22位 銀メダル 渡部暁斗 ノルディック複合 個人ノーマルヒル+10km 2月14日 前回大会2位、4度目の出場。
22位 銀メダル 小平奈緒 スピードスケート 女子1000m 2月14日 前回大会13位、3度目の出場。
髙木と併せて同競技の女子では初のダブル表彰台。
同種目では男女通じて初の銀メダル獲得。
22位 銀メダル 宇野昌磨 フィギュアスケート 男子シングル 2月17日 初出場。
羽生と併せて同競技では初のダブル表彰台。
33位 銅メダル 原大智 フリースタイルスキー 男子モーグル 2月12日 初出場。日本選手団における平昌大会メダル第一号。
同競技の男子では初のメダル獲得。
モーグル種目のメダル獲得はソルトレイクシティ大会の里谷多英以来4大会ぶり。
33位 銅メダル 高梨沙羅 スキージャンプ 女子ノーマルヒル 2月12日 前回大会4位、2度目の出場。
同競技の女子では初のメダル獲得。
33位 銅メダル 髙木美帆 スピードスケート 女子1000m 2月14日 前々回大会35位、2度目の出場。
小平と併せて同競技の女子では初のダブル表彰台。
33位 銅メダル 藤澤五月
吉田知那美
鈴木夕湖
吉田夕梨花
本橋麻里
カーリング 女子 2月24日 前回大会5位、本橋は3度目、吉田知那美は2度目、藤澤・鈴木・吉田夕梨花は初出場。
同競技初のメダル獲得。
本橋は冬季では初となるママさん選手でのメダル獲得[注釈 7][8]

種目別選手・役員

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スキー

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出典: [9]

アルペンスキー

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男子
  • 湯淺直樹(スポーツアルペンスキークラブ) - 回転(2本目途中棄権)
  • 石井智也(ゴールドウインスキークラブ) - 大回転(30位)
女子

出典: [9]

クロスカントリースキー

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男子
女子
  • 石田正子JR北海道
    • 10kmフリー(18位)
    • 15kmスキーアスロン(14位)
    • 30kmクラシカル(10位)
  • 監督
  • コーチ
  • 技術スタッフ
    • アンダース・ラーベ・ヴァルデルマール・ウィルクマン
    • ウルフ・エリック・エリクソン

出典: [10]

スキージャンプ

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男子
女子

出典: [10]

ノルディック複合

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  • 監督
  • コーチ
  • トレーナー
    • 菊池拓
男子

出典: [9]

フリースタイルスキー

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男子
女子

出典: [9]

スノーボード

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男子
女子

出典: [9]

スケート

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役員・スタッフ

スピードスケート

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男子
女子
役員・スタッフ


出典: [10]

ショートトラックスピードスケート

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男子
不出場
  • 5000mリレー(坂爪、吉永、横山、渡邉) - 7位
女子
役員・スタッフ

出典: [10]

フィギュアスケート

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男子シングル
女子シングル
ペア
アイスダンス
団体
  • 宇野、田中、宮原、坂本、木原、須崎、リード、村元 - 5位
役員・スタッフ

出典: [10]

アイスホッケー

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役員・スタッフ
  • チームリーダー:細谷妙子日本アイスホッケー連盟
  • 監督:山中武司(日本アイスホッケー連盟)
  • コーチ:飯塚祐司昭和大学)、春名真仁(日本アイスホッケー連盟)
  • ドクター:服部幹彦(山手クリニック)
  • トレーナー:山家正尚(プロコーチジャパン)、金子知広(日本アイスホッケー連盟)、和光努(トライ・ワークス)
  • 技術スタッフ:金子千賀年(マックス)

バイアスロン

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男子
  • 立崎幹人英語版(自衛隊体育学校)
    • 10kmスプリント(84位)
    • 20km個人(64位)
女子
  • 立崎芙由子(自衛隊体育学校)
    • 7.5kmスプリント(42位)
    • 10kmパシュート(56位)
    • 15km個人(76位)
  • 田中友理恵(自衛隊体育学校)
    • 7.5kmスプリント(68位)
    • 15km個人(80位)
  • 三橋李奈英語版(自衛隊体育学校)
    • 7.5kmスプリント(85位)
  • 古谷沙理英語版(自衛隊体育学校)
    • 7.5kmスプリント(49位)
    • 10kmパシュート(54位)
    • 15km個人(85位)
  • 蜂須賀明香(自衛隊体育学校)
    • 15km個人(81位)
役員・スタッフ

出典: [10]

スケルトン

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男子
女子
役員・スタッフ

出典: [10]

カーリング

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出典: [10]

選手団本部役員

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本部役員(2018年5月16日現在)

役職 氏名 所属団体 備考
団長 齋藤泰雄 味の素
副団長 山下泰裕 全日本柔道連盟 東海大学
総監督 伊東秀仁 日本スケート連盟 日本オリンピック委員会
本部役員 岩上祐子 日本オリンピック委員会 総務担当
本部員 萩原直樹
渡辺稔一
工藤誠司
大越光介
奥脇透 国立スポーツ科学センター メディカルスタッフ/ドクター
石田浩之 慶應義塾大学病院スポーツ医学研究センター
渡邉耕太 札幌医科大学
吉田真 北翔大学 メディカルスタッフ/トレーナー
樋口枝浦 JTBコーポレートセールス 輸送担当
樺山昌史
水野竹範
清水大徳
アタッシェ 上野裕大 在韓国日本大使館
プレスアタッシェ 竹内浩 共同通信社

脚注

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注釈

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  1. ^ 選手団旗手に指名された葛西紀明が海外遠征中で不在のため、高梨沙羅が旗手代行を務めた。
  2. ^ なお、男子では小野喬遠藤幸雄加藤沢男体操で、中村祐造がバレーボールで、山下泰裕斉藤仁古賀稔彦柔道でそれぞれ金メダルを獲得している。
  3. ^ 500mで金メダル、1000mで銀メダル獲得。冬季では1998年長野大会でスキージャンプ船木和喜が個人ラージヒルで金メダル、個人ノーマルヒルで銀メダル、清水が500mで金メダル、1000mで銅メダルをそれぞれ獲得している。
  4. ^ なお、男子では体操小野喬(2回)、中山彰規塚原光男監物永三笠松茂具志堅幸司森末慎二競泳萩野公介の8人が一大会全種類メダル獲得を達成している[5]。後に卓球伊藤美誠も女子として一大会全種類メダル獲得を達成している。
  5. ^ これまでは1998年長野大会フリースタイルスキー女子モーグル里谷多英の21歳244日が女子選手の最年少[6]
  6. ^ なお、男子では宮崎康二、北島康介が競泳で、加藤沢男、遠藤幸雄、小野喬、中山彰規、塚原光男、具志堅幸司、内村航平、橋本大輝が体操で、船木和喜がスキージャンプでそれぞれ1大会複数金メダルを獲得している。後に大橋悠依も女子として競泳で1大会複数金メダルを獲得している。
  7. ^ 夏季大会でのママさんメダリストには小野清子(体操)、谷亮子柔道)、大友愛バレーボール)の3名がおり、3名とも銅メダルを獲得している[7]

出典

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  1. ^ 小平主将「勇気届ける」 平昌五輪へ結団式』(HTML)(プレスリリース)日本オリンピック委員会、2018年1月24日https://www.joc.or.jp/news/detail.html?id=96922017年2月13日閲覧 
  2. ^ “平昌オリンピック 日本代表選手団の結団式・壮行会開催” (日本語) (HTML). 電通報. 電通. (2018年1月24日). https://dentsu-ho.com/articles/5781 2017年2月13日閲覧。 
  3. ^ 【平昌五輪】いよいよ開幕 日本勢は目標9個 メダル量産狙う - 産経ニュース、2018年2月10日
  4. ^ 羽生結弦の金が冬季五輪の1000個目の金メダルに 日刊スポーツ 2018年2月17日閲覧
  5. ^ “高木美帆、一大会で金・銀・銅の全メダル獲得 冬季五輪日本初の偉業/スピード”. サンケイスポーツ. 産業経済新聞社. (2018年2月22日). https://www.sanspo.com/article/20180221-KVSDVHCQDVKZRKK2TOR6QQBZH4/ 2018年2月22日閲覧。 
  6. ^ “21歳73日の佐藤、冬季五輪女子最年少「金」/スピード”. サンケイスポーツ. 産業経済新聞社. (2018年2月21日). http://www.sanspo.com/pyeongchang2018/news/20180221/pye18022123490090-n1.html 2018年2月23日閲覧。 
  7. ^ “夏季ママメダリストは小野、谷、大友の3人”. Sponichi ANNEX. スポーツニッポン新聞社. (2013年4月13日). https://www.sponichi.co.jp/sports/news/2013/04/13/kiji/K20130413005600530.html 2018年2月28日閲覧。 
  8. ^ マリリンの夢結実、チーム創設8年目LS北見の闘い 日刊スポーツ 2018年2月25日付
  9. ^ a b c d e 日本代表選手団 推薦用紙(1月23日現在)” (PDF). 日本オリンピック委員会. 2018年1月30日閲覧。
  10. ^ a b c d e f g h 日本代表選手団 推薦用紙(1月18日現在)” (PDF). 日本オリンピック委員会. 2018年1月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年1月25日閲覧。
  11. ^ アイスホッケーが平昌五輪1号 女子、2大会連続
  12. ^ SC軽井沢クが五輪出場決める カーリング男子、20年ぶり
  13. ^ カーリング男子「SC軽井沢クラブ」平昌オリンピック出場決定!
  14. ^ “LS北見が初五輪代表 藤沢五月「幸せ者だなと」”. ニッカンスポーツ・コム. 日刊スポーツ新聞社. (2017年9月10日). https://www.nikkansports.com/sports/news/1885666.html 2017年9月10日閲覧。 

外部リンク

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