蕗沢忠枝
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蕗沢 忠枝(ふきざわ ただえ、女性、1912年9月4日[1] - 2001年)は、日本の翻訳家。
千葉県生まれ。東京女子大学卒業。推理小説、児童文学など英語文学を翻訳した。日本翻訳家協会理事。「マガーク少年探偵団シリーズ」 で日本翻訳出版文化賞を受賞している。
翻訳
[編集]- 『家族』(ニイナ・フェドロヴァ、モダン日本社) 1941年
- 『我が泰国の日』(クミュー・チャンドラン、モダン日本社) 1941年
- 『フランクリンの手紙』(ベンジャミン・フランクリン、モダン日本社) 1942年、のち岩波文庫、復刊 2017年
- 『ショパンの芸術と生涯』(フランツ・リスト、モダン日本社) 1942年
- 『黄金虫』(エドガー・A・ポー、太虚堂書房) 1947年
- 『女相続人』 (ヘンリー・ジェームス、角川文庫) 1950年
- 『女狐』(メアリ・ウエッブ、ダヴィッド社) 1951年 - 1952年
- 『黒水仙』(ルーマー・ゴッデン、月曜書房) 1951年
- 『夢の宮廷』(マーク・トウェーン、岡倉書房) 1951年
- 『青春の秘密』(D・H・クラーク、名曲堂) 1951年
- 『西部戦線異状なし』(エリッヒ・マリヤ・レマルク、共和出版社) 1952年
- 『文化果つるところ』上・下(ジョゼフ・コンラッド、角川文庫) 1953年、のち復刊 1989年
- 『ジェームス・ケイン選集』第1、2、4、5巻(ジェームス・ケイン、日本出版協同) 1954年
- 『必死の逃亡者』(ジヨセフ・ヘイズ、早川書房) 1955年
- 『恋を覗く少年』(L・P・ハートレイ、新潮社) 1955年
- 『誇りと冒涜』(ルシイ・H・クロケット、早川書房) 1956年
- 『カレッジ・ロマンス』(M・ハーモン、新潮社) 1958年
- 『白帆はまねく』(M・E・ベル、新潮社) 1958年
- 『緑の館』(W・H・ハドスン、新潮文庫) 1959年
- 『愛は永遠に リンカーン夫人伝』(アーヴィング・ストーン、新潮社) 1959年
- 『許されざる者』(アラン・ルメイ、新潮社) 1960年
- 『オリエント急行の殺人』(アガサ・クリスティ、新潮文庫) 1960年
- 『オランダ靴の秘密』(エラリー・クィーン、新潮文庫) 1961年
- 『長生きの秘訣』(ジョージ・ギャラップ,エヴァン・ヒル、新潮社) 1961年
- 『殺人保険』(ジェームス・ケイン、新潮文庫) 1962年
- 『ねじの回転』(ヘンリー・ジェイムズ、新潮文庫) 1962年
- 『ロード・ジム』上・下(ジョゼフ・コンラッド、新潮文庫) 1965年
- 『干し草山の恋、狐』 (D・H・ロレンス、新潮社、新潮世界文学 ロレンス) 1970年
- 『黒ギツネと少年』 (B・バイヤース、あかね書房) 1975年
- 「マガーク少年探偵団」(E・W・ヒルディック、あかね書房)
- 『こちらマガーク探偵団』 1977年
- 『あのネコは犯人か?』 1977年
- 『消えた新聞少年』 1978年
- 『あやうしマガーク探偵団』 1978年
- 『スーパースターをすくえ』 1978年
- 『見えない犬のなぞ』 1979年
- 『あやしい手紙』 1979年
- 『まぼろしのカエル』 1979年
- 『木の上のたからもの』 1980年
- 『雪の中のスパイ』 1981年
- 『銀行強盗をつかまえろ』 1982年
- 『マガーク対魔女』 1983年
- 『ぬすまれた宝石のなぞ』 1984年
- 『悪魔vsマガーク+数学の天才』 1985年
- 『ミイラのつぶやき』 1987年
- 『オウムどろぼう事件』 1990年
- 『作戦名はマガークザウルス』 1995年
- 『暗闇にうかぶ顔』(J・エイケン、あかね書房) 1981年
- 『ふしぎの国のアリス』(ルイス・キャロル、ポプラ社文庫) 1982年
- 『ゴルフ場殺人事件』(クリスティ、新潮文庫) 1984年
- 『七つの時計殺人事件 』(クリスティ、新潮文庫) 1986年
- 『メソポタミア殺人事件 』(クリスティ、新潮文庫) 1986年
- 『若草物語』(オルコット、ポプラ社) 1987年
- 『小公子』(バーネット、ポプラ社文庫) 1987年
- 『青い鳥』(メーテルリンク、ポプラ社) 1988年
- 『謎のエヴァンズ殺人事件』(クリスティ、新潮文庫) 1989年
- 『エッジウェア卿殺人事件』(クリスティ、新潮文庫) 1990年
- 『続若草物語』(オルコット、ポプラ社文庫) 1992年
- 『第3若草物語』(オルコット、ポプラ社文庫) 1993年
脚注
[編集]- ^ 『現代物故者事典2003~2005』(日外アソシエーツ、2006年)p.868