蕭徳
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蕭徳(しょう とく、生没年不詳)は、遼(契丹)の政治家・軍人。蕭唐古とも書かれる。字は特末隠。契丹楮特部の出身。
経歴
[編集]穏和な性格で、学問に励み、礼法を好んだ。太平年間、牌印・直宿を領した。重熙19年(1050年)、北院枢密副使に進んだ。林牙の耶律庶成とともに律令の改正にあたり、契丹行宮都部署に転じた。
清寧元年(1055年)、同知北院枢密使に転じ、魯国公に封じられた。清寧3年(1057年)、南府宰相に任じられた。清寧5年(1059年)、南京統軍使に転じた。清寧9年(1063年)、再び南府宰相となった。耶律重元の乱が起こると、耶律涅魯古を斬首し、功績により漢王に封じられた。
咸雍元年(1065年)、老年のため引退を願い出たが、許されなかった。咸雍3年(1067年)、尚父の位を加官され、致仕した。享年は72。
伝記資料
[編集]- 『遼史』巻96 列伝第26