藤井湧泉
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藤井 湧泉 | |
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生誕 |
中国名 : 黄稚 日本名 : 藤井湧泉 1964年 中華人民共和国江蘇省啓東市 |
藤井 湧泉(ふじい ゆうせん、1964年 - )は、日本で活動する中国出身の水墨画家。
略歴
[編集]1964年に中華人民共和国江蘇省啓東市に生まれる(中国名:黄稚)。1984年に蘇州大学藝術学院を卒業し、1985年に北京服装学院講師に採用される。1992年に京都に来日し、1993年に京都市立芸術大学大学院に研究生として留学する。1994年に日本人女性と結婚する。2012年に哲学者梅原猛より「湧泉」の雅号を授かる(日本名:藤井湧泉)。現在までに、一休寺、西大寺、圓徳院、鹿苑寺(金閣寺)、相国寺、林光院、高台寺などの有名寺院に水墨画作品が収蔵されている[1]。
代表作
[編集]- 「虎絵衝立」(2008年) - 一休寺
- 「佛画」(2009年) - 西大寺
- 「蓮独鯉襖絵」(2010年) - 高台寺圓徳院
- 「葡萄絵衝立」(2012年) - 金閣寺
- 「野葡萄二曲屏風」(2012年) - 相国寺
- 「障壁画・襖絵80面」(2017年) - 相国寺林光院
- 「妖女赤夜行進図」(2019年) - 高台寺
主な書籍
[編集]- 画集
- 『藤井湧泉画 相國寺林光院 障壁画・襖絵』 株式会社古裂会出版部、2017年。
- 『藤井湧泉(黄稚) 日本寺院収蔵名品集』 特定非営利活動法人国際交流支援センター、2020年。
参考文献
[編集]- 秋丸知貴「藤井湧泉(黄稚)――中国と日本の美的昇華」『美術評論⁺』2024年5月23日公開。
- 秋丸知貴「藤井湧泉と伊藤若冲――京都・相国寺で花開いた中国と日本の美意識(前編)」『美術評論⁺』2024年5月25日公開。
- 秋丸知貴「藤井湧泉と伊藤若冲――京都・相国寺で花開いた中国と日本の美意識(中編)」『美術評論⁺』2024年5月25日公開。
- 秋丸知貴「藤井湧泉と伊藤若冲――京都・相国寺で花開いた中国と日本の美意識(後編)」『美術評論⁺』2024年5月27日公開。
- 秋丸知貴「藤井湧泉と京都の禅宗寺院――一休寺・相国寺・金閣寺・林光院・高台寺・圓徳院」『美術評論⁺』2024年6月6日公開。
- 秋丸知貴「藤井湧泉の《妖女赤夜行進図》――京都・高台寺で咲き誇る新時代の百鬼夜行図」『美術評論⁺』2024年6月6日公開。
- 秋丸知貴「藤井湧泉の《雲龍嘯虎襖絵》――兵庫・大蔵院に鳴り響く新時代の龍虎図(前編)」『美術評論⁺』2024年6月8日公開。
- 秋丸知貴「藤井湧泉の《雲龍嘯虎襖絵》――兵庫・大蔵院に鳴り響く新時代の龍虎図(後編)」『美術評論⁺』2024年6月8日公開。
- 秋丸知貴「藤井湧泉展――龍花春早・猫虎懶眠」『美術評論⁺』2024年10月16日公開。
- 秋丸知貴「藤井湧泉展――水墨雲龍・極彩猫虎」『美術評論⁺』2024年10月16日公開。
- 秋丸知貴「藤井湧泉展――龍虎花卉多吉祥」『美術評論⁺』2024年10月16日公開。
- 秋丸知貴「藤井湧泉展――ネコトラとアンパラレル・ワールド」『美術評論⁺』2024年10月20日公開。