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藤原元真

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
 
藤原 元真
藤原元真(狩野安信『三十六歌仙額』)
時代 平安時代中期
生誕 不明
死没 不明
官位 従五位下丹波介
主君 朱雀天皇村上天皇
氏族 藤原南家巨勢麻呂流
父母 父:藤原清邦、母:紀名虎の娘
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藤原 元真(ふじわら の もとざね)は、平安時代中期の貴族歌人藤原南家巨勢麻呂流、甲斐守・藤原清邦の三男[1]官位従五位下丹波介三十六歌仙の一人。

経歴

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承平5年(935年加賀掾に任ぜられると、玄蕃允修理少進を経て、応和元年(961年)に従五位下叙爵康保3年(966年)に丹波介に任ぜられた。

宮中の女房歌合内裏歌合といった歌合に詠進し、前十五番歌合に選抜されている。『後拾遺和歌集』(8首)以下の勅撰和歌集に27首が入集し[2]。家集に『元真集』がある。

元真集(もとざねしゅう)は、藤原元真の私家集。現存諸本はすべて同一祖本から派生したものと考えられる。①西本願寺本(337首)②正保版本(335首)③伝俊成筆本(335首)④宮内庁書陵部本(337首)の4類に分けられるが、転写の際の誤記による相違だけで、内容に違いはないと考えられている。内容は、屏風歌・歌合歌などの公的な歌を主とした前半部分と、恋歌・雑歌などの私的な歌を主とした後半部分から成る。

官歴

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『三十六人歌仙伝』による。

系譜

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脚注

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  1. ^ 『三十六人歌仙伝』
  2. ^ 『勅撰作者部類』
  3. ^ 『日本人名大辞典』