藤原隆信派
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藤原隆信派(ふじわらのたかのぶは)は、藤原隆信(1142年-1205年)(正四位下)から始まり豪信(14世紀活躍)までの大和絵似絵を得意とした家系の画系。 主な画人に藤原信実、藤原為継、信海、藤原為信、豪信がいる。
概要
[編集]- 長男信実は国宝《後鳥羽上皇像》(水無瀬神宮蔵 [1])や《柿本人麿像》(京都国立博物館蔵[作品画像 1])で知られる似絵の名手であり、『古今著聞集』巻第十一:書画に「似絵」用語も登場し([書影 2])この分野が確立した。以降、代々似絵を得意とした。
詳細は系図から個々の画人を参照されたい。
系図
[編集]- 朝岡興禎『古画備考』巻上:廷臣(近代デジタルライブラリー所収巻3コマ65-66の書影[書影 3]を基に生没年を加えた。
藤原隆信1142-1205 | |||||||||||||||||
信真1176?-1265? | |||||||||||||||||
為継1206-1265 | 信海13世紀 | ||||||||||||||||
伊信13世紀 | |||||||||||||||||
為信13-14世紀 | |||||||||||||||||
為理12??-1317 | |||||||||||||||||
豪信14世紀 | |||||||||||||||||
脚注
[編集]作品画像
[編集]書影
[編集]- ^ 藤原兼実 (1906年). “玉葉”. 国書刊行会. p. 319. 2014年2月19日閲覧。コマ171
- ^ 橘成季 (1926年). “古今著聞集”. 有朋堂書店. p. 359. 2014年2月19日閲覧。コマ187
- ^ “古画備考巻3”. 2014年2月19日閲覧。コマ65
書誌
[編集]- ^ “紙本著色花園天皇像像”. 文化庁. 2014年2月19日閲覧。
関連項目
[編集]- ^ “紙本著色後鳥羽天皇像”. 文化庁. 2014年2月19日閲覧。