藤川拓也
表示
| ||||
---|---|---|---|---|
マラソングランドチャンピオンシップ (2019年9月15日撮影) | ||||
選手情報 | ||||
ラテン文字 | Takuya Fujikawa | |||
国籍 | 日本 | |||
種目 | 長距離走・マラソン | |||
所属 | 中国電力 | |||
大学 | 青山学院大学国際政治経済学部卒業 | |||
生年月日 | 1992年12月17日(31歳) | |||
生誕地 | 広島県庄原市 | |||
自己ベスト | ||||
5000m | 13分51秒40(2013年) | |||
10000m | 27分58秒87(2018年) | |||
ハーフマラソン | 1時間01分46秒(2019年) | |||
マラソン | 2時間08分45秒 (2020年) | |||
編集 |
藤川 拓也(ふじかわ たくや、1992年12月17日 - )は日本の陸上競技選手。専門は長距離走・マラソン。広島県庄原市出身。三次市立十日市中学校・広島県立世羅高等学校・青山学院大学国際政治経済学部卒業。中国電力陸上競技部所属・同陸上部主将[1][2]。
経歴
[編集]大学時代まで
[編集]- 2005年4月、三次市立十日市中学校へ入学。中学在学時代から全国トップレベルの実力を持っている。地元の広島県広島市で毎年1月に開催される都道府県対抗男子駅伝(ひろしま男子駅伝)へは、中学2年生時に第12回大会(2007年、2区・3.0Km、区間12位)、3年生時に第13回大会(2008年)と2年連続して広島県代表として出場[3]。特に中学3年時は6区(3.0 km)を担当し、区間賞の市田宏(鹿児島県代表)に次いで区間2位と快走した。
- 中学卒業後の2008年4月、高校は地元の広島県・駅伝の強豪である世羅高等学校に進学。高校時代は3年連続して毎年12月に開催の全国高等学校駅伝競走大会に出場。高校1年生時は5区(3.0 km、区間22位)[4]、2年生時は6区(5.0Km、区間11位)[5]、3年生時は6区(5.0Km、区間4位)[6]。特に高校2年生の時には、1学年上の北魁道、ビタン・カロキ、竹内一輝らと共に全国制覇を経験した(1年は総合4位、3年は総合2位)。
- 高校卒業後の2011年4月、原晋長距離ブロック監督が率いる青山学院大学に進学し、同大学陸上部に所属する。
- 大学1年生時の出雲全日本大学選抜駅伝競走から「大学三大駅伝」に登場、2区を担当し区間10位(総合10位)。
- 大学2年生時の出雲全日本大学駅伝では2区で5人を抜いて区間2位と好走し、青山学院大として史上初の「大学三大駅伝制覇」に大きく貢献した。第89回東京箱根間往復大学駅伝競走では自身初めての箱根駅伝を出走、山下りの6区を担当し区間14位(総合8位)。
- 大学3年生時の出雲全日本大学駅伝では3年連続して2区を担当(総合5位)。第90回東京箱根間往復大学駅伝競走に自身2年連続で出走し、復路エース区間の9区を担当し区間3位(総合5位)。
- 大学4年生時は主将に就任。全日本大学駅伝対校選手権大会に初出走し、区間3位(総合3位)。
- 2015年正月開催の第91回東京箱根間往復大学駅伝競走では、1月2日に青山学院大として史上初の往路優勝を達成[7]。さらに翌1月3日の復路では、自身3年連続の出場・昨年に引き続き9区を担当し、当時の区間記録に3秒差に迫る力走を披露して区間賞を獲得[8]。そして青学大は、史上初となる念願の箱根駅伝・総合優勝(復路も首位)に導いた[9]。
社会人入り後
[編集]- 大学卒業後の2015年4月、出身地である広島県広島市の中国電力に就職し、青学大OBで2年先輩の出岐雄大らが所属していた陸上競技部へ入部する。毎年元旦恒例の全日本実業団対抗駅伝競走大会(ニューイヤー駅伝)や、トラックレース等へ出場。
- 初マラソンは2017年3月のびわ湖毎日マラソンだった(2時間26分台・総合24位)。
- 2度目のマラソンは2018年2月の別府大分毎日マラソンで、自己記録を14分以上更新(2時間11分台・総合6位)。
- 3度目のマラソンは2019年3月の東京マラソン2019で、自己記録を1分24秒更新(2時間10分台・総合7位)。さらに、2020年東京オリンピック・男子マラソン日本代表選考レースとなる、マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)への出場権も獲得した。
- 2019年9月、マラソングランドチャンピオンシップに出走したものの、レース前半から上位争いに加わる事が出来ず、2時間20分台の総合24位に終わった。
- 2020年3月、MGCファイナルチャレンジ第2弾となる、東京マラソン2020に出場。総合22位に留まったが、自身初のサブテン達成となる2時間08分台でゴールした。
ベスト記録
[編集]- 5000m - 13分51秒40(2013年9月 日本体育大学長距離競技会)
- 10000m - 27分58秒87(2018年11月 八王子ロングディスタンス)
- ハーフマラソン - 1時間01分46秒(2019年2月 香川丸亀国際ハーフマラソン)
- マラソン - 2時間08分45秒 (2020年3月 東京マラソン2020)
主な戦績
[編集]2007年
- 第12回天皇盃全国都道府県対抗男子駅伝競走大会 2区・3.0Km 区間12位 8分45秒(広島県チーム総合13位)
2008年
- 第13回天皇盃全国都道府県対抗男子駅伝競走大会 6区・3.0Km 区間2位 8分59秒(広島県チーム総合24位)
- 第59回全国高等学校駅伝競走大会 5区・3.0Km 区間22位 9分05秒(世羅高校チーム総合4位)
2009年
- 第60回全国高等学校駅伝競走大会 6区・5.0Km 区間11位 15分14秒(世羅高校チーム総合優勝)
2010年
- 第15回天皇盃全国都道府県対抗男子駅伝競走大会 4区・5.0Km 区間24位 14分56秒(広島県チーム総合4位)
- 第61回全国高等学校駅伝競走大会 6区・5.0Km 区間4位 14分54秒(世羅高校チーム総合2位)
2013年
2016年
- 第60回全日本実業団対抗駅伝競走大会 3区・13.6Km 区間27位 39分57秒(中国電力チーム総合14位)
2017年
- 第61回全日本実業団対抗駅伝競走大会 6区・12.5Km 区間6位 37分20秒(中国電力チーム総合9位)
2018年
- 第62回全日本実業団対抗駅伝競走大会 1区・12.3Km 区間4位 34分59秒(中国電力チーム総合14位)
- 第23回天皇盃全国都道府県対抗男子駅伝競走大会 3区・8.5Km 区間13位 24分22秒(広島県チーム総合12位)
- 八王子ロングディスタンス・10000m 総合16位(6組・4位) 27分58秒87(自己記録)[11]
2019年
- 第63回全日本実業団対抗駅伝競走大会 3区・13.6Km 区間5位 37分29秒(中国電力チーム総合9位)
- 第24回天皇盃全国都道府県対抗男子駅伝競走大会 7区・13.0Km 区間7位 37分57秒(広島県チーム総合4位)
- 香川丸亀国際ハーフマラソン 8位 1時間01分46秒(自己記録)
2020年
- 第64回全日本実業団対抗駅伝競走大会 3区・13.6Km 区間15位 38分34秒(中国電力チーム総合19位)
大学駅伝成績
[編集]年度 | 出雲駅伝 | 全日本大学駅伝 | 箱根駅伝 |
---|---|---|---|
1年生 (2011年度) |
第23回-2区(5.8Km) 区間7位 16分34秒 <青学大総合10位> |
第43回 (出場なし) (青学大総合9位) |
第88回 (出場なし) <青学大総合5位> |
2年生 (2012年度) |
第24回-2区(5.8Km) 区間2位 17分00秒 <青学大総合初優勝> |
第44回 (出場なし) (青学大不出場) |
第89回-6区(20.8Km) 区間14位 1時間00分43秒 <青学大総合8位> |
3年生 (2013年度) |
第25回-2区(5.8Km) 区間6位 17分00秒 <青学大総合5位> |
第45回 (出場なし) <青学大総合6位> |
第90回-9区(23.2Km) 区間3位 1時間09分23秒 <青学大総合5位> |
4年生 (2014年度) |
(台風第19号による 影響で開催中止) |
第46回-5区(11.6Km) 区間3位 34分15秒 <青学大総合3位> |
第91回-9区(23.2Km) 区間賞 1時間08分04秒 <青学大総合初優勝> |
マラソン全成績
[編集]年月 | 大会 | 順位 | 記録 | 備考 |
---|---|---|---|---|
2017年3月5日 | 第72回びわ湖毎日マラソン | 24位 | 2時間26分24秒 | 初マラソン・世界陸上ロンドン大会・男子マラソン選考レース |
2018年2月4日 | 第67回別府大分毎日マラソン | 6位 | 2時間11分59秒 | 自己記録更新・MGCシリーズ第3弾(2020年東京オリンピック選考会) |
2019年3月3日 | 東京マラソン2019 | 7位 | 2時間10分35秒 | 自己記録更新・MGCシリーズ第9弾・MGC出場権獲得 |
2019年9月15日 | マラソングランドチャンピオンシップ | 24位 | 2時間20分35秒 | 2020年東京オリンピック・男子マラソン日本代表選考会 |
2020年3月1日 | 東京マラソン2020 | 22位 | 2時間08分45秒 | 現自己ベスト記録・MGCファイナルチャレンジ第2弾 |
外部リンク
[編集]- 藤川拓也 (@takuya_f1217) - X(旧Twitter)
- MGC出場選手・藤川拓也(JAAF)
- ESSC エネルギア・スポーツサポートクラブ(中国電力・陸上競技部)
- 試合予定・試合結果(中国電力陸上競技部・2018年4月~)
- ランナーズ・ブログ(中国電力陸上競技部・2005年11月~2018年3月)
- 第28回インタビュー<藤川拓也選手,松井智靖選手>ランナーズ・ブログ(2015年5月11日掲載)
脚注
[編集]- ^ 選手紹介-陸上競技部(中国電力・2019年度)
- ^ 選手紹介-陸上競技部(中国電力・2015年度)
- ^ 天皇盃 全国男子駅伝 大会結果(34広島県・過去の成績)
- ^ 全国高校駅伝 2008年・第59回男子大会記録
- ^ 全国高校駅伝 2009年・第60回男子大会記録
- ^ 全国高校駅伝 2010年・第61回男子大会記録
- ^ 「第91回箱根駅伝」往路、本学はトップでゴール。本学史上初の往路優勝 青山学院大学NEWS 2015年1月2日記事
- ^ 青学大・藤川 区間記録に3秒届かず「狙いにいったけど…悔しい」 スポニチ 2015年1月3日記事
- ^ 「第91回箱根駅伝」本学史上初の総合優勝 青山学院大学NEWS 2015年1月3日記事
- ^ 第232回 日本体育大学長距離競技会・結果
- ^ 八王子ロングディスタンス2018・競技結果