藤巻光浩
藤巻 光浩 (ふじまき みつひろ) | |
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居住 |
日本 アメリカ合衆国 |
研究分野 | レトリック、コミュニケーション学 |
研究機関 |
静岡県立大学 フェリス女学院大学 |
出身校 |
明治学院大学法学部卒業 ウェイクフォレスト大学大学院 コミュニケーション学研究科 修士課程修了 アイオワ大学大学院 コミュニケーション研究科 博士課程修了 |
主な業績 |
近代博物館を ポストコロニアル的文脈で 読み解き人権発信の場に していくための批評 記憶の顕われる場所を メディアとして捉えなおす 社会批評 |
主な受賞歴 |
日本コミュニケーション学会奨励賞 (2004年) 日本コミュニケーション学会賞 (2005年) |
プロジェクト:人物伝 |
藤巻 光浩(ふじまき みつひろ)は、日本のコミュニケーション学者(現代レトリック理論・批評理論・アメリカ文化研究・博物館研究)。
学位はコミュニケーション学博士(アイオワ大学・2004年)。
文教大学国際学部助教授、静岡県立大学国際関係学部助教授、静岡県立大学国際関係学部准教授などを歴任した。現在は、フェリス女学院大学文学部教授[1]。
来歴
[編集]生い立ち
[編集]明治学院大学に進学し、法学部の法律学科にて学んだ[2]。1989年3月に、明治学院大学を卒業した[2]。その後、アメリカ合衆国に渡り、ウェイクフォレスト大学の大学院に進学し、コミュニケーション学研究科にて学んだ[2]。2000年12月、ウェイクフォレスト大学の修士課程を修了した[2]。なお、1995年には、ウェイクフォレスト大学よりコミュニケーション学修士の学位を取得している[2]。
研究者として
[編集]2001年4月より、文教大学の国際学部にて講師を専任で務めた[2]。2006年4月には文教大学の国際学部にて助教授に昇任し、同年9月まで務めた[2]。また、その間にアイオワ大学の大学院にて、コミュニケーション研究科の修辞学専攻で学んでいた[2]。2004年5月にはアイオワ大学の博士課程を修了し[2]、それにともないコミュニケーション学博士の学位を取得した[2]。
2006年10月に静岡県立大学に転じ、国際関係学部にて助教授に就任した[2]。翌年4月、学校教育法の改正にともない、静岡県立大学の国際関係学部にて准教授に就任した。国際関係学部では、主として国際言語文化学科の講義を担当している[2]。また、静岡県立大学の大学院では、国際関係学研究科の准教授も兼務している[2]。国際関係学研究科では、主として比較文化専攻の講義を担当している。なお、2006年4月から2007年3月にかけて、および、2009年4月から2010年3月にかけては、青山学院大学の文学部にて、講師を非常勤で兼任していた[2]。文学部では、主として英文科の講義を担当した[2]。また、2007年には、文教大学の湘南総合研究所にて客員研究員を兼任した[2]。
研究
[編集]専門はコミュニケーション学が中心であり、現代修辞学、批評理論、アメリカ文化研究、博物館研究といった分野を研究している[2]。具体的には、近代の博物館について、ポストコロニアル理論の視点から人権を発信する場と位置づけ、その観点での研究、分析を行っている[2]。また、多くの人の記憶に残る場所(ギリシア語でいうところのいわゆる「トポス」)をメディアの一種として位置づけ、その観点からの社会批評を行っている[2]。
研究成果は論文として発表されたり、書籍として纏められたりしている[2]。書籍としては、コミュニケーション学に関する事柄を解説するものや[3][4]、グローバリゼーションに関するものが多い[5][6][7]。2004年に日本コミュニケーション学会奨励賞、2005年に日本コミュニケーション学会賞が授与されている[2]。
学術団体としては、アメリカ学会、日本コミュニケーション学会、日本社会学会、全米コミュニケーション学会などに所属している[2]。
略歴
[編集]- 1989年 - 明治学院大学法学部卒業。
- 2000年 - ウェイクフォレスト大学大学院コミュニケーション学研究科修士課程修了。
- 2001年 - 文教大学国際学部講師。
- 2004年 - アイオワ大学大学院コミュニケーション研究科博士課程修了。
- 2006年 - 文教大学国際学部助教授。
- 2006年 - 青山学院大学文学部講師。
- 2006年 - 静岡県立大学国際関係学部助教授。
- 2006年 - 静岡県立大学大学院国際関係学研究科助教授。
- 2007年 - 静岡県立大学国際関係学部准教授。
- 2007年 - 静岡県立大学大学院国際関係学研究科准教授。
- 2007年 - 文教大学湘南総合研究所客員研究員。
- 2009年 - 青山学院大学文学部講師。
- 2017年 - フェリス女学院大学文学部教授。
賞歴
[編集]- 2004年 - 日本コミュニケーション学会奨励賞。
- 2005年 - 日本コミュニケーション学会賞。
著作
[編集]単著
[編集]- 藤巻光浩『アメリカに渡ったホロコースト ワシントンD.C.にあるホロコースト博物館から』創成社、2015年。
- 藤巻光浩『国境の北と日本人 ポストコロニアルな旅へ』緑風出版。2019年。
共著
[編集]- 池田理知子編『現代コミュニケーション学』有斐閣、2006年。ISBN 4641173184
- 奥田孝晴編著、山脇千賀子ほか著『グローバリゼーション・スタディーズ――国際学の視座』3訂版、創成社、2012年。ISBN 9784794470713
編著
[編集]- 戸田三三冬・藤巻光浩編著『グローバリゼーション・スタディーズ――国際学の視座』入門編、創成社、2005年。ISBN 4794470592
- 奥田孝晴・藤巻光浩・山脇千賀子編著『グローバリゼーション・スタディーズ――国際学の視座』新編、創成社、2008年。ISBN 9784794470669
執筆
[編集]- 中島平三監修『言語とメディア・政治』朝倉書店、2009年。ISBN 9784254515671
- 鈴木健・岡部朗一編『説得コミュニケーション論を学ぶ人のために』世界思想社、2009年。ISBN 9784790714064
脚注
[編集]- ^ “教員紹介”. フェリス女学院大学. 2019年4月28日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v “教員情報詳細”. 静岡県立大学教員データベース. 静岡県立大学. 2016年7月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年4月28日閲覧。
- ^ 池田理知子編『現代コミュニケーション学』有斐閣、2006年。
- ^ 鈴木健・岡部朗一編『説得コミュニケーション論を学ぶ人のために』世界思想社、2009年。
- ^ 戸田三三冬・藤巻光浩編著『グローバリゼーション・スタディーズ――国際学の視座』入門編、創成社、2005年。
- ^ 奥田孝晴・藤巻光浩・山脇千賀子編著『グローバリゼーション・スタディーズ――国際学の視座』新編、創成社、2008年。
- ^ 奥田孝晴編著、山脇千賀子ほか『グローバリゼーション・スタディーズ――国際学の視座』3訂版、創成社、2012年。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 2011.web.fc2.com/ 藤巻光浩ゼミナール - HOME - 藤巻が所属する研究室の公式ウェブサイト
- 藤巻光浩 - researchmap
- 藤巻光浩 - J-GLOBAL
- 藤巻光浩 - KAKEN 科学研究費助成事業データベース
- 研究者総覧 - フェリス女学院大学
- 論文一覧(KAKEN)