藤村道生
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藤村 道生(ふじむら みちお、1929年3月3日 - 1999年4月7日)は、日本の歴史学者、元上智大学文学部教授。専門は日本政治外交史。
来歴
[編集]愛知県名古屋市に生まれる。京都臨時教員養成所物象科を経て東海大学予科文科を卒業。1952年名古屋大学文学部史学科卒業、同大学院文学研究科に入学、信夫清三郎に師事。並行して愛知県立瀬戸高等学校教諭を務める。
早稲田大学教育学部非常勤講師を経て、1962年より名古屋大学文学部助手。九州工業大学助教授(1968-74年)、同教授(1974-77年)を経て、1977年より上智大学文学部教授を務める。1994年に定年退職。
当初は明治期の日本外交史を研究対象とし、後に昭和期の政治史を専門とした。門下生に黒沢文貴、斎藤聖二、櫻井良樹、白石仁章、大島明子などがいる。
著書
[編集]単著
[編集]- 『山県有朋』(吉川弘文館〈人物叢書〉、1961年、新装版1986年 オンデマンド版 2024年、ISBN 9784642750592
- 『日清戦争――東アジア近代史の転換点』(岩波新書、1973年)
- 『世界現代史(1) 日本現代史』(山川出版社、1981年)
- 『日清戦争前後のアジア政策』(岩波書店、1995年)
共著
[編集]編著
[編集]- 『日本近代史の再検討』(南窓社、1993年)