藤野岩友
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藤野 岩友(ふじの いわとも、1898年11月14日 - 1984年5月28日)は、古典中国文学者。國學院大學名誉教授。文学博士。折口信夫の五博士のうちの一人である。
楚辞の研究で知られ、主著は『巫系文学論』、『中国の文学と礼俗』など。漢文学者として『角川漢和中辞典』など漢和辞典や漢文教科書の編さんを担当した。
略歴
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- 1898年(明治31年) - 香川県高松市中新町に生まれる。
- 1917年(大正 6年) - 日本中学校卒業。
- 1918年(大正 7年) - 國學院大學予科入学。
- 1922年(大正11年) - 國學院大學国文科卒業。
- 1924年(大正13年) - 大東文化学院高等科入学。
- 1927年(昭和 2年) - 大東文化学院高等科卒業。
- 1942年(昭和17年) - 國學院大學教授。
- 1950年(昭和25年) - 「巫系文学小考―楚辞を中心として―」で文学博士の学位を受ける。
- 1971年(昭和46年) - 折口博士記念古代研究所所長。
- 1980年(昭和55年) - 國學院大學名誉教授。
- 1984年(昭和59年) - 胃癌にて永眠。
著書
[編集]- 『巫系文学論』 大学書房、1951年、増補版1969年
- 『漢文学習叢書 漢詩』 旺文社、1957年
- 『楚辭』「漢詩大系3」集英社、1967年、新装版「漢詩選3」1996年
- 『五雑俎』 明徳出版社「中国古典新書」、1972年、再版1993年
- 『中国の文学と礼俗』 角川書店、1976年
- 編『中国文学小事典』 高文堂出版社、1982年(中国文化全書)
脚注
[編集]参考文献
[編集]- 阿部正路「魂兮帰来―藤野岩友先生追悼―」『芸能』第26巻第8号 1984年8月
- 「藤野岩友博士略歴」『漢文学会々報』第30輯 1984年12月