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一箕村

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
蚕養村から転送)
いっきむら
一箕村
廃止日 1955年昭和30年)1月1日
廃止理由 編入合併
北会津郡高野村神指村一箕村門田村東山村大戸村湊村会津若松市
現在の自治体 会津若松市
廃止時点のデータ
日本の旗 日本
地方 東北地方
都道府県 福島県
北会津郡
市町村コード なし(導入前に廃止)
面積 17.80 km2.
総人口 4,982
1954年昭和29年)10月1日
隣接自治体 若松市北会津郡高野村東山村
湊村河沼郡日橋村
一箕村役場
所在地 福島県北会津郡一箕村大字上蚕養字稲荷宮614番地
座標 北緯37度30分49秒 東経139度56分49秒 / 北緯37.51361度 東経139.94681度 / 37.51361; 139.94681座標: 北緯37度30分49秒 東経139度56分49秒 / 北緯37.51361度 東経139.94681度 / 37.51361; 139.94681
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一箕村(いっきむら)は、福島県にかつて存在した北会津郡に属していた。現在は会津若松市の一部であり、当項目では現在の会津若松市一箕町についても述べる。

沿革

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  • 1875年明治8年)8月12日 - 滝沢村、北滝沢村、牛ヶ墓村および墓科新村が合併し八幡村となったほか、上居合村、下居合村および下柳原村が合併して鶴賀村、北柳原村、柳原新田、藤原村および郷原村が合併して亀賀村、松窪村と長原新田村が合併して松長村となった。
  • 1877年明治10年)1月20日 - 八角分に加えて蚕養分の一部が八角村となったほか、蚕養分と上河原分のそれぞれ一部が上蚕養村となった。

現在

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日本 > 福島県 > 会津若松市 > 一箕町
会津若松市一箕町鶴賀付近
会津若松市一箕町亀賀付近
国道49号沿いなどには商業施設が立ち並ぶ
会津若松市一箕町八幡付近

現在の会津若松市北東部にあたり、商業地、住宅地、農村集落、水田、山林などが広がる。同地区を国道49号福島県道64号会津若松裏磐梯線福島県道69号北山会津若松線などが経由している。これらの路線の沿線の一部では、飲食店スーパーマーケットなどの商業施設が立ち並ぶ。磐越自動車道も経由している。また、当地区に駅はないが、東日本旅客鉄道磐越西線も経由している。

また、国道49号東側の高台に、居合団地松長団地などの団地がある。

自然

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史跡・神社・寺院など

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学校

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施設

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主要地区

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主要地区の現況を述べる。ただし、旧一箕村域の一部は住居表示の実施により、鶴賀町などの町名[2]となっている。

亀賀

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一箕町西部の地区。国道49号(滝沢バイパス)が地区を横断するように通過し、福島県道64号会津若松裏磐梯線(千石通り)なども通過する。地区内には住宅地のほか、水田などが広がる。また、前述の幹線道路沿線にはスーパーマーケットなどの商業施設が立つ。加えて、地区を不動川(溷川)が流れる。地区内は南部(藤原)に住宅地があるほか、北柳原、郷之原の集落がある。

鶴賀

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一箕町北部の地区。磐越自動車道が通過するほか、国道49号が地区を縦断するように通る。地区内に会津大学、福島県立会津支援学校があるほか、国道沿いには一部で商業施設が立つ。また、地区を不動川(溷川)が流れる。そのほか、地区内には水田などのほか住宅地があり、上居合、下居合、下柳原などの集落などがある。

松長

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一箕町北部の地区。磐越自動車道、福島県道64号会津若松裏磐梯線が通過するほか、松長団地があり、団地内には市立松長小学校などがある。また、地区内には水田などの農地のほか山地などが広がり、上松窪、下松窪、上長原、下長原などの集落がある。

八幡

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一箕町南部の地区。東部の一部では住宅地が広がるほか、市立一箕中学校、福島県立会津学鳳中学校・高等学校、会津大学短期大学部がある。また、西部は山地になっており、堂ヶ作山、高山などがあるほか、飯盛山周辺も地区内になっている。加えて、会津大塚山古墳や、旧滝沢本陣などがある。地区内には滝沢、牛ヶ墓、墓科、石ヶ森などの住宅地、集落がある。

金堀

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一箕町東部の地区。水田などの農地が広がるほか、山地なども広がる。地区の北東部を国道49号、国道294号が通過する。また、金堀の集落がある。

脚注

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  1. ^ 宮内庁『昭和天皇実録第十』東京書籍、2017年3月30日、424頁。ISBN 978-4-487-74410-7 
  2. ^ 会津若松市住居表示整備事業基本計画

参考文献

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  • 『会津若松史』「第7巻 大正・昭和の会津」1967年、会津若松市
  • 『会津若松史』「第12巻 史料便覧編」1967年、会津若松市