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螺灯

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

螺灯(らとう)は、かつて石見銀山の間歩(坑道)で使われていた、明かりのこと[1][2]栄螺灯(さざえび[3]、さざえとう[1])とも。

概要

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サザエの殻に油を入れ、綿布などを縒って芯にし、燃して明かりとして利用した[1][2]

油としては、エゴマ油菜種油が主流であった[1][2]

役割

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一見弱そうに思える螺灯の明かりだが、想像以上に強く明るい炎は夥しいを発生し、健康を害したことが容易に想像できる[1][2]

また、これらの炎の揺らぎは、酸欠の目印になったという[1][2]

その他

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石見銀山がある島根県大田市の公式マスコットキャラクター「らとちゃん」は、螺灯と鉱夫の衣装をモチーフにしている[2]

脚注

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  1. ^ a b c d e f 坑内の明かり”. はじめての石見銀山|世界遺産 石見銀山遺跡 地元人が見た真の価値とは石見銀山. Team_IwamGinzan. 2023年1月20日閲覧。
  2. ^ a b c d e f らとちゃんねる”. 島根県大田市観光サイト. 2023年1月20日閲覧。
  3. ^ 栄螺灯(さざえび)とは? 意味や使い方”. コトバンク. 2023年1月20日閲覧。