西寧市
中華人民共和国 青海省 西寧市 | |
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市街地の鳥瞰 | |
旧称:西都 | |
青海省中の西寧市の位置 | |
中心座標 北緯36度37分0秒 東経101度46分0秒 / 北緯36.61667度 東経101.76667度 | |
簡体字 | 西宁 |
繁体字 | 西寧 |
拼音 | Xīníng |
カタカナ転写 | シーニン |
チベット語 | ཟི་ལིང་ |
ワイリー方式 | Zi-ling |
蔵文拼音 | Ziling |
国家 | 中華人民共和国 |
省 | 青海 |
行政級別 | 地級市 |
面積 | |
総面積 | 7,596 km² |
市区 | 2,892.7 km² |
海抜 | 2,275 m |
人口 | |
総人口(2020) | 246.8 万人 |
市区人口(2020) | 195.4 万人 |
経済 | |
一人あたりGDP | 49,200元 |
電話番号 | 971 |
郵便番号 | 810000 |
ナンバープレート | 青A |
行政区画代碼 | 630100 |
市樹 | 柳 |
市花 | ライラック |
公式ウェブサイト: http://www.xining.gov.cn/ |
西寧市西の湖は青海湖。省界を越えて東南東「兰州市」の表示は甘粛省蘭州市。 | |
西寧市城西区・城中区・城東区・城北区付近 |
西寧市(せいねい/シーニンし、簡体字: 西宁市、拼音: )は中華人民共和国青海省の省都。五区からなる市区と二つの県から構成される地級市のひとつ。省人民政府は本市の城中区にある。人口205万人、青海省全人口518万人の40%に当り、漢族、回族、チベット族、モンゴル族などの民族が住む。
現在西寧市に住んでいる人は近年他省から移住した人が多いため、普通話(中国語)を話す者が多い。また、チベット語話者も多く住んでいる。
地理
[編集]青蔵高原東部辺縁、黄河支流・湟水流域に位置する。 北は青海省海東市、南は同海北チベット族自治州と接する。
歴史
[編集]市域の主要部は、歴史的に河西回廊の一部分を構成してきた。
紀元前121年、前漢の霍去病将軍が市域に軍事拠点・西寧亭を築いたのが始まりである。前漢末に西海郡が設置され、五胡十六国時代には南涼の国都となった。隋代に西平・河源の二郡となり、唐代後半には吐蕃に占領された。宋代に収復され西寧州が設けられたが、後に再び西夏に占領された。清代には西寧府が置かれ、甘粛省に属している。雍正のチベット分割以後、清朝の支配下に入った青海地方の青海モンゴル人や、チベット系、モンゴル系の遊牧集団「四十族(玉樹四十族)」は、この地に配置された西寧弁事大臣によって掌管されている。
ツォンカ地方(湟中県)はチベット仏教ゲルク派の宗祖ツォンカパの生誕地で、後、この地にクンブム・チャンパーリン寺が建立され、モンゴル、チベットからの巡礼者、修行僧が集い、チベット六大僧院のひとつとして繁栄した。ダライラマ14世の出生地(西寧市湟中県)としても知られる。
- 1922年5月22日 - 大地震があり、約20万人が死亡。
- 1929年 - 国民政府により甘粛省から切り離され、青海地方と合して青海省が設置され、省都となる。
- 1941年 - 日本軍による空襲を受けた。[1][2]
- 1950年 - 西寧市人民政府が正式に成立、1999年湟中県、湟源県を合併した。
- 2022年8月17日 - 集中豪雨により山腹崩壊および土石流が発生。死亡・行方不明者34人以上[3]。
行政区画
[編集]5市轄区・1県・1自治県を管轄する。
西寧市の地図 |
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年表
[編集]- 1956年7月14日 - 青海省西寧市が地級市の西寧市に昇格。城東区・城西区・東郊区・西郊区を設置。(4区)
- 1957年12月 (2区)
- 城東区が東郊区に編入。
- 城西区が西郊区に編入。
- 1960年1月4日 (3区1県)
- 東郊区・西郊区のそれぞれ一部が合併し、城中区が発足。
- 湟中県を編入。
- 1960年4月5日 (4区2県1自治県)
- 1961年5月 - 城西区・城東区が合併し、城区が発足。(3区2県1自治県)
- 1962年1月6日 - 湟中県・大通県・互助トゥ族自治県が省直轄県級行政区となる。(3区)
- 1962年4月16日 (1市)
- 通海区・平安区が湟中県に編入。
- 城区の一部が湟中県・互助トゥ族自治県に分割編入。
- 城区を廃止。
- 1962年11月 - 一部が湟中県・互助トゥ族自治県に分割編入。(1市)
- 1963年3月7日 - 城中区・城東区・城西区を設置。(3区)
- 1966年6月30日 - 大通県を編入。(3区1県)
- 1980年1月9日 - 城中区・城東区・城西区の各一部が合併し、郊区が発足。(4区1県)
- 1985年11月6日 - 大通県が自治県に移行し、大通回族トゥ族自治県となる。(4区1自治県)
- 1986年3月5日 (4区1自治県)
- 1999年12月5日 - 海東地区湟中県・湟源県を編入。(4区2県1自治県)
- 2019年11月6日 - 湟中県が区制施行し、湟中区となる。(5区1県1自治県)
気候
[編集]ケッペンの気候区分ではステップ気候に属し、標高2,275mに位置する高原都市のため、夏涼しく、冬は非常に寒い。1月の平均気温は-6.5度、7月の平均気温は17.7度、年平均気温は6.7度、年間降水量は373.8mmである。
西寧 (1971-2000)の気候 | |||||||||||||
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月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年 |
平均最高気温 °C (°F) | 1.4 (34.5) |
4.3 (39.7) |
9.5 (49.1) |
15.9 (60.6) |
19.8 (67.6) |
22.6 (72.7) |
24.6 (76.3) |
23.9 (75) |
19.0 (66.2) |
13.9 (57) |
7.8 (46) |
2.8 (37) |
13.8 (56.8) |
平均最低気温 °C (°F) | −13.6 (7.5) |
−10.0 (14) |
−3.7 (25.3) |
1.9 (35.4) |
6.3 (43.3) |
9.5 (49.1) |
11.5 (52.7) |
11.1 (52) |
7.5 (45.5) |
1.5 (34.7) |
−5.6 (21.9) |
−11.6 (11.1) |
0.4 (32.7) |
降水量 mm (inch) | 1.2 (0.047) |
2.2 (0.087) |
7.0 (0.276) |
19.0 (0.748) |
43.0 (1.693) |
59.2 (2.331) |
88.2 (3.472) |
74.0 (2.913) |
54.4 (2.142) |
20.5 (0.807) |
3.9 (0.154) |
1.2 (0.047) |
373.8 (14.717) |
% 湿度 | 45 | 44 | 47 | 48 | 53 | 60 | 65 | 66 | 68 | 63 | 54 | 49 | 55 |
平均月間日照時間 | 209.8 | 204.9 | 222.5 | 241.0 | 253.9 | 236.5 | 243.8 | 244.4 | 196.9 | 208.1 | 212.7 | 201.2 | 2,675.7 |
出典:中国气象局 国家气象信息中心 2009-09-10 |
交通
[編集]- 高速道路
- 道路
- 鉄道
- 都市鉄道
- 西寧軌道交通(計画中)
- 航空
教育
[編集]観光
[編集]参考文献
[編集]- A. Gruschke: The Cultural Monuments of Tibet’s Outer Provinces: Amdo - Volume 1. The Qinghai Part of Amdo, White Lotus Press, Bangkok 2001. ISBN 974-480-049-6
- Tsering Shakya: The Dragon in the Land of Snows. A History of Modern Tibet Since 1947, London 1999, ISBN 0-14-019615-3
- རྒྱ་དམར་གྱི་བཙན་འོག་ཏུ་གནས་པའི་བོད་དང་ས་འབྲེལ་ཁག་གི་ས་ཁྲ།, Amye Machen Institute,i998,ISBN 81-86227-16-4
脚注
[編集]- ^ “1941年日机轰炸西宁:改变青海抗战的历史轨迹”. 2022年6月5日閲覧。
- ^ “亲历者口述1941:日军飞机轰炸西宁”. 2022年6月5日閲覧。
- ^ “大雨で山崩れ、16人死亡 中国・青海省、土石流も”. 産経新聞 (2022年8月18日). 2022年8月18日閲覧。
- ^ 县级以上行政区划变更情况 - 中華人民共和国民政部
- ^ 青海省 - 区划地名网
外部リンク
[編集]- 西寧市人民政府公式サイト(中国語)