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西村麒麟

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

西村 麒麟(にしむら きりん、1983年8月14日 - )は、俳人。「古志」同人。「麒麟」主宰。

経歴

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大阪市に生まれ、18歳まで広島県尾道市で育つ。2002年高知大学入学。2005年「古志」入会、長谷川櫂に師事。2009年、第1回古志新人賞、第1回石田波郷新人賞受賞。2013年12月、第一句集『鶉』を私家版で出版。2014年、第4回芝不器男俳句新人賞にて大石悦子奨励賞、『鶉』で第5回田中裕明賞受賞。2016年、作品「思ひ出帳」150句で第7回北斗賞受賞。2019年、作品「玉虫」50句で第65回角川俳句賞受賞。2022年「麒麟」を創刊、主宰。

作風など

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句風は「飄逸」「現代の隠者」風などと評されており[1][2]関悦史は「嫁がゐて四月で全く言ふ事無し」などの句について「安寧自足がそのまま俳諧的ずらしにつながる機微」を指摘する[3]。芝不器男賞の選評では先人の名を詠み込んだ句も評価された[4]

句集

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「鶉」2013年 私家版

「鴨」2017年 文学の森

「鶉」新装版 2023年 港の人

「鷗」 2024年 港の人

出典

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  1. ^ 選考委員の言葉 田中裕明賞公式サイト、ふらんす堂(2014年5月23日閲覧)
  2. ^ 冨田拓也理想郷と原風景」 -blog 俳句空間- 戦後俳句を読む、2014年3月28日(2014年5月23日閲覧)
  3. ^ 関悦史麒麟と瓢箪」-blog 俳句空間- 戦後俳句を読む、2014年3月7日(2014年5月23日閲覧)
  4. ^ 第四回芝不器男俳句新人賞 決定 (PDF) 芝不器男俳句新人賞プレス・リリース(2014年5月23日閲覧)

外部リンク

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