西福寺 (敦賀市)
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西福寺 | |
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所在地 | 〒914-0824 福井県敦賀市原13-7 |
位置 | 北緯35度39分25秒 東経136度1分55.6秒 / 北緯35.65694度 東経136.032111度座標: 北緯35度39分25秒 東経136度1分55.6秒 / 北緯35.65694度 東経136.032111度 |
山号 | 大原山 |
宗派 | 浄土宗鎮西派 |
寺格 | 中本山 |
本尊 | 阿弥陀三尊 |
創建年 | 応安元年1368年 |
開基 | 後光厳天皇(勅願)、良如(開山) |
別称 | 越の秀嶺 |
文化財 |
書院庭園(国の名勝) 御影堂、阿弥陀堂、書院及び庫裏、絹本著色観経変相曼荼羅図、西福寺一切経勧進経25巻ほか(重要文化財) |
法人番号 | 4210005006109 |
西福寺(さいふくじ)は、福井県敦賀市にある浄土宗の寺院。山号は大原山。本尊は阿弥陀三尊(阿弥陀如来・観音菩薩・勢至菩薩)。名勝の書院庭園が有名。
歴史
[編集]応安元年(1368年)、後光厳天皇の勅願により、良如を開山として創建されたという。良如は越前国府中(現・越前市)出身の浄土宗僧で、越前市正覚寺の開山でもある。
伽藍
[編集]- 御影堂 - 文化5年(1808年)建立、入母屋造瓦葺き。重要文化財
- 阿弥陀堂 - 室町時代建立の前身建物(禅宗様仏殿)の部材を利用し文禄2年(1593年)に建立。入母屋造瓦葺き、一重裳階付き。重要文化財
- 書院及び庫裏 - 書院は天和3年(1683年)建立、庫裏は江戸時代中期ないし後期の建立で、後に両者を繋いで1棟としている。書院は切妻造銅板葺き、庫裏は切妻造、瓦葺き。重要文化財
- 書院庭園 - 江戸時代中期作庭、 面積1400坪、築山林泉式庭園、国の名勝
- 四修廊下 - 市指定文化財
- 念仏堂 - 市指定文化財
- 大玄関 - 文政4年建立
- 鐘楼 - 安永年間の建立、市指定文化財
- 宝物殿
- 瑞芳軒
- 宝筺印塔 - 文化年間の建立
- 玄関 - 市指定文化財
- 三門
- 総門 - 市指定文化財
- 華頂門 - 旧華頂宮邸表門
- 庫裡門 - 市指定文化財
- 斜利如来堂
- うこん桜
- 椎の木(スダジイ) - 東西2株、西株が「新日本の名木100選」、市指定文化財記念物
文化財
[編集]- 重要文化財
- 「西福寺」3棟[1]
- 御影堂
- 阿弥陀堂
- 書院及び庫裏
- 絹本著色主夜神像 - 高麗時代(1995年盗難)[2]
- 絹本著色阿弥陀如来像 - 南宋時代(1995年盗難)
- 絹本著色観経変相曼荼羅図
- 西福寺一切経勧進経 25巻
- 大般涅槃経 巻第廿九 天平五年奥書
- 七仏所説神咒経 第三 天平十二年奥書(光明天皇願経)
- 七仏十一菩薩説大陀羅尼神咒経 第一 天平十二年奥書(光明天皇願経)
- 大般涅槃経 巻第廿九 天平宝字七年奥書
- 華厳経 3巻(巻第三十、第三十六、第三十八)巻第三十八に神護景雲二年奥書(孝謙天皇願経)
- 弥勒下生経
- 仏説正恭敬経
- 文殊師利菩薩所説咒経 第二
- 六門陀羅尼経
- 仏説護諸童子陀羅尼咒経
- 仏説阿弥陀鼓音声王陀羅尼経(中聖武)
- 仏説大普賢陀羅尼経(中聖武)
- 仏説安宅経(中聖武)
- 玄師颰陀所説神咒経(中聖武)
- 謗仏経
- 大吉義神咒経 3巻(巻第一、第二、第四)
- 称讃浄土経
- 華厳経 巻第二十一
- 華厳経 巻第四十
- 紺紙金字心経並阿弥陀経
- 紺紙金字毗婆沙論 巻第五
- 般若心経 二条持基筆
- 孔雀鎗金経箱
典拠:2000年(平成12年)までの指定物件については、『国宝・重要文化財大全 別巻』(所有者別総合目録・名称総索引・統計資料)(毎日新聞社、2000)による。
- 名勝(国指定)
- 西福寺庭園 - 昭和7年(1932年)指定
-
観経変相曼荼羅図 鎌倉時代
-
阿弥陀如来像 南宋
所在地
[編集]〒914-0824 福井県敦賀市原13-7
アクセス
[編集]- 交通機関
- ※所要時間:敦賀駅から約30分。
- 自動車
- 北陸自動車道
- 敦賀ICから約15分。
- 舞鶴若狭自動車道
- 国道8号
- 国道476号
- 曙交差点(国道8号(市街地区間)の交点)から約12分。
- 国道27号(金山バイパス)
- 福井県道142号松島若葉線
- 福井県道210号余座若葉線
- 若葉交差点(金山バイパスと福井県道142号線・福井県道210号線の交点)から約10分。
- タクシー
- 敦賀駅から約15分。
脚注
[編集]関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 浄土宗 越の秀嶺 西福寺 - 西福寺公式サイト
- 大原山・西福寺 - 敦賀観光協会
- 西福寺 - 福井県「若狭湾観光連盟」