谷口登司夫
表示
谷口 登司夫(たにぐち としお、 - 2014年2月24日[1])は、日本の編集技師。日本映画・テレビ編集協会(J.S.E.)所属[2]。
姉が大映京都撮影所で経理の仕事をしており、その縁で撮影所に子供の頃から出入りし、子役として『手をつなぐ子等』(稲垣浩監督、1948年)や『山猫令嬢』(森一生監督、1948年)などの映画に出演した。高校の頃、友人と共に撮影所を見学しに行ったところ、顔なじみの社員に声をかけられて大映に入社することとなり、最初の1年ほどは照明部門に配属された。その後編集部門に移る[3]。
主な編集作品
[編集]映画
[編集]- 座頭市シリーズ
- 子連れ狼シリーズ
- 子連れ狼 子を貸し腕貸しつかまつる (1972年)
- 子連れ狼 三途の川の乳母車 (1972年)
- 子連れ狼 死に風に向う乳母車 (1972年)
- 子連れ狼 親の心子の心 (1972年)
- 子連れ狼 冥府魔道 (1973年)
- 子連れ狼 地獄へ行くぞ!大五郎 (1974年)
- 酔いどれ博士 (1966年)
- 兵隊やくざ 脱獄 (1966年)
- 大魔神逆襲 (1966年)
- 忍びの者 新・霧隠才蔵(1966年)
- ある殺し屋 (1967年)
- 悪名一代 (1967年)
- なみだ川 (1967年)
- 若親分兇状旅 (1967年)
- 悪名十八番 (1968年)
- 続やくざ坊主(1968年)
- 秘録おんな蔵 (1968年)
- とむらい師たち(1968年)
- 妖怪大戦争 (1968年)
- 出獄四十八時間 (1969年)
- 関東おんな極道 (1969年)
- 東海道お化け道中 (1969年)
- 関東おんな悪名 (1969年)
- 秘剣破り (1969年)
- 四谷怪談 お岩の亡霊 (1969年)
- 刑務所破り (1969年)
- 尻啖え孫市 (1969年)
- 眠狂四郎 円月殺法 (1969年)
- 二代目若親分 (1969年)
- 眠狂四郎 卍斬り (1969年)
- 人斬り (1969年)
- 忍びの衆 (1970年)
- おんな極悪帖 (1970年)
- あぶく銭 (1970年)
- ママいつまでも生きてね (1970年)
- 皆殺しのスキャット (1970年)
- 秘録 長崎おんな牢 (1971年)
- 顔役 (1971年)
- 片足のエース (1971年)
- 若き日の講道館 (1971年)
- 蜘蛛の湯女 (1971年)
- 新兵隊やくざ 火線 (1972年)
- 桜の代紋 (1973年)
- 御用牙 かみそり半蔵地獄責め (1973年)
- 御用牙 鬼の半蔵やわ肌小判 (1974年)
- 悪名縄張荒らし (1974年)
- 無宿 (1974年)
- 本陣殺人事件 (1975年)
- ギャンブル一家 チト度が過ぎる (1978年)
- 雪華葬刺し (1982年)
- トロピカルミステリー 青春共和国 (1984年)
- 犬死にせしもの (1986年)
- 首都消失(1987年)
- グーッドグーッド ヤッピとワイズとゾーラの物語 (1987年)
- 森の向う側 (1988年)
- 利休 (1989年)
- 浪人街 (1990年)
- 3-4X10月 (1990年)
- もうひとつの原宿物語 (1990年)
- 真夏の少年 (1991年)
- 豪姫 (1992年)
- RAMPO (黛バージョン) (1994年)
- 第三の極道 (1995年)
- 卍舞2 妖艶三女濡れ絵巻 (1995年)
- チンピラぶるーす ど・アホ! (1996年)
- 卍舞III いかせてあげる、極楽浄土 (1996年)
- 陽炎3 (1997年)
- 陽炎IV (1998年)
- ザ・ハリウッド (1998年)
- 二人日和 (2004年)
- 小津の秋 (2007年)
テレビドラマ
[編集]受賞歴
[編集]- 1990年 第13回日本アカデミー賞:優秀編集賞『利休』
- 1991年 第14回日本アカデミー賞:優秀編集賞『3-4X10月』『浪人街』
- 2005年 第60回毎日映画コンクール:技術賞(編集)『二人日和』
脚注
[編集]- ^ “会員名簿”. 日本映画・テレビ編集協会. 2017年2月22日閲覧。
- ^ “会員名簿”. 日本映画・テレビ編集協会. 2013年4月12日閲覧。
- ^ コラム『日本映画の玉(ギョク)』谷口登司夫が語る三隅研次
- ^ “ドラマ&人名検索「谷口登司夫」”. テレビドラマデータベース. 2013年4月12日閲覧。