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豊福彬文

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
豊福彬文
Akifumi Toyofuku
生年月日 (1988-12-31) 1988年12月31日(35歳)
出生地 日本の旗 日本 福岡県久留米市
身長 173cm
職業 振付家ダンサー研究者
ジャンル コンテンポラリーダンス
事務所

NPO法人MIYAZAKI C-DANCE CENTER(2008年 - 現在)

一般社団法人Namstrops(2018年 - 現在)

国際こども・せいねん劇場みやざき(2019年 - 現在)
公式サイト んまつーポスOFFICIAL WEBSITE
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豊福 彬文(とよふく あきふみ、1988年12月31日 - )は、日本の振付家ダンサー研究者。コンテンポラリーダンスカンパニー「んまつーポス」代表。宮崎大学国際連携センター客員研究員。

概要

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福岡県久留米市に生まれ、6歳のときに、福岡県福岡市で開催された1995年夏季ユニバーシアード(XVIII Summer Universiade)の開会式・閉会式にて、子役ダンサーとして出演した経験を持つ。

2007年に宮崎大学教育文化学部初等教育コース保健体育科に進学して、振付家で同大学准教授(当時)の高橋るみ子(現同大学産学・地域連携センター客員教授)に師事[1]。大学在学中にコンテンポラリーダンスに出会う。同大学で舞踊学研究室の先輩である児玉孝文と、みのわそうへいが2006年にんまつーポスを結成し、豊福は2010年にんまつーポスの厳しい入団審査に合格している[2]

んまつーポスは、グループの名称だけではなく、内容・方法も兼ねているとしており、高橋るみ子(舞踊教育学)の「現代芸術的体育」と、お茶の水女子大学名誉教授の松本千代栄が提出した「創作ダンスのための課題解決学習」に影響を受けている。さまざまな「研究」を基盤として活動しており、「逆さから物事を考えることで新たな価値を創造する」実践的研究を展開している[3]。アート空間に体育(からだを育む思想)を展示・上演する試み(現代芸術的体育)を日本国内外で積極的に実践する事を主旨としている。

大学生らによる創作ダンスの全国大会「アーティスティック・ムーブメント・イン・トヤマ」にて2年連続受賞(2009年、2010年)[4]。2018年には「アーティスティック・ムーブメント・イン・トヤマ」の最年少審査員を務めた[5]

YOKOHAMA DANCE COLLECTION EX 2011コンペティションⅡで奨励賞を受賞[6]。YOKOHAMA DANCE COLLECTION EX 2012コンペティションⅠファイナリスト[7]

トーキョー×ソウルデュオダンスフェスティバル 2014[8]で人氣賞を受賞(中村蓉×豊福彬文)。

文化庁の平成26年度新進芸術家海外研修員として、ルーマニアで「現代芸術的体育」を紹介するレジデンス・プログラムを実施している[9]

んまつーポスとして、15カ国40都市(エストニア、アメリカ、韓国:Busan International Dance Festival、中国、香港、マカオ、ラオス、シンガポール、マレーシア、イギリス、ドイツ、クロアチア、ルーマニア:シビウ国際芸術祭)で作品を発表している。

んまつーポス代表は、2006年から2015年までは児玉が、2016年からは豊福が務めている。んまつーポスが2008年に宮崎大学舞踊学研究室から起業したアートNPO法人MIYAZAKI C-DANCE CENTERの副代表理事を務めている。拠点は、んまつーポスがデザインした日中は保育園の子どもたちの体育館、週末と夜はコンテンポラリーダンスを上演する劇場という二つの機能をもつ「透明体育館きらきら/国際こども・せいねん劇場みやざき」(CandYシアター)としている。

2018年12月に宮崎大学国際連携センターの客員研究員[10]に就任している。

2024年4月に神奈川大学人文学研究所[11]の客員研究員に就任している。

著書

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  • e-book『うそうとツーポス←スポーツ逃走:競争しないとスポーツはアートになる』(一般社団法人namstrops 2021年)[12]

メディア

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  • KIDS DESIGN AWARD 2024 応募パンフレット「キッズデザインに取り組む意義」[13]
  • KIDS DESIGN MAGAZINE コラム「これからのアウトリーチを考える〜ダンスカンパニー”んまつーポス”研修プログラム〜レポート」前編[14]、後編[15]
  • mrt宮崎放送「宮崎を『創作ダンスの聖地』に 『みやざき国際ダンスフェスティバル』が初開催」(2023.6.13)[16]
  • ひなた宮崎経済新聞「「みやざき国際ダンスフェス」開催へ 世界のコンテンポラリーダンス披露」(2023.5.25)[17]
  • 宮崎ニュースUMK「社員の結束力に効果?ダンスで新人研修!!」[18]
  • 左右社「こどもと大人のためのミュージアム思考」212〜214頁(やさしい日本語プログラム「美術館でポーズ!」)[19]
  • 第16回キッズデザイン賞 Web CM「作品に込めた開発者の想い」45秒編[20]
  • KIDS DESIGN MAGAZINE コラム「体は命令通りに動かない、心は命令されるとつまらない」[21]
  • 新書館「ダンスマガジン2022年5月号」Report〜んまつーポス『たがる3』ダンス×建築×ゲーム?〜[22]
  • 雑誌『地域創造』第47号 特集1 コロナの視座①~レジデンス再考[23]
  • 新書館「ダンスマガジン2021年9月号」特別企画〜日本の美しい男たち[24]
  • MRT宮崎放送「つくろう。MY AMU〜宮崎つくり人〜」(2020.10.3)[25]
  • 美術手帖 | 高松市美術館コレクション+(プラス)「身体とムービング」(2020.7.23)[26]
  • internet museum | 高松市美術館コレクション+「身体とムービング」(2020.7.23)[27]
  • 美術館・アート情報 artscape | 高松市美術館コレクション+(プラス)「身体とムービング」(2020.7.15)[28]
  • NHKイブニング宮崎 | 「んまつーポス」が考案!おうちで寝ながらできる全力エクササイズ(2020.04.16)[29]
  • 美の鼓動・九州 | テレビ西日本「んまつーポス 豊福彬文/みのわそうへい/児玉孝文」(2020.01.19)[30]
  • 宮崎市広報みやざき令和元年12月号 No.914[31]
  • 宮崎日日新聞「保育園体育館を劇場に 宮崎市の団体へ大臣賞」(2019.10.1)
  • 福島民友新聞「『スパイ』ダンス!いわきFC選手ら挑戦 高齢者ワークショップ」(2019.8.30)
  • 朝日新聞「宮崎や香港の子どもたちが西米良でダンスキャンプ」(2019.8.11)
  • MRT宮崎放送「西米良村で子ども国際ダンスキャンプ」(2019.8.9)
  • 西日本新聞「“創作ダンス”を世界へ 異色集団「んまつーポス」、宮崎に拠点劇場 3月、こけら落とし公演」(2019.2.26)[32]
  • UMKスーパーニュース「親子で楽しむ!透明体育館きらきら」(2019.2.26)
  • MRTニュースネクスト「体育館と劇場の機能持つ施設が完成」(2019.2.25)
  • MRT宮崎放送「おしえて!みやざき」〜クローズアップみやざき「NPOのおしごと」〜(2018.5.5)
  • 九州電力グループpresents MRT宮崎放送「新 窓を開けて九州」(2017.7.9)。
  • テレビ金沢「テレ金チャンネル」の「Teamんまつーポス ほっぷ・すてっぷ&冒険じゃんぷ(金沢21世紀美術館)」(2017.5.5)。
  • UMKテレビ宮崎「Reらいふ」の「創作ダンスで子供たちを魅了!『んまつーポス』」(2016.6.24)。
  • MRT宮崎放送「M-Magazine」の「んまつーポスのだだだだだダンス」(-2016)
  • 宮崎日日新聞「ひと」(2015.10.1)[33]

関連項目

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外部リンク

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脚注

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  1. ^ 舞踊学会大会(第68回・2016年12月3日・4日)”. www.danceresearch.ac. 2020年4月14日閲覧。
  2. ^ 海外交流事業でルーマニアを訪問する振付家・ダンサー 豊福彬文(とよふく・あきふみ)さん”. 宮崎日日新聞. 2015年10月1日閲覧。
  3. ^ んまつーポスとは”. namstrops. 2020年4月14日閲覧。
  4. ^ (日本語) アーティスティック・ムーブメント・イン・トヤマ2012 (富山県高岡市) 【第17回奨励賞】, https://www.youtube.com/watch?v=akeSG2swhPc 2020年4月15日閲覧。 
  5. ^ 躍動・華麗 創作ダンス 高岡でアーティスティック・ムーブメント・イン・トヤマ|北日本新聞ウェブ[webun ウェブン]」『webun』。2020年4月15日閲覧。
  6. ^ 横浜ダンスコレクション EX”. yokohama-dance-collection.jp. 2020年4月15日閲覧。
  7. ^ 横浜ダンスコレクション EX”. yokohama-dance-collection.jp. 2020年4月15日閲覧。
  8. ^ トーキョー×ソウルデュオダンス・フェスティバル『シェルフィッシュ』”. yo-nakamura. 2020年6月16日閲覧。
  9. ^ 新進芸術家の海外研修 | 文化庁”. www.bunka.go.jp. 2020年4月14日閲覧。
  10. ^ 【研究者データ】豊福 彬文”. 日本の研究.com. 2020年4月14日閲覧。
  11. ^ 共同研究グループ | 神奈川大学 人文学研究所/人文学会”. human.kanagawa-u.ac.jp. 2024年4月3日閲覧。
  12. ^ 高橋るみ子・宗彩乃・んまつーポ, ス; 高橋るみ, 子; んまつーポ, ス; 宗彩, 乃 (2021-11-29). うそうとツーポス←スポーツ逃走: 競争しないとスポーツはアートになる. 一般社団法人namstrops. https://www.amazon.co.jp/dp/B09MRXJPLP/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_TK51QA6Y8R7FZZ5K7GJ0 
  13. ^ KIDS DESIGN AWARD(キッズデザイン賞)”. KIDS DESIGN AWARD(キッズデザイン賞). 2024年2月10日閲覧。
  14. ^ 「これからのアウトリーチを考える」〜ダンスカンパニー”んまつ〜ポス”研修プログラム〜レポート【前編】 - コラム・記事 - キッズデザインマガジン”. kidsdesignmagazine.jp (2023年10月5日). 2024年2月10日閲覧。
  15. ^ 「これからのアウトリーチを考える」 〜ダンスカンパニー”んまつ〜ポス”研修プログラム〜レポート【後編】 - コラム・記事 - キッズデザインマガジン”. kidsdesignmagazine.jp (2023年10月5日). 2024年2月10日閲覧。
  16. ^ 宮崎を「創作ダンスの聖地」に 「みやざき国際ダンスフェスティバル」が初開催 | MRTニュース | MRT宮崎放送 (1ページ)”. MRT宮崎放送 (2023年6月13日). 2023年6月14日閲覧。
  17. ^ 「みやざき国際ダンスフェス」開催へ 世界のコンテンポラリーダンス披露”. ひなた宮崎経済新聞. 2024年2月10日閲覧。
  18. ^ 新入社員研修2023 ×んまつーポス | 米良電機産業株式会社”. 2023年4月7日閲覧。
  19. ^ Museum Start あいうえの”. Museum Start あいうえの. 2023年2月14日閲覧。
  20. ^ (日本語) 第16回キッズデザイン賞 Web CM「作品に込めた開発者の想い」45秒編, https://www.youtube.com/watch?v=qAqGbcDhwGE 2022年5月1日閲覧。 
  21. ^ 「体は命令通りに動かない」「心は命令されるとつまらない」 - コラム・記事 - キッズデザインマガジン”. kidsdesignmagazine.jp (2022年2月24日). 2023年4月7日閲覧。
  22. ^ ダンスマガジン2022年5月号 - 新書館”. www.shinshokan.co.jp. 2022年4月7日閲覧。
  23. ^ 第47号 レジデンス再考/well-being(よりよく生きる)(2021年12月発行)”. 一般財団法人 地域創造. 2022年2月1日閲覧。
  24. ^ ダンスマガジン2021年9月号 - 新書館”. www.shinshokan.co.jp. 2021年8月4日閲覧。
  25. ^ つくろう。MY AMU|アミュプラザみやざき 公式サイト”. つくろう。MY AMU|アミュプラザみやざき 公式サイト. 2020年10月3日閲覧。
  26. ^ 身体とムービング(高松市美術館)”. 美術手帖. 2020年8月2日閲覧。
  27. ^ 高松市美術館コレクション+ 身体とムービング”. インターネットミュージアム. 2020年8月2日閲覧。
  28. ^ オススメ展覧会=高松市美術館コレクション+(プラス)身体とムービング”. artscape. 2020年07月15日号閲覧。
  29. ^ 日本放送協会. “NHKニュース イブニング宮崎 - NHK”. NHKニュース イブニング宮崎 - NHK. 2020年4月19日閲覧。
  30. ^ 美の鼓動・九州 | テレビ西日本”. テレ西Webサイト. 2020年4月14日閲覧。
  31. ^ 市広報みやざき - 宮崎市”. 宮崎市[Miyazaki-city]. 2020年4月14日閲覧。
  32. ^ “創作ダンス”を世界へ 異色集団「んまつーポス」、宮崎に拠点劇場 3月、こけら落とし公演”. 西日本新聞ニュース. 2020年4月14日閲覧。
  33. ^ 海外交流事業でルーマニアを訪問する振付家・ダンサー 豊福彬文(とよふく・あきふみ)さん”. 宮崎日日新聞社. 2015年10月1日閲覧。