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豊錦規矩雄

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

豊錦 規矩雄(とよにしき きくお、1912年10月4日[1][2] - 没年不明)は、昭和時代の大相撲力士井筒部屋九重部屋朝日山部屋所属[2]。本名は上田 菊男(うえだ きくお)[1][注 1]。最高位は東十両8枚目。得意技は突っ張り、右四つ、寄り。

経歴

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大分県宇佐市出身[1][2]。井筒部屋に入門し、1927年1月場所に初土俵を踏む。その後、同郷の大関豊國福馬が独立した際に九重部屋に移籍した(その後朝日山部屋に移籍)。1934年1月場所に十両に昇進したが、2場所続けて負け越し、幕下に陥落。「祝洋」に改名後の1937年1月場所に廃業した[1][2]

主な成績

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  • 通算成績:32勝34敗11休 勝率.485
  • 十両成績:9勝13敗 勝率.409
  • 現役在位:9場所
  • 十両在位:2場所

場所別成績

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豊錦 規矩雄
春場所 三月場所 夏場所 秋場所
1927年
(昭和2年)
(前相撲) x x x
1928年
(昭和3年)
x x x x
1929年
(昭和4年)
x x x x
1930年
(昭和5年)
x x x x
1931年
(昭和6年)
x x x x
1932年
(昭和7年)
x x x x
1933年
(昭和8年)
x x 幕下
 
x
1934年
(昭和9年)
東十両8枚目
4–7 
x 西十両13枚目
5–6 
x
1935年
(昭和10年)
東幕下4枚目
5–6 
x 西幕下8枚目
6–5 
x
1936年
(昭和11年)
東幕下4枚目
5–6 
x 西幕下9枚目
7–4 
x
1937年
(昭和12年)
東幕下筆頭
引退
0–0–11
x x x
各欄の数字は、「勝ち-負け-休場」を示す。    優勝 引退 休場 十両 幕下
三賞=敢闘賞、=殊勲賞、=技能賞     その他:=金星
番付階級幕内 - 十両 - 幕下 - 三段目 - 序二段 - 序ノ口
幕内序列横綱 - 大関 - 関脇 - 小結 - 前頭(「#数字」は各位内の序列)

改名歴

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  • 宇佐錦(うさにしき)1927年1月場所 - 1933年1月場所
  • 豊錦 菊太郎(とよにしき きくたろう)1933年5月場所 - 1934年1月場所
  • 豊錦 規矩雄(とよにしき きくお)1934年5月場所 - 1935年1月場所
  • 祝洋(いわいなだ)1935年5月場所 - 1937年1月場所

脚注

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注釈

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  1. ^ 『昭和の大相撲 資料編』 311頁では本名は「土田規矩雄」。

出典

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  1. ^ a b c d 『大相撲星取大鑑』昭和編第1巻、171頁。
  2. ^ a b c d 『昭和の大相撲 資料編』 311頁。

参考文献

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  • 小池謙二『大相撲星取大鑑』昭和編第1巻、医聖社、1986年
  • 昭和の大相撲刊行委員会/編『昭和の大相撲 資料編』TBSブリタニカ、1989年

関連項目

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