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超幾何関数(ちょうきかかんすう、英: hypergeometric function)は以下の超幾何級数で定義される特殊関数である(歴史的にC. F. Gaussがこの関数について詳しく調べたので彼の名前が冠されている)。
ただし、(x)n はポッホハマー記号で表した昇冪 (x)0 = 1、(x)n = x (x+1) (x+2)…(x+n−1) である。
超幾何関数は多くの初等関数や特殊関数を包含する。
対数関数、逆三角関数
完全楕円積分
ガウスの超幾何関数はオイラー積分で表される[1][2]。
これは
として導かれる。
ガウスの超幾何関数のオイラー積分表示にを代入するとガウスの超幾何定理を得る[2][3]。
となる。更にを代入するとヴァンデルモンドの恒等式(英語版)を得る[4]。