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越宏一

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

越宏一(こし こういち、1942年4月8日- )は、日本の美術史学者、東京芸術大学名誉教授。

人物・来歴

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長野県生まれ。曽祖父は信越化学工業初代社長の越寿三郎。1965年東京藝術大学美術学部卒、65−72年ウィーン大学に留学、オットー・ペヒトに師事し博士号取得。東京芸大教授。91年フィリップ・フランツ・フォン・シーボルト賞受賞。2008年定年退官し名誉教授。ヨーロッパ中世美術が専門[1]。 2020年瑞宝中綬章受章[2]

著書

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  • 『插絵の芸術 古代末期写本画の世界へ』朝日新聞社,1989.2.
  • 『線描の芸術 西欧初期中世の写本を見る』東北大学出版会,2001.10.
  • 『ヨーロッパ中世美術講義』2001.11. 岩波書店・岩波セミナーブックス
  • 『西洋美術論考 古代末期・中世から近代へ』中央公論美術出版,2002.2.
  • 『風景画の出現 ヨーロッパ美術史講義』2004.10.岩波セミナーブックス
  • 『中世彫刻の世界 ヨーロッパ美術史講義』2009.6.岩波セミナーブックス
  • デューラーの芸術』2012.7.岩波セミナーブックス
  • ラヴェンナのモザイク芸術』中央公論美術出版, 2016.2
編著
  • 『ヨーロッパ中世美術論集 5 中世美術の諸相』編)竹林舎 2018.7

翻訳

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  • イルムガルト=フッター『西洋美術全史 4 初期キリスト教美術・ビザンティン美術』福部信敏共訳 グラフィック社, 1978.11
  • オットー・ペヒト『美術への洞察 美術史研究の実践のために』前川誠郎共訳 岩波書店,1982.12.

脚注

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  1. ^ 『デューラーの芸術』
  2. ^ 令和2年秋の叙勲 瑞宝中綬章受章者” (PDF). 内閣府. p. 8 (2020年11月). 2023年2月19日閲覧。