赤神諒
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(越智敏裕から転送)
赤神 諒 | |
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誕生 |
1972年 京都府 |
職業 | 小説家・弁護士・大学院教授 |
言語 | 日本語 |
国籍 | 日本 |
教育 |
LL.M.(カリフォルニア大学バークレー校・2001年) 博士(法学)(上智大学・2006年) |
最終学歴 | 上智大学大学院法学研究科博士後期課程単位取得退学 |
活動期間 | 2014年 - |
主な受賞歴 |
日経小説大賞(2017年) 大藪春彦賞(2023年) |
デビュー作 | 『大友二階崩れ』 |
ウィキポータル 文学 |
赤神 諒(あかがみ りょう、1972年 - )は、日本の小説家、法学者、弁護士。上智大学大学院法学研究科教授。日本学術会議会員。法学博士。本名は、越智敏裕[1]。法学者としての専門は環境法、行政法。
来歴
[編集]京都府生まれ。祖父は同志社女子大学学長を務めた英文学者の越智文雄。
同志社高等学校から同志社大学文学部英文科に進み、大学3年在学中の1992年に同年度試験の最年少合格者として旧司法試験に合格。
司法修習48期、東京弁護士会に登録。東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了。フルブライト奨学生として、カリフォルニア大学バークレー校ロースクールに留学した後に、上智大学大学院法学研究科博士後期課程(環境法専攻)単位取得退学。
2006年に「アメリカ環境訴訟における訴訟対象」で博士(法学)(上智大学)の学位を取得。
→「Category:博士(法学)取得者」を参照
専門は、環境法・行政法。日本弁護士連合会会長等を務めた小林元治弁護士は親友[2]。
2017年に『大友二階崩れ』(受賞時タイトル『義と愛と』)で、第9回日経小説大賞を受賞し作家デビュー[3]。2023年から日本学術会議会員[4]。
受賞・候補
[編集]- 2014年『猛き名をとどめん』で第21回松本清張賞候補
- 2017年『丹生島城の聖将』で第12回小説現代長編新人賞候補[5]
- 2017年『義と愛と』で第9回日経小説大賞受賞
- 2019年『醉象の流儀 朝倉盛衰記』で第8回日本歴史時代作家協会賞(作品賞)候補
- 2019年『酔象の流儀 朝倉盛衰記』で第25回中山義秀文学賞候補
- 2020年『空貝 村上水軍の神姫』で第9回日本歴史時代作家協会賞(作品賞)候補
- 2021年『計策師 甲駿相三国同盟異聞』で第23回大藪春彦賞候補
- 2022年『はぐれ鴉』で第12回本屋が選ぶ時代小説大賞候補
- 2023年『はぐれ鴉』で第25回大藪春彦賞受賞
- 2024年『佐渡絢爛』で第14回本屋が選ぶ時代小説大賞受賞
作品
[編集]- 『大友二階崩れ』(日本経済新聞出版社、2018年2月21日)ISBN 978-4532171469
- 『大友の聖将』(角川春樹事務所、2018年7月14日)ISBN 978-4758413268
- 『大友落月記』(日本経済新聞出版社、2018年9月12日)ISBN 978-4532171476(『大友二階崩れ』の続編)(講談社文庫、2021年5月)ISBN 978-4065230640
- 「表裏比興の者たち」(講談社、2018年10月18日)ISBN 978-4065135297(『決戦!設楽原』所収の短編、主人公は真田昌輝)
- 『神遊の城』(講談社、2018年12月14日)ISBN 978-4065140253(文庫書下ろし)
- 『酔象の流儀 朝倉盛衰記』(講談社、2018年12月18日)ISBN 978-4-06-514035-2(講談社文庫、2020年12月15日)ISBN 978-4065218754
- 『戦神』(角川春樹事務所、2019年4月16日)ISBN 978-4758413350
- 『妙麟』(光文社、2019年7月17日)ISBN 978-4334912963
- 『計策師 甲駿相三国同盟異聞』(朝日新聞出版、2019年10月7日)ISBN 978-4022516404
- 『空貝 村上水軍の神姫』(講談社、2020年1月29日)ISBN 978-4065183489(講談社文庫、2022年1月14日)
- 『北前船用心棒 赤穂ノ湊 犬侍見参』(小学館、2020年3月6日)ISBN 978-4094067491(文庫書下ろし)
- 『立花三将伝』(講談社、2020年4月29日)ISBN 9784065192740
- 『太陽の門』(日本経済新聞出版社、2021年5月19日)ISBN 978-4-532-17162-9
- 『仁王の本願』(KADOKAWA、2021年12月22日)ISBN 978-4-04-111341-7
- 「恋真珠」(講談社文庫、2022年2月15日)(アンソロジー『読んで旅する鎌倉時代』所収の短編。主人公は八重姫。)ISBN 978-4-06-526983-1
- 『はぐれ鴉』(集英社、2022年7月5日)ISBN 978-4-08-771802-7
- 『友よ』(KADOKAWA、2022年12月8日)ISBN 978-4-569-85360-4
- 「百声の砦」(『神遊の城』のサイドストーリー)(『読楽』徳間書店、2023年5月号)
- 『誾(ぎん)』(光文社、2023年9月)ISBN 978-4-334-10054-4
- 『火山に馳す:浅間大変秘抄』(KADOKAWA、2023年12月)ISBN 978-4-04-114432-9
- 『佐渡絢爛』(徳間書店、2024年3月)ISBN 978-4-19-865810-6
- 『碧血の碑』(小学館、2024年10月)ISBN 978-4-09-386737-5
連載
[編集]- 『梟の眼』(小説現代2020年9月号から2021年1月号)
- 『誾ーGIN―』(大分合同新聞にて連載)
- 『佐渡絢爛』(新潟日報にて連載中)
エッセイほか
[編集]- 「大友家・二階崩れの変◆父の殺害に、宗麟はどこまで関与していたのか」(歴史街道2018年9月号)
- 「恋愛未遂」(小説トリッパー 2018年冬号< 私のTRIP体験 >)
- 「○活」(小説すばる 2019年2月号)
- 「復讐を選んだ女武将」(小説宝石 2019年8月号)
- 「二刀流こぼれ話」(大分合同新聞2020年4月~)
脚注
[編集]- ^ 越智敏裕教授(筆名:赤神諒)第9回日経小説大賞受賞! 上智大学ソフィア会 2018年3月14日
- ^ かねての夢 小林元治 2018/10/12付日本経済新聞 朝刊
- ^ 大賞に赤神諒氏「義と愛と」 史実基に豊かな人物描写 日本経済新聞、同年12月25日更新。
- ^ 会員一覧(PDF形式:174KB)(令和5年10月1日時点版)日本学術会議
- ^ 第12回小説現代長編新人賞結果発表 2018年2月10日閲覧。
外部リンク
[編集]- 赤神諒 (@r_akagami) - X(旧Twitter)
- 赤神諒のほめブロ - Ameba Blog