コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

趙甲濟

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
趙 甲済
各種表記
ハングル 조 갑제
漢字 趙 甲濟
発音: チョ・ガプチェ
日本語読み: ちょう こうざい
ローマ字 Jo Gap-je
英語表記: Cho Gap-che
テンプレートを表示

趙 甲濟(チョ・ガプチェ、1945年10月24日 - )は、韓国ジャーナリスト政治評論家作家歴史家。元『月刊朝鮮』編集長。保守系政治団体国民行動本部朝鮮語版」の創設者の一人[1]本貫咸安趙氏[2]名前に使用される漢字「濟」が日本では旧字体として扱われるため、マスメディアの配信する日本語記事や日本で出版された著作物では姓名を「趙 甲済」と表記している[3][4]

略歴

[編集]

日本埼玉県生まれ。生後直ぐ韓国へ帰国し、釜山高等学校から釜山水産大学に進学するも兵役終了後に中退。1971年に国際新報(後の国際新聞)に入社して記者生活をスタート、1974年の重金属汚染追及報道などで韓国記者賞を7回受賞する。だが、朴正煕政権を批判して2度停職処分を受け、光州事件では、自ら取材しようとしたところを解雇に追い込まれている。その後、ソウルに移り、1983年に『月刊朝鮮』編集部入り。この時、朴正煕暗殺事件を取材したことを切っ掛けに、朴正煕を近代革命家として評価することになる。1991年に『月刊朝鮮』編集長となり2004年まで在任、その後はインターネットメディア「趙甲濟.com朝鮮語版」を足場に、言論活動を繰り広げている[1]朝鮮日報によると2019年5月時点で政治・社会・経済関連のYouTubeチャンネル116の中で同チャンネルは累計アクセス数1億319万回で5位に入る[5]

著作

[編集]
  • 『韓国を震撼させた十一日間』黄基 訳、JICC出版局、1987年12月。ISBN 4-88063-383-6 
  • 『韓国のニューリーダー』黄民基 訳、講談社〈講談社現代新書〉、1990年6月。ISBN 4-06-149009-5 
  • 『金賢姫は告白する 大韓機爆破五〇〇日後の胸の内 深層取材』池田菊敏 訳、徳間書店、1990年2月。ISBN 4-19-144111-6 
  • 『軍部! 語られざる韓国の暗部』黄民基 訳、JICC出版局、1990年7月。ISBN 4-88063-938-9 
  • 『国家安全企画部 韓国現代史の影の権力!』黄民基皇甫允 訳、JICC出版局、1990年12月。ISBN 4-7966-0030-2 
  • 『シャブ! 知られざる犯罪地下帝国の生態』黄民基 訳、JICC出版局、1991年3月。ISBN 4-7966-0096-5 
  • 朴正煕 韓国近代革命家の実像永守良孝 訳、亜紀書房、1991年10月。ISBN 978-4-7505-9119-3http://www.akishobo.com/book/detail.html?id=395&kw=%E6%9C%B4%E6%AD%A3%E7%85%95 
  • 金正日と金大中 野心と野望黄民基 訳、講談社〈講談社+α新書〉、2000年9月20日。ISBN 4-06-272039-6https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000201100 
  • 『「首領様の戦士」金大中の正体』金宣英 訳、洋泉社〈Yosensha paperbacks 16〉、2006年9月。ISBN 4-86248-062-4 
  • 『朴正煕、最後の一日 韓国の歴史を変えた銃声』裴淵弘 訳、草思社、2006年5月。ISBN 4-7942-1496-0 
  • 『李明博革命 保守主義が韓国を救う』李英 訳、作品社、2008年3月。ISBN 978-4-86182-186-8 
  • 『朝鮮総督府・封印された証言』姜昌萬 訳、洋泉社、2010年10月。ISBN 978-4-86248-614-1 

編著

[編集]

共著

[編集]

監修

[編集]

脚注

[編集]
  1. ^ a b 鈴置高史 (2013年9月12日). “米国も見透かす韓国の「卑日一人芝居」”. 「親中反日」は韓国でも危ぶまれ始めた. 日経ビジネスオンライン. 2013年9月12日閲覧。[リンク切れ]
  2. ^ 창립66주년 정기총회”. hamanjo.com. 함안조씨 부산화수회 (2015年6月15日). 2022年9月1日閲覧。
  3. ^ 趙甲済氏「大統領と国務総理が軍隊へ行かなかった国」”. 中央日報 (2009年9月11日). 2020年3月30日閲覧。
  4. ^ 趙甲済代表の教養講座 落胆している大人たちへ(上)”. 保守は教養人 偉人伝を読もう 悲観も自虐も拒否. 統一日報 (2018年1月1日). 2020年3月30日閲覧。
  5. ^ 熱川逸 (2019年8月23日). “韓国の既存メディアへ異論 百家争鳴、保守論客がユーチューブで活躍中(1/2)”. コリアワールドタイムズ. 2020年5月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年5月14日閲覧。

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]