軽井沢夫人
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『軽井沢夫人』(かるいざわふじん)は、宇能鴻一郎が嵯峨島昭名義で1979年に刊行した推理小説。光文社のカッパ・ノベルスより発売された。1982年には日活ロマンポルノの1作として映画化された。
書誌情報
[編集]- カッパ・ノベルス(1979年6月)
- 光文社文庫(1988年7月)ISBN 4334707742
映画
[編集]軽井沢夫人 | |
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監督 | 小沼勝 |
脚本 | いどあきお |
原作 | 嵯峨島昭 |
製作 |
大畑信政 岡田裕 八巻晶彦 |
音楽 | 林大輔 |
撮影 | 前田米造 |
編集 | 井上治 |
製作会社 |
にっかつ ニューセンチュリープロデューサーズ |
配給 | にっかつ |
公開 | 1982年8月6日 |
上映時間 | 93分 |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
配給収入 | 4.2億円[1] |
1982年に公開された小沼勝監督の日本映画。にっかつ創立70周年記念と銘打ち、にっかつロマンポルノの年1回特番「エロス大作」として上映された。
ストーリー
[編集]貧乏学生・紫藤純一(五代高之)は、軽井沢の金持ちが別荘で開くパーティーに給仕として雇われた。
その席上、紫藤は料理を引っ繰り返してしまい、主人・中川玄一郎(土屋嘉男)や料理長から大目玉を食らってしまう。
それを不憫に思った中川の妻・中川佳子(高田美和)は、1人紫藤に慰めの言葉を掛けた。後日、紫藤はカフェで偶然佳子夫人と再会した。そして、誘われるまま中川夫妻の息子の家庭教師として雇われるのだった。
そんな中、佳子夫人は次第に紫藤に心惹かれるようになってゆき、とうとう一線を越える日がやって来た。
それを契機に、紫藤と佳子夫人の運命は大きく変わってゆくのだった。
キャスト
[編集]- 中川佳子:高田美和
- 紫藤純一:五代高之
- 中川玄一郎:土屋嘉男
- 岡崎雅和:北見敏之
- 高倉亜矢:吉川由美
- 紺野:大辻鉄平
- 中川有一:伊藤将人
- 秋吉時子:梓ようこ
- マキ:雪江ゆき
- 松崎刑事部長:名川貞郎
- 頭取:入江正徳
- 接待役:織田俊彦
- キャプテン:遠山牛
- 山本武
- コック:小池雄介
- 相原巨典、斉藤英雄、稲川善一、大木史朗、桂由花、和泉喜和子、大川万裕子、益田愛子
- 酒島警視:江原真二郎(特別出演)
- 鮎川蓉子:根岸明美
スタッフ
[編集]- 監督:小沼勝
- 脚本:いどあきお
- 原作:嵯峨島昭
- 企画:大畑信政
- プロデューサー:岡田裕、八巻晶彦
- 撮影:前田米造
- 美術:渡辺平八郎
- 録音:伊藤晴康
- 照明:木村誠作
- 編集:井上治
- 選曲:林大輔
- 助監督:加藤文彦
- 色彩計測:福沢正典
- 現像:東洋現像所
- 製作担当者:香西靖仁
その他
[編集]- 本作以外に「軽井沢夫人」の表題を冠した映像作品として、Vシネマ『軽井沢夫人 官能の夜想曲』(1996年作品。にっかつビデオ制作、真梨邑ケイ主演)と、TBSテレビのTVドラマ『軽井沢夫人』(2002年作品。近藤照男プロダクション制作、坂口良子主演)がある。共に本作とは全く別内容の作品である。[2]