動物検疫所
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(農林水産省動物検疫所から転送)
動物検疫所 どうぶつけんえきじょ Animal Quarantine Service | |
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横浜本所、正門 | |
役職 | |
所長 | 伊藤和夫 |
組織 | |
上部組織 | 農林水産省 |
内部部局 |
総務部 企画管理部 検疫部 精密検査部 |
地方機関 |
北海道・東北支所 成田支所 羽田空港支所 中部空港支所 関西空港支所 神戸支所 門司支所 沖縄支所 |
概要 | |
所在地 |
〒235-0008 神奈川県横浜市磯子区原町11-1 北緯35度24分52秒 東経139度37分40秒 / 北緯35.41444度 東経139.62778度 |
年間予算 | 41億4,374万9千円[1](2020年度) |
ウェブサイト | |
動物検疫所 |
動物検疫所(どうぶつけんえきじょ英語: Animal Quarantine Service)は、農林水産省の施設等機関の一つ。輸出入動物の検査を行い、海外からの伝染性疾病の侵入を防止することを主な業務とし、畜産業の振興と公衆衛生の向上を目的としている。
概要
[編集]- 家畜伝染病予防法、狂犬病予防法及び感染症法に基づき牛、豚、羊、馬、山羊、兎、蜜蜂、鶏等の鳥類などの動物、及びそれらから作られる畜産物を対象とし、家畜防疫官による検疫業務を行う[2]。家畜の伝染疾病病の発生を予防し、その蔓延を防ぐことにより畜産業を振興していくことを目的としている。畜産業の振興に加えて狂犬病予防法に基づき、公衆衛生を向上させていくことも目的としている。また2002年に厚生労働省と共管となる感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律が制定されたことに伴い、サルの検疫がはじめられた。
- 検疫対象は、輸出入動物(馬、偶蹄類の動物、鶏・鴨などの鳥類、犬、兎、蜜蜂他)及びこれらの臓器・卵・畜産物、悪性家畜伝染病発生地域から輸入される飼料用干し草・藁、その他病原体に汚染されているおそれのあるもの。輸出相手国の求めに応じて「輸出検疫」も行う。
- 本所は横浜市磯子区。神戸港、門司港、那覇港、成田国際空港、東京国際空港、中部国際空港、関西国際空港の支所の他、全国の主要港湾・空港に出張所・分室を設けている。
沿革
[編集]- 1947年(昭和22年)- 農林省の所管で動植物検疫所が設立される。
- 1951年(昭和26年)- 家畜伝染病予防法が制定され輸出入検疫について規定される。
- 1952年(昭和27年)- 植物検疫業務と分離して、動物検疫所として発足。
- 1998年(平成10年)- 感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律が制定され、サルの検疫制度が発足。
組織
[編集]- 本所(横浜本所)
- 総務部
- 庶務課
- 会計課
- 企画管理部
- 調査課
- 危機管理課
- 企画調整課
- 検疫部
- 精密検査部
出先機関
[編集]- 本所直轄
- 北海道・東北支所 (新千歳空港)
- 成田支所(成田国際空港)
- 羽田空港支所(東京国際空港)
- 中部空港支所(中部国際空港)
- 関西空港支所(関西国際空港)
- 神戸支所(神戸港)
- 門司支所
- 沖縄支所(那覇港)
脚注
[編集]- ^ 令和2年度一般会計予算 (PDF) 財務省
- ^ 動物検疫所 動物検疫とは