辻一徳
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人物情報 | |
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生誕 |
1968年1月1日(56歳) 日本、大阪府泉南郡阪南町 |
出身校 |
九州大学農学部 東京大学大学院薬学系研究科 |
学問 | |
研究機関 | 分子機能研究所 |
学位 | 薬学博士 |
タンパク二次構造予測とタンパク質構造予測法に基づく国産初のホモロジーモデリング・生体高分子モデリング・リガンド結合部位予測・ドッキングシミュレーション・バーチャルスクリーニングからなる構造ベース創薬システムの開発者[1][2][3]。生体高分子相互作用部位・リガンド結合部位・構造ベースファーマコフォア予測法 (PIEFII) を開発[4]。全系量子化学計算による受容体サブタイプ選択性などの医薬品設計技術を開発[5][6]。新型コロナウイルス感染症 (2019年)治療薬開発では世界初の大規模インシリコスクリーニングを実施し、Wiley社から2020年のTop Downloaded Article証明書が授与されている[7]。
略歴
[編集]学歴
- 1992年3月 九州大学大学院農学研究科農芸化学専攻修士課程修了
- 1997年5月 東京大学大学院薬学系研究科博士取得見込退学
- 1998年3月 東京大学博士(薬学)学位取得
職歴
- 1997年6月 東京大学大学院薬学系研究科・薬学部教務補佐員
- 1998年4月 東京大学大学院薬学系研究科・薬学部博士研究員
- 1998年4月 東京大学分子細胞生物学研究所研究員
- 2003年7月 分子機能研究所代表
- 2007年6月 千葉大学招聘研究員(兼任)
- 2017年4月 東京医科歯科大学非常勤講師(兼任)
- 2021年10月 横浜国立大学非常勤教員(兼任)
脚注
[編集]- ^ 辻一徳 (2007). “構造ベース創薬支援システム、HMHCおよび DSHCの開発”. Molecular Science 1: NP004.
- ^ “創薬支援ソフトを独自開発、再現性高い論理的モデリングが可能”. 化学工業日報: pp. 9面. (2005年10月31日)
- ^ “受容体相互作用部位を自動探索:SBDD統合システム開発、標的たん白質と医薬分子、論理的ドッキング解析”. 化学工業日報: pp. 9面. (2006年5月30日)
- ^ 辻一徳. 生体高分子における相互作用部位の予測方法. JP2007-299125, 2006.
- ^ “たん白質量子化学計算ONIOM法、完全GUI化を実現”. 化学工業日報: pp. 8面. (2006年1月5日)
- ^ Motonori Tsuji (2022). “Virtual Screening and Quantum Chemistry Analysis for SARS-CoV-2 RNA-Dependent RNA Polymerase Using the ChEMBL Database: Reproduction of the Remdesivir-RTP and Favipiravir-RTP Binding Modes Obtained from Cryo-EM Experiments with High Binding Affinity”. International Journal of Molecular Sciences 23 (19): 11009. doi:10.3390/ijms231911009.
- ^ Motonori Tsuji (2020). “Potential Anti-SARS-CoV-2 Drug Candidates Identified through Virtual Screening of the ChEMBL Database for Compounds That Target the Main Coronavirus Protease”. FEBS Open Bio 10 (6): 995-1004. doi:10.1002/2211-5463.12875.