コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

速水熊太郎

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

速水 熊太郎(はやみ くまたろう、1865年6月1日(慶応元年5月8日[1])- 1904年明治37年)10月20日[2][3][4])は、明治期の銀行家政治家衆議院議員

経歴

[編集]

紀伊国牟婁郡引本浦(三重県[2]北牟婁郡引本浦、引本村[5]引本町[3][4]大字引本浦[1]海山町を経て現紀北町)で、質屋[6]の家に生まれる。普通学を修めた[2]

戸長、引本浦区会議員、引本町会議員、北牟婁郡参事会員、三重県会議員を務めた[2][3][4]。実業界では、紀北商業銀行頭取、三重県農工銀行監査役に在任した[2][3][4][6]

1903年(明治36年)3月、第8回衆議院議員総選挙(三重県郡部、無所属)で初当選し[7]、1904年(明治37年)3月の第9回総選挙(三重県郡部、無所属)でも再選され[7]、衆議院議員に連続2期在任[2][3]。議員在任中の1904年10月に死去した[8]

脚注

[編集]
  1. ^ a b 衆議院『衆議院議員名簿』〈第十八回帝国議会衆議院公報第1号附録〉、1903年、11頁。
  2. ^ a b c d e f 『議会制度百年史 - 衆議院議員名鑑』516頁。
  3. ^ a b c d e 『日本政治史に残る三重県選出国会議員』64頁。
  4. ^ a b c d 『総選挙衆議院議員略歴 第1回乃至第20回』365頁。
  5. ^ 『三重評論』第3号、5頁。
  6. ^ a b 『三重評論』第3号、9頁。
  7. ^ a b 『衆議院議員総選挙一覧 自第7回至第13回』14頁。
  8. ^ 『官報』第6396号、明治37年10月24日。

参考文献

[編集]
  • 衆議院事務局編『衆議院議員総選挙一覧 自第7回至第13回』衆議院事務局、1918年。
  • 『総選挙衆議院議員略歴 第1回乃至第20回』衆議院事務局、1940年。
  • 廣新二『日本政治史に残る三重県選出国会議員』廣新二、1985年。
  • 衆議院・参議院『議会制度百年史 - 衆議院議員名鑑』大蔵省印刷局、1990年。
  • 『三重評論』第3号、三重評論社、1904年1月。