漫画サンデー
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(週刊漫画サンデーから転送)
『漫画サンデー』(まんがサンデー)は、実業之日本社が発行していた漫画雑誌である。第1・第3火曜日発売。1959年8月11日発売の8月25日号をもって創刊した。雑誌コード:20831。版型:B5判。定価:350円。創刊編集長は峯島正行。略称「漫サン」(まんさん)。単行本化したものにも全て「マンサンコミックス」の銘が入っている。
長らく週刊誌として『週刊漫画サンデー』の名称で刊行されており、2012年6月5日に発売したNo.23より隔週刊となり、誌名から「週刊」が外された[1]。
2013年2月19日発売の3月5日号、No.5(通巻2795号)をもって休刊した[2]。
かつてはナンセンス漫画(大人漫画)・小説・読み物を中心とした内容で、休刊前にはストーリー漫画・お色気4コマ漫画・コラムが中心となっていた。1970年代には、つげ義春に作品の発表の場を多く与えた。
派生誌として『漫画サンデーフォアマン』(月2回刊)が発行されていた。
休刊当時連載されていた作品
[編集]五十音順。※は週刊誌時代からの連載
- 援護部長ウラマサ(渡辺獏人)※
- カナデのソラ(原作:狩野シロ、作画:紅林直、シナリオスーパーバイザー:吉田玲子)
- 吉祥寺★パラダイス(大谷じろう)
- 女王の穴(クイーンズ・ホール)(山口譲司)
- しすとも(稲光伸二)
- シバのヨル(松枝尚嗣)
- シンクロ(坂辺周一)
- 蒼太の包丁(原作:末田雄一郎、作画:本庄敬)※
- チャリング【自転車女子物語】(やまさき拓味)※
- トリガー(原作:板倉俊之、作画:武村勇治)※
- 放課後の拳銃(原作:香川まさひと、作画:木村直巳)※
- ほな、また明日!(東元)
- 本日は休診(石川サブロウ、シリーズ連載)
- ほんのり猫味(いわみちさくら)※
- 湯けむりスナイパー(原作:ひじかた憂峰、作画:松森正)※(シリーズ連載)
- をのころん(原作:ルノアール兄弟、作画:高本ヨネコ)
過去の掲載作品
[編集]あ行
[編集]- 愛と復讐の挽歌(倉科遼)
- アギャキャーマン(谷岡ヤスジ)
- アトミックのおぼん(杉浦幸雄)
- あんたが悪いっ(いがらしみきお)
- イオナちゃん(宍倉ユキオ)
- イケガヤ・アフィオセミオン・ルーム(内田春菊)
- 石松ちゃん(平ひさし)
- 一輝まんだら(手塚治虫)
- 一杯いきますか!!(石原まこちん)
- 上を下へのジレッタ(手塚治虫)
- 艶恋師(原作:倉科遼、作画:みね武)
- 海猫亭へようこそ(原作:剣名舞 作画:村尾忠義)
- SFもどき(辰巳ヨシヒロ)
- エスパイ(小松左京)※小説作品
- 江戸バルザック(かわすみひろし)
- エナジィ(やまあき道屯)
- おいらん姐さん(鈴木あつむ)
- おいしいパンを召しあがれ!(作画:田中つかさ、原案:大和田聡子)
- お酒の神様に乾杯!!(高倉あつこ)
- Oh☆ジャリーズ!!(秋竜山)
- お天気ガール(原作:半井小絵、作画:田中つかさ)
- オバー自慢の爆弾鍋(原作:天願大介・高津祥一郎、作画:こせきこうじ、原案:BEGIN)
- 面影の女(ひと)(杉浦幸雄)
か行
[編集]- 賭けゴロ(原作:津流木詞朗 作画:地引かずや)
- 賭ゴロの鉄(原作:梶川良 作画:政岡としや)
- かさねの道(タオ)(原作:かわさき健、作画:今谷鉄柱)
- 歌舞伎町弁護人 凛花(原作:松田康志、作画:花小路ゆみ)
- 監禁探偵(原作:我孫子武丸、作画:西崎泰正)
- 監察医 朝顔(原作:香川まさひと、作画:木村直巳、監修:佐藤喜宣)
- かっぱ十七(清水崑)
- カンバラコント(神原則夫)
- 感涙食堂(吉開寛二)
- キザッペ(鈴木義司)
- 君たちに明日はない(原作:垣根涼介、作画:笠原倫)
- ギャートルズ(園山俊二、テレビアニメ「はじめ人間ギャートルズ」の原作の前作)
- ギャンブル王(原作:バーミー双六 作画:マーチン角屋)
- 究極兵器 将太郎(原作:北芝健、作画:片山誠)
- 女王の穴~クイーンズ・ホール~(山口譲司)
- 黒猫とピストル(原作:赤川次郎 作画:渡辺さだお)
- 劇画ヒットラー(水木しげる)
- ゲゲゲの鬼太郎挑戦シリーズ(水木しげる)
- ゲゲゲの鬼太郎(水木しげる、1997年に鬼太郎霊団の第2話を前後編に分けて掲載)
- ケンカ駆け込み寺 用心坊(原作:今野敏、作画:土山しげる)
- 剛球少女(原作:田中誠一、作画:千葉きよかず)
- 極道兵器(石川賢、『コミックジャックポット』(リイド社)より転籍)
- コケカキイキイ(水木しげる)
- コスプレ探偵(原案:倉科遼、作画:宮崎摩耶)
- この腕売ります(鳴島生)
- これで家族(原作:西ゆうじ、作画:杉江雅巳)
- 婚プレックス♥ジャーニー(斉藤いくみ)
さ行
[編集]- 最果てのサイクロプス(鈴木マサカズ)
- 裁判員の女神(原作:毛利甚八、作画:かわすみひろし、原案:井垣康弘)
- 百日紅(杉浦日向子)
- 地獄の軍団(辰巳ヨシヒロ)
- 静かなるドン(新田たつお)
- シャケ(原作:津流木詞朗 作画:土山しげる)
- ショージ君(東海林さだお)
- 商社マンは今日も踊る(小田ビンチ)
- 庶民御宿(つげ義春)
- 真実の男 大安吉日真太郎(福本伸行)
- 新まるごし刑事(原作:北芝健 作画:小林政王)
- 刃蕾-JINRAI-(一智和智)
- 吸いたいもん(沼よしのぶ)
- ストロベリーナイト(原作:誉田哲也、作画:堀口純男)
- セツ(木葉功一)
た行
[編集]- 退屈な部屋(つげ義春)
- 体験妻(村山一夫)
- 卓上みだれ日記(白木卓)
- 武田みけん星(司敬)
- ちゅうじょ 中京女子大レスリング部物語(作画:中祥人、原作協力:星井博文)
- 天才バカボンのおやじ(赤塚不二夫・古谷三敏)
- 独眼左近(村野守美)
- とせい 〜任侠書房〜(原作:今野敏、作画:渡辺保裕)※小説作品
- 突撃としこ(原としこ)
- Dreams 〜ショーガールの夢〜(原作:倉科遼、作画:東克美)
な行
[編集]- 流れ板竜二(原作:牛次郎 作画:笠太郎)
- 流れ星五十三次(石森章太郎)
- なんちゃって駅弁(原作:守靖ヒロヤ、作画:上農ヒロ昭)
- 女犯坊(原作:坂本六有、作画:ふくしま政美)
- 人間ども集まれ!(手塚治虫)
- 狙われた病室(原作:我孫子武丸、作画:西崎泰正)
は行
[編集]- 歯かけの恋(うた)(原作:かわさき健、作画:ふんわり)
- 噺屋の女房(森本サンゴ)
- 波瀾万城(やまだ浩一)
- 百馬鹿(横山隆一)
- ヒートアイランド(原作:垣根涼介、作画:鬼窪浩久)
- ひみこーッ(黒鉄ヒロシ)
- ひょうきんチャンネル(高橋春男)
- 憑鬼の剣(原作:かわさき健、作画:井上紀良)
- ふたりのり(高田靖彦)
- 無頼の剣(原作:吉川英治 構成:扇澤延男 作画:宮代忠童)
- 不倫白書(原作:倉科遼、作画:東克美)
- ペーター・キュルテンの記録(手塚治虫)
- Very坊主(ベリー・ボンズ)!(原作:桜小路むつみ、作画:市川智茂)
- ベンベン物語(加藤芳郎)
- ぼくんちはBar(千葉きよかず)
- ホロ酔い酒房(原案:野上ヒロノブ、画:長尾朋寿)
- ポンコツおやじ(富永一朗)
- 番外社員(藤子不二雄Ⓐ)
- 日影眩の仰天アングル(イラストレーション:日影眩)
ま行
[編集]- 麻雀昭和怨歌(原作:小島武夫 作画:芳谷圭児)
- 毎日がゴルフデー(原作:三木孝祐 作画:村祭まこと)
- マッチョ★マックス(木村知夫)
- またまたなんちゃって駅弁(原作:守靖ヒロヤ、作画:上農ヒロ昭)
- まるごし刑事(原作:北芝健、作画:渡辺みちお)
- まんがの花道(原作:桜小路むつみ、作画:金井たつお)
- まんだら屋の良太(畑中純)
- まんぷくB級グルメ旅(シーシー&ヨコイさん)
- Mr.ジレンマン(笠太郎)
- みんなのバス(原作:西ゆうじ、作画:引野真二)
- 女神たちの二重奏(花小路ゆみ)
- 毛沢東伝(藤子不二雄Ⓐ)
- MoMoKo(愛川哲也)
や行
[編集]- 夜が掴む(つげ義春)
- やさぐれ雀士(原作:野村敏雄、作画:北野英明)
- 野望球団(原作:牛次郎 作画:影丸譲也)
- 野望の伝説(原作:原麻紀夫、作画:那須輝一郎)
- 山棟蛇(手塚治虫)
- 闇貸師(原作:向谷匡史、画:神田たけ志)
ら行
[編集]わ行
[編集]映像化
[編集]アニメ化
[編集]作品 | 放送年 | アニメーション制作 | 備考 |
---|---|---|---|
笑ゥせぇるすまん (黒ィせぇるすまん) |
1989年[注 1] | シンエイ動画 | |
2017年 |
作品 | 発売年 | アニメーション制作 | 備考 |
---|---|---|---|
まんだら屋の良太 | 1989年 | — | |
静かなるドン | 1991年 | 東京ムービー新社 |
- コミックスの出版社を移籍して劇場アニメ化された作品だと『百日紅』もある。
ドラマ化
[編集]作品 | 放送年 | 制作 | 備考 |
---|---|---|---|
アトミックのおぼん | 1964年 | 日本テレビ | |
まんだら屋の良太 | 1986年 | NHK大阪放送局 | |
静かなるドン | 1994年 - 1995年 | 光和インターナショナル 日本テレビ |
|
1995年(SP1) | |||
1996年(SP2) | |||
流れ板竜二(ドラマ) | 1997年 | テレビ朝日、東映 | |
これで家族 | 1997年 - 1998年 | 中部日本放送 | |
退屈な部屋 | 1998年 | プラネットエンターテイメント | |
笑ゥせぇるすまん | 1999年 | テレビ朝日、CUC | [注 1] |
一杯いきますか!! | 2008年 | — | |
湯けむりスナイパー | 2009年(連続) | オフィスクレッシェンド テレビ東京 |
|
2010年(SP1) | |||
2012年(SP2) | |||
歌舞伎町弁護人 凛花 | 2019年 | BSテレ東、トップシーン |
作品 | 公開年 | 配給 | 備考 |
---|---|---|---|
まんだら屋の良太 | 1986年 | ニューセレクト | |
流れ板竜二(映画) | 1997年 | 東映 | |
静かなるドン | 2000年(第1作) | ケイエスエス | [注 2] |
2009年(第2作・第3作) | クロックワークス | [注 3] | |
2023年(第4作・第5作) | ティ・ジョイ | [注 3] | |
2024年(第6作・第7作) | |||
艶恋師 | 2007年(第1作) | ティーエムシー | |
2008年(第2作・第3作) | |||
龍帝 -DRAGON EMPEROR- | 2016年 | 龍帝プロジェクト |
作品 | 発売年 | 制作 | 備考 |
---|---|---|---|
静かなるドン | 1991年 - 1996年(第1作 - 第10作) 2000年 - 2001年(第17作 - 第18作) |
— | [注 4] |
1997年 - 1998年(第11作 - 第16作) | — | [注 3][注 5] | |
2011年(第19作・第20作) | — | [注 3] | |
まるごし刑事 | 1993年(第1作) | — | |
2009年(第2作・第3作) | キングオブキングス | [注 3] |
- 本誌移籍前に実写映画化された作品だと『アトミックのおぼん』もある。
- 本誌で休刊まで連載した後、電子書籍で独自に発表した末にテレビドラマ化となった作品に『監察医 朝顔』もある。
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ a b 『ギミア・ぶれいく』内でコーナードラマとして放送されたが、1990年から1992年にかけての放送中にコミックスの出版社と掲載誌を移籍しているため、その期間は除く。ただし、1996年より本誌に戻って「帰ッテキタせぇるすまん」「踊ルせぇるすまん」として再びシリーズとして連載しているので以降の展開は記載する。
- ^ オリジナルビデオ第10作目からの続編。
- ^ a b c d e キャストを変更したリニューアル版。
- ^ 第1作から第10作のあと、第11作から第16作まで一旦リニューアル版の製作という間をおいて、(映画版の第1作(2000年)と)第17作から第18作まで同じ作品世界の続編となる。
- ^ 映画版の第2作(2009年)の続編。
出典
[編集]- ^ “漫画サンデー新装刊、新作6本&わたせせいぞう読み切り”. コミックナタリー. (2012年6月5日) 2012年6月15日閲覧。
- ^ 漫画サンデー:54年の歴史に幕 「湯けむりスナイパー」など完結(2013年5月1日時点のアーカイブ) - 毎日新聞2013年2月19日
外部リンク
[編集]- 公式サイト - 実業之日本社 - ウェイバックマシン(2013年11月3日アーカイブ分)